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2016年度ゼミ情報2016-seminar

小林先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:発達小児科学、障害児医学

医療と教育の連携を通じた、発達障害、知的障害の子どもに対する予防的な心の健康支援を研究と実践の大きなテーマにしています。特に、自閉症スペクトラム障害の子どもが所属感を持てるコミュニティ作り、情緒障害通級指導教室と療育センターの連携、知的障害特別支援学校における精神保健、発達障害医療と特別支援教育の連携などに関心を持っています。また、慢性疾患の子どもの療養環境と心の発達にも注目しています。ゼミでは、こうした分野を中心に活動テーマを設定し、研究と実践にチャレンジします。

条件となる履修科目の有無

○3、4年時に履修しなければならない科目
「障害児基礎実習A・B」、「病弱の心理・生理・病理」、「肢体不自由の生理と病理」を履修すること。「障害児実習A・B」、を履修することが望ましい。

先生から一言

人は誰しも、誰かとつながり、何かしらのコミュニティに所属して暮らしています。しかし、自閉症スペクトラム障害の子どもは、他者とつながることやどこかに所属することに失敗しがちで、心の健康問題を生じやすいことが知られています。彼らが活き活きと健康に暮らし、成長するためにはどのような支援が必要なのでしょうか?ゼミでの学習を通じて、知的障害、発達障害の子どもの心の健康をめぐり、医療と教育の接点で活躍する人材が育つことを願っています。

※2015年度は特別研究のため、ゼミ1、ゼミ2ともに非常勤講師により開講します。

ゼミ生へインタビュー

◆学生から見た先生のイメージ(イメージというより、こんな先生です!)

・わからないことがあれば細かく丁寧に教えてくれる
・一つ一つ真摯に対応してくれる素敵な先生
・お酒が入るとより親しみやすくなる
・行事を全力で楽しんでくれるお父さんみたいな先生
・遊んでいるときは可愛らしい
・オロナミンⅭが好き

◆ゼミの男女比

3年生 女4人 男2人
4年生 女3人
院生  女2人
計11人

◆卒業後の希望進路

・特別支援学校教員
・小学校教員
・大学院進学(臨床発達心理士)
        等

◆進路実績

・特別支援学校教員
・小学校教員
・公務員(福祉職等)
・大学院
・療育センター職員
・一般企業
        等

◆研究や活動内容(実習の有無等)

「特別支援臨床基礎実習A・B」履修すること
○3年
春学期は、発達障害等(ASD、ADHD、薬物療法、スクリーニング等)について各自で関心のあることを調べ互いに発表した。
療育センターへの見学、ボランティア等も行った。
ゼミ合宿では秋学期の活動方針を検討し、その結果「小学校教員を目指す人に向けた障害のある子に関するハンドブック」(仮称)を作成することに決めた。
○4年
研究内容
「小学校通常学級の担任による交流及び共同学習の意識に関する研究」
「一般市民の障害者への態度に関する地域差の影響についての一考察」
「青年期における発達障害とインターネット依存」

◆ゼミ生から一言

○このゼミを選んだ理由
元々、障害系のゼミを希望していましたが、子どもの支援を授業や日々で考える中で障害児医学の方向から支援を考えたい探求したいと思ったからです。

○実際に入ってみての感想
・勉強するときはする!遊ぶときは遊ぶ!とメリハリがしっかりしていて充実している。
・先生の新たな一面が見られた。
・先生が教育の目線だけでなく医者としての目線からアドバイスをくださるのでとても勉強になっている。
・小学校、特別支援学校、病院、療育等様々な角度から子どもの実態を知り、
考えることができる。

○ゼミの自慢
先生もゼミ生もいい人ばかりで、縦のつながりが強く先輩後輩もとても仲良しなのが自慢です!更に、長くあるゼミが故、現役のゼミ生だけでなくOBOGの先輩方ともゼミ合宿などで交流することができ、様々なお話を聞くことができます。

○ゼミ合宿の様子