ホーム学生部会(SC)活動 第8回:「院進学ってなんだろう」 (2012年12月18日・20日)

第8回:「院進学ってなんだろう」 (2012年12月18日・20日)

開催日:2012年12月18日(火)

「12月18(火)、20日(木)の2日間にわたり、第8回白金心理学会キャリア支援シリーズ「院進学ってなんだろう」が開催されました。本年度も横浜校舎での開催し、本学専攻科、臨床心理コース、発達心理コースの大学院生より、お話を伺うことができました。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

開催日:2012年12月18日(火)

講演者:山仲彩代さん
    明治学院大学大学院心理学研究科心理学専攻 博士前期過程臨床心理学コース

戸塚校舎1021教室にて、キャリア支援イベント「院進学イベント~院進学ってなんだろう~」が行われました。

立教大学現代心理学部心理学科を卒業後、本学専攻科に入学された山仲彩代さんが院進学についてお話をしてくださいました。

院進学のメリット、院進学までの準備や実際のスケジュール、志望校の決め方、などについてパワーポイントを使用しながら分かりやすく教えてくださいました。
具体的には、「院に進学することを決めてから、常に頭の片隅で進学後に何をしたいのか考えておくといい」というアドバイスや、「修士論文は必須のため、論文を書きたくないという考えは甘い」という現実的なアドバイスまで、たくさんの院進学へのアドバイスやヒントを頂くことが出来ました。

私は、「今から出来ることは大学生活を充実させること。」という言葉がとても印象強かったです。今から出来ることがあるということに気づかされる良い機会になりました。山仲さんのお話は、院進学に興味はあるけれど何から始めればいいのか分からなく不安に思っているひとにとって大きな支えになったお話だったと思います。

山仲さん、今回はお忙しいなか貴重なお話を本当に有り難うございました。

(白金心理学会在学生部会SC 2年 齋藤 咲)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

開催日:2012年12月20日(木)前半

講演者:村上武さん
    明治学院大学大学院心理学研究科心理学専攻 博士課程前期臨床心理学コース1年

講演者:村上 武さん

村上 武さん

講演会風景

講演会風景

村上さんは、立命館大学経済学部卒業後、IT会社に3年3カ月就職後、明治学院大学大学院心理学専攻 博士課程前期臨床心理学コースにご入学されました。

村上さんが院進学を目指した理由は、資格を取得し心理職に就きたかったことがきっかけだそうです。そんな村上さん自身の経験を基に受験勉強や院の様子などをお話して頂きました。

[院試・受験勉強について]

院進学において大切なことは情報収集だというアドバイスをいただきました。特に村上さんは、大学も学部も違うということで、ご自身で、インターネットや大学院説明会、予備校などで、情報収集を行われたということを伺いました。どこの大学院に進学するか、各大学院の特徴は何かということを把握する必要があるということを教えてくださいました。その方法の1つとして、「研究室訪問」が大切だとおっしゃっていました。実際に進学したい大学院の研究室を訪れ、教授の人柄や研究室の雰囲気、環境を見ることは大切であるとおっしゃっていました。

勉強については、今からできることとして、心理学特融の英単語を覚えるというアドバイスをいただきました。明治学院の大学院入試では英語の辞書の持ち込み可ということですが、英単語を覚えておくということは、英語の論文を読むうえで大切だとおっしゃっていたので、今から少しずつ心理英単語を勉強していこうと思いました。

[大学院の生活]

大学院の授業形態は、学部の授業のような受け身の授業は無く、発表、ディスカッション、ロールプレイなど、積極的に参加する授業がほとんどだとおっしゃっていました。
また、院の授業では、課題がたくさん出され、その課題に追われる忙しい毎日だとおっしゃっていました。

前期は、授業が毎日のようにあるため、バイトなども行えなかったそうですが、後期になると、授業のコマ数が減るので、バイトやボランティアなどに時間を使っているというお話をお聞きしました。また、後期になると実習も始まるそうです。村上さんは、精神科病院で実習を行っているとおっしゃっていました。大学院での生活は毎日が忙しいとおっしゃっていましたが、充実しているという印象を受けました。

村上さんのお話を聞いて、今まで気になっていた院進学のこと、勉強の方法、他大学の大学院を受験するということを聞けてとてもよかったです。私も院進学を考えているので、今回の公演会で聞いたお話を忘れずに、今からできることをしていきたいなと思いました。

最後になりましたが、村上さんお忙しい中貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。

(白金心理学会在学部生部会 SC2年 鳥羽 美衣)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

開催日:2012年12月20日(木) 後半

講演者:須藤竜之介さん
    明治学院大学大学院心理学研究科心理学専攻 博士前期課程教育・発達コース1年

 

須藤さんの講演では、大学院生の生活や大学院進学に向けてやっておいた方がいいこと、勉強のコツについてユーモアたっぷりに話していただきました。

講演者:須藤 竜之介さん

須藤 竜之介さん

講演の様子

講演の様子

[大学院生の生活]

大学院の授業はプレゼンやディスカッションが多くなり、教授が学生に講義する形式の授業はほとんどないそうです。また、毎回の授業で課題が出るので課題に追われる日々で、大学院生の一年目は課題をこなすのに精一杯でアルバイトもできず、お金に余裕がないとも教えていただきました。

勉強については、今からできることとして、心理学特融の英単語を覚えるというアドバイスをいただきました。明治学院の大学院入試では英語の辞書の持ち込み可ということですが、英単語を覚えておくということは、英語の論文を読むうえで大切だとおっしゃっていたので、今から少しずつ心理英単語を勉強していこうと思いました。

[外部の大学院に入る場合にやっておいた方が良いこと]

外部の大学院に入ろうと思っているときは、その大学院の教授に自分の存在をアピールすることが重要だと教えていただきました。教授に顔を覚えてもらうために研究室を訪問することは欠かせないそうです。また、大学院の設備チェックや、研究室の雰囲気を味わうためにも研究室の訪問は重要だということでした。

[勉強のコツ]

勉強のコツは、友人と勉強会でひらくこと(特に他分野のゼミの友人と)、用語は他分野の知識をからめながら覚えること、英語には毎日ふれることだそうです。また、読んだ論文や本を自分なりにまとめてみることも効果的だと教えていただきました。

また、試験対策として、教授や過去問について調べておくといいそうです。試験には教授の専門分野がでることが多いので、的を絞って勉強できるとのことでした。

[講演を聞いて]

大学院に入るためにどのようなことをしたらいいのか、どのような勉強法がいいかを具体的に教えていただき、今まで漠然と大学院に進学したいと思っていた学生も、大学院進学に対しての具体的なイメージを持てたと思います。
須藤さんの講演は、所々に笑いが折り込まれていて、リラックスしながら真剣に聴ける素晴らしい講演でした。
須藤さん、お忙しい中貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。

(白金心理学会在学生部会SC 2年 岡本 卓真)