白金心理学会第6回大会報告
2013年6月9日(日)、白金心理学会第6回大会が、例年通り白金校舎2号館2301教室にて開催されました。
はじめに、白金心理学会会長、金子健先生の挨拶を頂き、大会の開始となりました。
金子学長挨拶
総会では2012年度の事業報告ならびに決算報告、会計監査報告がなされました。2013年度の事業計画及び予算案も提案され、ともに承認されました。
総会 司会:中井先生 決算報告:長谷川先生
総会後、2012年度研究奨励費獲得者による研究成果報告が行われました。
発表者は以下の方々です。
・「好きと嫌いの判断と視線の関係」 心理学科4年 櫻田みのりさん 他16名
・「恋愛行動と季節の関係性」 心理学科4年 永冨まどかさん 他1名
・「領域や理論を越えた臨床心理士の卒後研修の事例分析」 大学院前期課程 狩俣華子さん 他2名
次に、2013年度研究奨励費獲得者によるプレゼンテーションが行われました。
今年度研究奨励費獲得者は以下の方々です。
・「Webデザインにおける利用者の注意と行動」心理学科3年 田村豪さん 他16名
・「『かわいい』がポジティブ表現として機能する要因」心理学科3年 村松佳美さん 他6名
・「出生順位が性格に与える影響」大学院前期課程 室井猛さん 他4名
同じゼミの学生が応援にかけつけていました。同年代の人が研究に取り組んでいる姿に刺激を受けた、来年の発表も楽しみとのアンケートよりお声を頂いています。
研究奨励費獲得者による発表の様子
次に博士課程修了者による講演が行われました。
「恋人への暴力生起に関わる認知要因:デートバイオレンス加害モデルに基づく検討」榊原佐和子さん
「エイズ相談促進における健康信念モデルに基づいた検討」飯田敏晴さん
講演者:榊原佐和子さん 紹介者:山崎教授
飯田敏晴さんの講演の様子
博士課程修了者の講演は聞きやすく、わかりやすかった、これからの社会においても課題となるテーマで大変興味深かったとのお声を頂いております。
博士課程修了者講演のあとは、昨年度より開始したティーブレイクタイムです。
飲み物とお菓子を片手に、談笑
休憩のあとは、今年度のメイン企画、様々な子育て支援を行われている大日向雅美先生をお招きしての講演が行われました。
「子育てと現代社会」と題し、子育て支援における制度の変遷、今後の展望を、大日向先生ご自身の体験、活動を中心にお話ししていただきました。
大日向先生と親しい藤﨑教授によるご紹介
大日向先生
大変反響も多く、大日向先生ご自身の経験から一貫してぶれずに子育て支援を行ってきたことに感銘を受けた、様々なデータや実際の母親の声などを踏まえて語って下さったのでわかりやすくまた関心をもてた、子育て支援の行政の取り組みがこのように変遷していたとは知らなかった、もっと関心を持っていかねばならないと思った、などのお声を頂いております。
大会終了後、本館10階の大会議室にて懇親会が行われました。
計86名もの在学生・卒業生・教職員が参加し、交流を深めました。