2009年ゼミ情報2009-seminar
☆担当教員:小林 潤一郎教授
小林先生は「発達障害の子どもの予防的な精神保健サービス」
をテーマに、教育・研究・臨床の分野で活動されているお方です。
大学で教鞭を執るかたわら、現役の小児科のお医者さんとしてもご活躍されています!
また、2005年には明治学院大学在外研究員として豪州・メルボルンのモナッシュ大学こころの医療部に1年間滞在され、当地における広汎性発達障害の医療と教育についての研究もされてらした偉大なお方です。
学食で先生を見かけると、学生はご飯をご一緒したい一心で、先生が気づくまで熱い視線を送り続けます。
●「小林先生ってどんな人?」~学生から見た先生のイメージ~
・見た目怖そうだけど、本当は優しくて学生の面倒見のいいギャップ教授。
・子ども好きで、学生想いの素敵な先生。
・ゼミでは厳しい!けど、夏合宿では学生と一緒に海に入ったり、ビーチフラッグをやってくれるお茶目な一面も。
・話し合いが行き詰ったときに的確な意見を言ってくれる。さすが!
・学生の相談には真摯に乗ってくれる。
・学生の自主性を大切にしてくれる先生。
・お酒大好き。
・かわゆす(*´з`*)
・パパ。
小林ゼミとは? ~2009年度はこんなことしてました!~
林先生を筆頭に、3年生16名・4年生12名・院生2名の計31名で構成されており、専門は障害児医学、と心理学部ではやや異端(?)のゼミです。
☆専門分野:障害児医学
障害児医学専攻ということで、ゼミでは主に自閉症やアスペルガー症候群などを含む広汎性発達障害について勉強をしています。発達障害とは、成長とともに自然に発達してくるはずの脳機能が、なかなかのびてこない障害をいいます。中でも社会性に困難をもつ場合を広汎性発達障害と呼びます。
発達障害をもつ子どもたちは、学校での教科学習や社会経験を得る機会に制約が生じることが多く、そのため人格形成・精神保健に重大な問題を生じやすいという現状があります。ゼミでは心理・医学・福祉的な様々な見地から発達障害をもつ子どもたちの支援について学んでいきます。また、机上の学習だけでなく、ゼミ生の多くは大学付属心理臨床センターでの実習や、障害児支援のボランティア・アルバイトなどの活動にも積極的に参加しています。これらで培った知識を基に、学生主体となって発達障害をもつ子どもを対象としたイベントを企画したりなど、アクティブなゼミでもあります。
●演習1(女子16名)
研究内容:春学期では、4グループに分かれて興味のある問題についての調べ学習を行いました。「通常級在籍の障害児への支援」「母親への支援」「就労支援」「障害の種類・基本症状」がテーマとして挙げられ、週交代で各グループの発表を行い、それを受けてのディスカッションを行ないました。秋学期では障害児(者)を対象とした学習活動を企画する予定でいます。
●演習2 (男子2名、女子10名)
研究内容:基本的に卒業論文の準備が中心となります。春学期では、各自が卒業論文のテーマを持ち寄り、それについて全体でディスカッションを行ないました。秋学期では各自テーマに沿って執筆を進めています。
《主な進路》
大学院、専門学校、公務員、特別支援学校教員、児童指導員、一般企業など
《主な卒論テーマ一例》
『交流経験の有無と自閉症児・者の社会参加への意識の関連』
『ボランティア活動が大学生の心理的成長に及ぼす効果』など
●課外活動
3年生の夏休みに任意で、特別支援学校や小児病院に見学させていただきました。個人的にそれぞれ障害児支援のボランティア・アルバイトなどの活動にも積極的に参加しています。
●合 宿
2009年度の合宿では2泊3日で伊東に行き、みんなでカレーを作ったり、海でビーチバレーやビーチフラッグなどをして楽しみました。もちろん、遊んでばかりでなく勉強もきちんとします。3年生は秋学期のゼミで何に取り組んでいくのかを話し合い、4年生は3年次の秋学期に行なった学習活動の発表、また卒論指導を受けました。
小林ゼミのここが自慢!
先生のお人柄が自慢なのはもとより、小林ゼミにはこんな素敵なところもあるのですよ。
・個性的な学生が多い!!
障害児医学と一言に言っても、学生によって興味のある分野も様々で、それぞれが違った意見を持っています。そのため、多少の衝突も…。しかし、裏を返せば自分の持っていなかった視点・意見を得られる場でもあります。自分の意見を気兼ねなく言い合える関係だからこその自慢です。もちろん、自他共に認める仲良しゼミですのでご心配なく。
・先輩・後輩の仲も良い!!
女子学生が多いせいか、和やかムードでほんわかしています。一つのサークルみたいとのご意見も。もちろん男子学生も大歓迎ですよ! また、凝集性が高いという生態も知られています。みんなお互いが大好き!そして先生大好き!!
・ボランティア情報がたくさん!!
ボランティア先を先生やゼミ生から紹介してもらえることが多いので、現場を知ることができる機会が多いです。また、先生が医療従事者であることからも、福祉だけでなく、医療現場のお話も聞けます。興味・関心のある人にとってはお得!
・メリハリのしっかりしたゼミ!!
「学ぶときには学ぶ!遊ぶときには遊ぶ!」何事もメリハリが大事。先生がよく学び、よく遊ぶ人なのもあるかと思いますが、勉強はもちろん、先生と一緒に色んなことで楽しめるのも自慢です。
・チャンスがいっぱい!!
積極的に学ぼうとする学生には、チャンスがたくさんあるゼミです。ただし、自分から動かないと、そのチャンスも意味を成しません。誰かが指示してくれるのを待つのではなく、自ら考え、行動していく必要があります。その代わり小林先生が常に温かく見守っていてくださるので、学生たちも安心して活動できています。
その他少数意見として…
・喉に魚の小骨が刺さったときに、先生に診てもらえる。
☆学生からヒトコト!
・キツイけど一番楽しい。
・小林ゼミに入ってよかった!
・普段は怖いと思われがちな先生の優しくて素敵な雰囲気を味わえる。
・先生のハニカミ笑顔にメロメロです。
・元々、障害系のゼミ志望ではなかったのですが、今は小林ゼミで本当によかったです!
・先生も先輩たちもみんなフレンドリーでとっても楽しいです!
・先生の見た目に騙されず、平和な気持ちでおいでよ、コバゼミワールド!!!
☆こんな人にオススメ☆
・発達障害に限らず、障害系に興味がある。
・子どもが大好き!
・将来的に障害児者の支援に関わる仕事に就きたい。
・実際に活動しながら学んでいきたい。
ゼミ長から…
頑張れば頑張った分だけの成果が得られる、そんなゼミです。
面倒なこと・大変なことも多いですが、その努力は、将来、心理系の職に就くか否かに関わらず財産になると感じています。
障害について積極的に学びたいあなた!自信を持ってオススメしますよ♪
文.2009年度小林ゼミ ゼミ長
≪2009年度 小林ゼミin伊東≫