ホームゼミ情報 2010年ゼミ情報 2010’佐野ゼミ

2010年ゼミ情報2010-seminar

HOME > ゼミ情報 > 2010年ゼミ情報 > 個別ゼミ情報

ゼミ情報

佐野ゼミ

(1)先生の紹介

佐野直哉先生

専門分野
臨床心理学、精神分析学
特にフロイト派の精神分析療法技法論を中心に対象関係論、英国独立学派、対人関係論に強い影響を受けています。
主な臨床研究の対象は慢性統合失調症(精神分裂病)や境界例(Borderline)の個人心理療法。

また精神分析的心理療法における逆転移の研究、クライエントの連想を元に構築する「ストーリー」、心理療法の中断の力動などに興味を持っています。

プロフィール

◎略歴

東京都立一ツ橋高等学校卒業
日本大学文理学部心理学科卒業
日本大学大学院文学研究科心理学専攻終了
山梨日下部病院臨床心理室に15年勤務
三島森田病院臨床心理室に10年勤務
佐野臨床心理研究所所長として10年勤務
この間に群馬大学、明治学院大学、日本大学、静岡大学などの非常勤講師を兼任。
また、文部省(当時)スクールカウンセラーを兼任。
現在、明治学院大学文学部心理学科教授

◎資格

認定臨床心理士(0205)
日本精神分析学会認定 心理療法士(4006)
スーパーヴァイザー(8006)

◎研究業績(主なもの)

・論 文
「一慢性分裂病者への精神療法的接近 逆転移の推移について」:精神分析研究 第18巻2号
「精神分裂病者へのサイコドラマ 逆転移と技法をめぐって」:日本芸術療法学会誌 第7巻
「境界例概念の変遷をめぐって」:季刊心理臨床第2巻第2号 星和書店
「逆転移 患者を理解し育むもの 特にOedipal loveをめぐって」:精神分析研究 第37巻3号

・発 表
「境界例治療における防衛解釈の問題 その望ましい時機と治療機序」:日本精神分析学会 第24回大会
「精神分析的精神療法における“読み取り”と“解釈”をめぐって」:日本心理臨床学会 第14回大会
「精神分析的心理療法における“物語”構築をめぐって 固有の歴史を共有する作業」:日本心理臨床学会 第20回大会

・著 作
「精神分裂病の精神分析的心理療法」:河合他編 心理療法の実際4 金子書房 1998
「スーパーヴィジョンを受けるということ」:氏原他編 臨床心理学3 培風館 2000

・訳 書
「精神分析療法の状況と過程において 非解釈的要素が果たす役割についての覚書」:精神分析学の新しい動向 米国精神分析論集 岩崎学術出版 1984
「精神機能の発達について」:小此木他編 メラニー・クライン著作集5 誠信書房 1996

◎学会、研究会その他の活動

日本精神分析学会運営委員(教育・研修担当委員、心理臨床問題委員)
日本心理臨床学会正会員
精神病治療を語る集い 世話人
東海開業心理臨床協会 特別会員
定期的に「中断事例研究会」を主催。
また主に本学大学院生、卒業生を対象に「白金精神分析研究会(仮称)」を開催している。
臨床心理士5名、精神科医3名に定期的スーパーヴィジョンを実施している。

(2)活動内容

週1コマで行われる「演習1」の講義ではフロイトの著作集を1回の授業につき1章ずつ、担当となった学生がレジュメを作成し読み進めていきます。大事な点は先生がエピソードなどを織り交ぜながら解説をされ、ゼミ生全員で精神分析、主にその技法や症例について学んでいきます。

また学年内の繋がりだけでなく、合宿や飲み会を通して学年を越えた親睦を深めていきます。今夏の合宿は長野県白馬村で行われました。大自然に囲まれた中、ゲストの先生をお招きして精神分析のみならず、様々な観点から人間の心について考えました。

飲み会は普段、学生では行けないようなお洒落なお店(佐野先生のオススメ)に連れて行ってもらえることも!多彩な趣味をお持ちの先生のもとでたくさんの物事を経験することができる、そんなゼミです。

(3)ゼミ生から見た先生のイメージ

・自由人、自由でマイペースな先生
・小動物みたい
・愛嬌がある、かわいい
・フロイトLOVE
・お酒とタバコが大好き
・ゆったりしていて周りをあまり気にしない雰囲気だけど、たま- に言葉にスパイスがあるので調和されていい感じです。
・いろんな意味でゼミ生の予想の遥か斜め上をいく先生です(笑)
・レトロな趣味をたくさん持っている(音楽、映画、行きつけのお店など)
・ピアノが上手
・真面目でしっかりした半面、自由気ままでお茶目な先生。趣味が広くて、麻雀大好きでちょいワル系の雰囲気を持つ謎が多い喫煙者。

(4)ゼミの雰囲気・特徴・自慢

・自由!とにかく自由!(合宿でレンタカーとか借りちゃうよ!)
・結構自由にやらせてもらえる(合宿とか)
・自由だからこそ必然的に主体性が求められる。
・みんな穏やかでマイペースでのんびりしていて仲が良い雰囲気。
・ゆるいけど、内省できる。
・特徴というと…ゼミ飲み後の速やかな解散だと思います。店を出ると3年生を置いて先生やら先輩はコーヒーを飲みに行きます。いつか誘われる日を私達は心待ちにしています。あとは合宿に先生の行きつけのお店によく行けることが魅力的です。最後に、ゼミ生はみんな優しい人ばかりです。見習いたい(笑)
・麻雀好きな人は先生と打てる。メンツが足りないとできない人も打たされる(笑)
・真面目だけど飲んだり騒いだりも好き。
・出会いが多い。
・OGさんが多い!
・先輩やOB、OGさんとの交流が多い。

(5)ゼミ生から一言

・ゼミに入らなきゃ分からない楽しさがいっぱいあるから入って損はなし!
・入りたいゼミがなくても、入ってみたら楽しいものだと思います。
・椅子に座ってばかりのゼミではなく、学会のアルバイトの話を持ってきてくれたり、合宿もしてくれます。精神分析が中心だけど、そればかりゴリゴリやる訳でもなく、日本文化論の先生を合宿に呼んで話を聞いたりもして他の分野にも触れることができます。精神分析が好きならば誰でも楽しめると思うので、迷っているならばおすすめします。
・どのゼミに入っても絶対新しい出会いがあって楽しいから、新たに友達作って一緒に勉強したり飲んだりして楽しんでほしいな
・自分の好きな分野のゼミに入るのはもちろん、あえて興味のないゼミに入ってしまうのも面白いかもしれません。ゼミは単位がどうこうというより、見聞を広めるためのものだと思います。
・精神分析を学ぶことで自分自身と向き合うこともできると思います。頑張ってください。
・こてこてフロイト、精神分析漬け。
・飲み会は自由でのんびり
・みんな!俺と仲良くなりたくないか?



夏合宿も終始自由な雰囲気の2泊3日♪

ゼミ情報一覧へ