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2012年ゼミ情報2012-seminar

長谷川先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:生活科、社会科、“総合”の授業づくりを中心とする教科教育を専門としています。

千葉県の公立小学校で教鞭を執った後,筑波大学附属小学校で21年間,「生活科」「社会科」「総合的な学習の時間」の授業研究に勤しむ。
最後の2年間は副校長を務める。
その間,教科書(『新しい社会』平成8年本~23年本。東京書籍 )を執筆・編集し,NHK教材・番組や朝日新聞社教育欄作成に携わり,個人著書を著し,世に問うてきた。
現在は,「生活科」,「社会科」,「総合的な学習の時間」の子どもの学ぶ意欲,めあてや問題意識のもたせ方,持続のさせ方と,子どもの学習活動の類型化と形態,方法を中心に研究を進めている。
明治学院大学に来てからも、次の3冊を刊行し世に問うてきた。

『必備 生活科の定番授業』学事出版社、2010.5
『学習活動事典』東洋館出版社,2011.1
『秘伝 長谷川康男の社会教材研究ノート』学事出版社、2012.5

ゼミ内容

生活科、社会科、“総合”の授業づくりに役立つ研究をするゼミです。
よい授業をするために、文献研究したり、授業分析したり、教材を探したり、学習活動の種類と方法を研究したり、時には、探した教材や考えた学習活動を指導案に位置づけ模擬授業を公立の小学校で行ったりします。
ゼミ生の研究テーマは、原則的にゼミ生の主体性に任せます。

条件となる履修科目

条件となる履修科目はないが、教員志望の学生を望む。

先生から一言

大学の成績がよければいい先生になれるわけではありません。
自分が価値あると思ったことを思いっきりやる中で、生活科、社会科、“総合”を中心に、子どもが意欲的、主体的に学んでいくために、教師は、何を、どう用意したり指導・支援したりして授業をつくっていったらよいかを共に研究しましょう。

ゼミの男女比

男子2人、女子2人 
教科教育学専攻のなかでは人数が少ない方で、すぐにみんな打ち解けました。
話しもしやすく丁度よい人数だと思っています。
ちなみに4人中2人がワンダーフォーゲル部!…忍耐力には自信あり!?

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生

とにかく親身になって接してくれる先生。

将来のことで不安になっている私たちに、的確なアドバイスをくださったり、
ご自身の経験談などたくさんお話ししていただいています。
生活科、社会科の知識をとにかくたくさん持っていて、先生の授業を小学校の頃、受けられていたら楽しかっただろうなと感じます。

研究や活動内容について

研究発表のための積み重ね。

活動としては、発表のために図書館で文献を探したり、研究の進み具合を発表し合ったりしています。
これから研究を重ねた上で、指導案作成にも力を注いでいきます。
また、最初の頃は、小学校4年間でこなす社会科の内容について講義形式で指導いただきました。

授業以外の活動としては、10月末、千葉県習志野市立谷津(やつ)小学校で行われた
「生活科・社会科 第33回 公開研究会」に参加しました。
おもしろく、力がつく生活科・社会科学習という研究主題のもと、全国から多種多様の教育に関わる方々が集まっていて、吸収することがたくさんありました。ここで研究会の様子を少し…

自分が見たい学年ごとに分かれて、研究授業を見た後に、この小学校の全体講師として招かれている我がゼミ、長谷川先生の講演会を聞きました。
その後に行われた【分科会】は、他校から招かれた現場の先生方が、今日の授業のついての評価、指摘をする場であり、現場経験のないわたしたちにとって、とても刺激のある討論が繰り広げられていました!

ゼミ全体の希望進路の傾向

小学校教員志望の4人が集まりました。

ただ、たまたま教員志望の人たちが集まっただけであって、このゼミは教員志望の人しか入れない訳では決してありません。教職に就くことを考えていない人でも、社会について色々な角度から学べるゼミだと思います。

卒業論文で扱われているテーマ

・生活科における遊びの定義・遊びを取り入れる授業とは
・戦争を伝えること
・教えていくことの意義
・子どもを引き付ける授業の導入とは
・生きる力につなげる消費者教育

上記のように、自分たちが深めていきたいことを自分なりのアプローチの仕方で研究しています。
テーマは自由に考えてOKです。
私たちの場合は、現場に出たときに少しでも役に立つことを意識してテーマを選択しました。

ゼミ合宿について

残念ながら、今年は合宿に行けていません(;_:)
後輩の皆さんが入ってきてくれれば、ぜひ来年は行きたいと思っています。
代わりといってはなんですが、ゼミ飲みの回数は他のゼミには負けません(笑)
2月に1度位のペースで都内のライオン(ビアホール)巡りをしています。ちなみに長谷川先生は大のお酒好きです。

~ライオン(銀座店)にて~

自慢したいところ・エピソードなど

色々な方々と意見を交わせる場所。

私たちのゼミには、埼玉県で小学校教員をしていて、
今は長谷川先生のもとで現場を少し離れて勉強している先生がいます。
また、長谷川先生は人脈が厚く、かつての教え子との繋がりが
いまだにあり、先日は、司法試験に合格し、将来検察官を
目指している教え子の方がお話をしにきてくださいました。
教員と職業は違えども、根本にある「人に何かを教える」 という点では共通事項がたくさんあり、とても勉強になりました。

ゼミ生から

■このゼミを選んだ理由

・生活科・社会科にもともと興味があった
・先生の温かい人柄!
・先生によるゼミ紹介の内容に心ひかれた  などなど

■実際に入ってみて

アットホームな雰囲気。

冒頭にも書いた通り、現在の人数が少ないせいかとてもアットホームな雰囲気で、肩の力を抜いて活動することができています。また、考えたことを気軽に呟ける雰囲気で、一人ひとりの発言をとても大事にすることができています。

■私たちのゼミは、こんな人にオススメ!

小、中、高問わず少しでも「生活科・社会科」に興味が湧いたことのある人にはぜひおすすめしたいです。
当時気づくことのできなった色々な面からの学びができると思います。
また、発見、驚きなどにワクワクする人、是非(笑)!!
やはり社会科は発見・疑問→調べ→学習というサイクルはどの分野においてもかわらないと思います。
最初の段階の気づき・発見はとても大事なものになり、そういう発見が好きな人にオススメしたいです。

■ゼミ生から一言!

ぜひぜひお待ちしています!一緒にたくさんのことを吸収して、社会にはばたきましょう!