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2012年ゼミ情報2012-seminar

鞍馬先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門は教育経営学です。
教育経営学は、設定された教育目標を効果的に達成するための諸条件の整備の在り方を追究する学問分野になります。
つまり、最も効果的な成果を生み出すために、人・物・財・情報などをいかに使って組織化するか(マネジメント)を考える領域に相当します。
私自身は、現在、次のような関心をもち、日本とアメリカの比較研究を進めています。

①教員養成の「高度化」に関して(現在の大学における教員養成がどのように変わると「高度化」したことになるのか。
 また、教員養成はいかなる大学で、いかなる学生を対象にいかなる方法で行うのがよいのか。)
②現職教員から見た大学及び大学院の位置づけに関して(学校で活躍しておられる現職教員の方々にとって、
 大学や大学院はどのような存在になっているのか。現職教員が求める大学・大学院プログラムとは。)
③「負の再生産」を断ち切るための教育経営について
 (保護者の経済状況など、社会的に不利な立場にある子どもたちをいかに支え、学力形成を図るか。)

ゼミにおいては、私自身の問題関心や研究対象のみならず、広く、教育の制度・経営・行政に関する領域をカバーします。
基本的に、学生の興味や関心に即した内容を取り上げて、それらを追究していくという方向でゼミを行いたいと考えております。
今年度のゼミは、教育委員会制度に関する共同研究と、日本と諸外国の教育比較に関する個人研究との二本立てによる内容構成としています。

履修条件

前提条件は特にありません。
新しい学校教育の在り方について、さまざまな角度や立場から考えていきたいと思っている方であれば、
どなたでも歓迎します。

先生から一言

大学卒業後しばらくすると、大学の4年間は、実に自由で、何にもとらわれずに、さまざまな人たちと共に学びを深めることができた貴重な時間であったと感じることになるかと思います。
さらに、大学のキャンパスの自由な空間や、大学特有の時間の流れも懐かしく思うかもしれません。
恵まれた環境下にあると気づきにくく、当たり前のことのように感じるでしょうが、「大学という空間と大学生としての時間」というものは、そうそう手に入れられるものではありません。
そのことに思いを馳せ、皆さんが知的好奇心を大いに満たした上で社会に出られることを、心より願っております。

ゼミの男女比

男:女=3:4

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生

鞍馬先生は、ご経歴からわかるように、外国の大学に所属されていたこともあり、外国の教育制度や教育行政に関して、とても豊富な知識をもっていらっしゃいます。
そして、私たちが学びたいことを最大限尊重してくださり、その知識をもって私たちの学びをサポートしてくださいます。
また、授業を離れると、とても優しい一面があります。
合宿では、海に行き、伊豆でおいしい刺身を食して花火をするなど、学生と一緒に楽しんでくださる愉快な先生です。

研究や活動内容、授業以外の活動時間

ゼミにおける研究内容に関しては、現在は二つの柱があります。

一つ目の柱は、教育委員会制度の研究です。
いじめ問題をきっかけにして教育委員会に皆が関心を持ち、夏合宿では事前学習をした上で、三つの立場に分かれて教育委員会制度をテーマにディベートを行いました。
秋以降は教育委員会制度や教育行政改革に関する文献を自分たちで選定し、その内容をゼミで検討しています。

二つ目の柱は、教育制度に関する国際比較研究です。
こちらは個人でテーマを選択し、最終のプレゼンに向けて研究を進めています。
ゼミでは現状を報告し助言し合う中で、互いの研究の理解を深めています。

ゼミ全体の希望進路の傾向

幼稚園教諭、小学校教諭、大学院進学、一般企業就職、一般公務員など、実に様々な分野に進む人が集まっています。
そのため、議論や学習面では様々な考えが飛び交い、深い学びにつながっています。 これが私たちのゼミの大きな特徴であり、魅力であります!!!!

卒業論文で扱われているテーマ

・小学校英語導入後の学校運営の変化について
・大学での教員養成制度の国際比較
・学校と地域の連携について  等々

ゼミ合宿について

今年の夏休みに、伊豆の修善寺の宿泊施設にて合宿を行いました。
教育委員会に焦点を当て、問題と解決策を3つのグループに分かれて考えました。
そして当日は、施設の会議室でディベート大会を行いました。
合宿前は事前ミーティングを行い、資料や議論の準備を行いました。
夏合宿での学習の成果は、その後の後期の学習にもつながっています。
合宿当日の夜は、ゼミメンバーの親睦を図るために、BBQや花火、お話会を行いました。
また、修善寺からの帰り際には熱海の海に行き、足をぱしゃぱしゃして楽しみました!!!
最後は地元の漁師御用達の食事屋にて海鮮料理を堪能しました!!!!

おおよその一年間のゼミ費用(合宿込)

約2万円

自慢したいところ・エピソードなど

私たち鞍馬ゼミの自慢するところは、なんと言っても…“主体性”であります!!!!
内容や扱う文献、ゼミの進行も学生自身で行っています。そのため、一人一人に役割があります。
また、各々がしっかりと「自分たちでゼミを作る!!」という高い意識を持ち、試行錯誤しながら貪欲に学びを深めております。
そして、ONとOFFの切り替えもきちんとしているところも自慢です。
ゼミ生同士、そして先生も含めてとても仲が良く、合宿では大いに盛り上がりました!! ゼミ合宿は勉強だけではなく、楽しい思い出として残っています(^^)!!!
鞍馬先生は、そんな個性が強い私たちの思いを尊重し、的確なアドバイスをくださいます。

また、ゼミの時間外でも様々な相談にのってくださいます。
進路希望が様々な私たちに情報を与えてくださるのですが、一人一人しっかりと考えて頂いていることが伝わり、とても信頼のおける先生であることも自慢の一つです!!!
毎週のゼミの時間は、今までの学生生活の中で一番学んでいると実感できる時間です!!!!

このゼミを選んだ理由

・学校教育や企業教育、教育制度など、幅広いことを対象とできるから。(H.N)
・先生の専門とする、アメリカの幼児教育について学びたいと思ったから。(A.K)
・小学校に導入される英語教育の意義を学びたいと思ったから。(M.H)
・実践的な教育ばかりでなく、教育学という深い部分の理論を学びたかったら。(S.K)
 などなど、理由も様々な人々が集まっています!!

私たちのゼミは、こんな人にオススメだよ!!

まずは、主体性をもって自分の足で学びたい!!と思っている人。
ぜひその思いを鞍馬ゼミで発揮しよう!!その環境は、先生、そして私たち先輩を含めて整っています。
また、教育の理論を学び、自分の考えを深めたい方。
さらには、海外の教育に興味がある人は、私たちの学年にも同じように思っている人がいるので、ぴったりだと思います!!
しかし、どんな人であろうと、ここに書いていないことでも、学びたい!!という思いがある人であれば大丈夫です!!
ぜひ、お待ちしています!!

実際に入ってみての感想

今まであまり関わりをもっていない人同士が集まりましたが、当初から全くそんなことを感じさせないほど、いい雰囲気で活動できています。
お互いの考えを尊重しつつ、自分たちの考えをはっきりと発言できる環境があります。
当初はあまり発言がなかった人も、今では積極的に発言するなど、みんなの成長を感じることができています。
ゼミの時間が楽しみです!!! (A.K)

ゼミ生から一言