ホームゼミ情報 2012年ゼミ情報 2012’中井ゼミ

2012年ゼミ情報2012-seminar

中井先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野は臨床心理学です。
中でも心理療法としては認知行動療法を専門にしています。
私の研究テーマは感情の1つである怒りで、特に、怒りの強度と持続のメカニズムについて研究しています。
認知行動療法は実証性を大切にしますので、ゼミでも、めいめいの学生が自分自身の研究テーマを探し、そのテーマについて、今までに学んできた心理学的方法論を実際に使って実験や調査を行うこと、結果を分析し考察すること、自らの取り組みをわかりやすく伝達することを大切にしたいと考えています。
演習1ではプレ卒論(グループ研究)、演習2では卒論やゼミ論に主に取り組みます。

履修条件

・2年次の「臨床心理学概論」の単位を取得済であること
・3年次に「認知行動療法」、いずれかの「臨床心理実習」を履修すること
・3年次に「観察・面接法実習」「調査法実習」のうちいずれかを履修すること

先生から一言

ゼミは心理学をより専門的に学ぶ場であるだけでなく、学年を越えた交流の場でもあります。
様々な対話をとおして自己理解、他者理解を深めてください。

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生

・お茶目で、私たちよりも若いと感じることがある
・楽しいことが大好き!イベントや飲み会を誰よりも楽しみにしている
・女の子な一面を持っている
・学生との距離が近く、とにかく親しみやすい!
・楽しむときは楽しむ!学ぶときは学ぶ!
・のほほんとしてそうだけど、的確なアドバイスをくれる!
・例え話など、説明がわかりやすい!
・生徒のためを思ってハッキリ伝えてくれる
・学生を信頼してくれている感じが伝わる。。。♪

研究や活動内容(実習の有無等)

■3年
前期は教科書を読み、グループごとにまとめ発表します。
後期はプレ卒論としてグループごとにテーマを決め、調査や実験を実施し、結果をまとめ、発表を行います。

■4年
卒論やゼミ論の作成が中心です。テーマはそれぞれが自分の興味から決定し、実験や調査を行います。
主体的な学修が中心です。

卒業論文で扱われているテーマ

■卒業論文
「疾病説明は疾病が与えるストレスをどのように緩和するか-プレパレーションの観点から-」
「女子大学生の行動抑制傾向と摂食障害傾向との関連」
「大学生におけるソーシャルサポートの程度と被援助指向性の関連-友人と学生相談室との比較から-」
「他者からの否定的評価への懸念と評価場面の回避」
「悩むことが精神的健康に与える影響」
「養育者の養育態度と大学生の対人特性の関連」

■ゼミ論
「グループ内の対話量が作業意欲と作業効率に及ぼす影響」
「自分が受けた養育と自分が行いたい養育の比較検討」
「大学生がストーリー漫画から受ける心理的影響」
「男子大学生の作業休憩時における菓子摂取の疲労減退効果-甘味嗜好面からの比較検討-」
「ネットワークゲーム上で起きる恋愛は現実の恋愛の自己効力感に関連するか」
「アニメーションの登場人物の嗜好がその人物の好感度に及ぼす影響」

ゼミ長インタビュー

■このゼミを選んだ理由

パニック障がいに対する心理療法や、援助方法について学びたいと思ったことがこのゼミを選んだ個人的なきっかけです。
そして実際に中井先生と話す中で、具体的な療法の中身を実践していきたいと考え、選びました。
しかし最も大きな理由は、中井先生の下で学びたいと直感的に思ったことです。

■実際に入ってみて

想像していた以上に自由だったので少し驚きました。
ゼミ生の考えが重視され、自分自身で調べたり考えたりしないと先に進まずきついこともあります。
何より臨床心理学という枠に捉われすぎずに自分の研究が進められるので、このゼミを選んで間違いなかったと感じました。
同学年の他のメンバーも、自分の研究が自由にできる、良い意味で堅くないゼミなので協力しやすく相談しやすい環境である、自主性を重んじているので、それぞれが自分の研究目的を見つけ、明確にする必要があるなどと話していました。

3年生の時に取り組んだプレ卒論では、私は人見知り傾向が恋愛の積極性に及ぼす影響についてグループで調査研究を行い、3月に新3年生から大学院生まで集まる中で成果をプレゼンしました。
今は、就職も決まり、行動の活性/抑制という2つのシステムと摂食行動の関連について卒論を作成中です。
ゼミのメンバーは、先輩も後輩も、もちろん自分の学年も、個性的で我が道を行く人が多い印象です。就職希望が7割、進学希望が3割くらいです。

ゼミ合宿は、3年生の時は那須へ、今年は琵琶湖に行きました。ゼミで合宿というとどのような雰囲気かと思うかもしれませんが、思う以上に楽しくて充実していました。
結論として、一言でいうと自由なゼミだと思います。今は自分の直感に狂いはなかったと実感しています。

自慢したいところ・エピソードなど

中井先生のゼミでは、「次回までにこれをやってくる。」や「…しなければならない。」というような強制はほとんどありません。
自分たちのペースで、自分たちによって課題を設け、それぞれの関心がある方向へと活動をしていくゼミです。
また、定期的な飲み会や夏の合宿、ハロウィーンパーティーなど一年を通してイベントが多くあり、同じゼミ生だけではなく先輩や大学院生、そして先生との交流の場になっているので、思い出作りにもなると同時に就職や大学院進学についても様々な情報を得ることが出来ます☆
そして何より、中井先生が、心理学の専門的な知識を生徒の目線に合わせて分かりやすく説明や助言をして下さるので理解もより深まると思います!

ゼミ生から一言

中井先生のゼミは全体的に自由な活動が許されたゼミです!
様々な領域に興味関心を向けて自分自身のペースで心理学を学んでいくことが出来ます。
そのため、あれこれをしなくてはならないというような課題は無いので、自由という良さがあると言えます。
ですが、それは学生自身が自分で考え、行動していきながらゼミの活動を作っていかなくてはならないということです。
そのため活動を有意義なものにするためには主体性というものが求められてくると思います。
自由な中で自分が何をしたくて、何をするべきなのかを見出していくことは非常に孤独なことであり、納得のいかないことも沢山あると思います。
ですが、中井ゼミに入って色々な人や色々な考えに触れて、衝突したり協力したりしながら活動を作っていけば、あなたらしい心理学が見えてくると思います!
なので「形にとらわれずに自分のやりたいことがしたい!」という方は是非、中井ゼミに来てください(^^)♪♪