ホームゼミ情報 2013年ゼミ情報 2013`小林ゼミ

2013年ゼミ情報2013-seminar

小林先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:発達小児科学、障害児医学

医療と教育の連携を通じた、発達障害、知的障害の子どもに対する予防的な心の健康支援を研究と実践の大きなテーマにしています。特に、自閉症スペクトラム障害の子どもが所属感を持てるコミュニティ作り、情緒障害通級指導教室と療育センターの連携、知的障害特別支援学校における精神保健、発達障害に伴う学習意欲の低下とその対応などに関心を持っています。また、慢性疾患の子どもの療養環境と心の発達にも注目しています。ゼミでは、こうした分野を中心に活動テーマを設定し、研究と実践にチャレンジします。

条件となる履修科目

「障害児基礎実習A・B」を履修すること。
「障害児実習A・B」、「病弱の心理・生理・病理」、「肢体不自由の生理と病理」を履修することが望ましい。

先生から一言

人は誰しも、誰かとつながり、何かしらのコミュニティに所属して暮らしています。しかし、自閉症スペクトラム障害の子どもは、他者とつながることやどこかに所属することに失敗しがちで、心の健康問題を生じやすいことが知られています。彼らが活き活きと健康に暮らし、成長するためにはどのような支援が必要なのでしょうか?ゼミでの学習を通じて、発達障害の子どもの心の健康をめぐり、医療と教育の接点で活躍する人材が育つことを願っています。

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生

・「厳しい・怒ると怖そう」といったイメージもあるがとても優しい
・親しみやすさがある
・遊ぶときは全力!ゼミの時は真剣!

ゼミの人数、男女比、進路等

○ゼミ人数

・3年 男2 女5
・4年 男3 女6
・院生 女3

計 19人

研究や活動内容について

○ゼミの特徴
・先生の助言や仲間のアドバイスを通じて、自分の学びたいことをしっかり学び、深めることができる。
・ボランティア等の案件がよくくる等、活動的である
・勉強ばかりだと思われがちだが、メリハリがしっかりついている

○研究や活動内容
春学期は、発達障害について関心のあることについて各自で調べ、自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、学習障害の子どもが何にどう困っているのか、通常学級における発達障害児の支援、発達障害と養育環境などについて発表・討論をした。
夏に行われたゼミ合宿では、秋学期のゼミの活動方針や研究内容を検討し、「通常学級における発達障害児の支援」について考えることに決めた。
秋学期は、ゼミ生全員で先行研究や関連する文献を調べ、発表とディスカッションを行っている。

○授業外の活動時間

今年度は療育センターでのボランティア、小学校就学時健診の補助、小学校通級指導教室の見学などを挙げられる。ボランティア先を先生やゼミの先輩から紹介してもらえることが多いので、現場に実際に行き学ぶことのできる機会が多い。

○希望進路の傾向

・小学校教員
・特別支援学校教員
・大学院(臨床発達心理士)
・専門学校(リハビリテーション、看護系)
・病院職員、療育センター職員(児童指導員)
・一般企業など

○卒論

ゼミ生は各自「卒論」もしくは「ゼミ論」を選択できる。

○ゼミ合宿

今年は9月14日から16日の2泊3日、修善寺で行われた。
小林ゼミの合宿の特徴は、卒業されて働いていらっしゃる先輩方が参加されるということである。現場の声を交えながら、「障害の診断告知を子どもに行うべきか」についてディスカッションを行った。また、学年間の交流を深めるためにレクリエーションも行った。

○1年間の費用

夏のゼミ合宿費用およそ2万円

自慢したいところ・エピソードなど

男女とも仲が良く、向上心を持って学習をおこなっているところ
個々人けじめがついていて、勉強も遊びも常に全力

○ゼミの先輩、他ゼミとの交流
上下の繋がりが強いため、いつでも先輩方のお話が聞ける
金子ゼミ、緒方ゼミとは交流あり

このゼミを選んだ理由

1年の時に受けた小林教授の講義に非常に興味をもち、障害児医学を探求してみたいと思ったからです。その思いは2年次の体験活動で更に強くなりました。

私たちのゼミは、こんな人にオススメ!

障害児医学に興味のある人、メリハリをつけて目標に向かって頑張りぬける人
これがあれば、どんな人でも受け入れてくれます!
ちなみに私が取得する予定の免許状は、小学校教諭と幼稚園教諭でこのゼミには他にいない組み合わせです。幼稚園で診断はつかないものの発達に悩まれている親御さんの力になりたいと思っています。ですので、幼稚園教諭の免許取得予定の方にもおすすめです。

ゼミ長から一言

PEが出来る前から続く伝統あるゼミです!
興味のある方は是非教授やゼミ生に話を聞いてみてください。
このページが参考になっていただけると幸いです。