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2013年ゼミ情報2013-seminar

水戸先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:音楽教育学、音楽心理学、ピアノ演奏
扱うテーマ:(1)音楽教育、音楽心理学に関する研究、(2)ピアノ演奏。(1)か(2)いずれかを選択

条件となる履修科目

音楽関係の必修科目が履修済みであること。

先生から一言

音楽に興味があり、音楽に関わることを広く研究してみたい人は、誰でも歓迎です。ただし、自分の決めたテーマについて、地道に深く探求していく意欲を持てることが大事です。
また、ピアノの演奏を希望する人は、毎日きちんと練習しないと、ついていけません。

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生

水戸先生は、普段はのんびりしているように見えますが、ピアノや音楽に関する話になると、時間を忘れて、真剣に、とても熱を込めてお話してくださいます。授業内だけでは見ることができない、水戸先生の知識や経験の深さを垣間見ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができます。
実技や研究で補足が必要な場合、また、個人的な相談がある場合も一人ひとりの時間を確保してくださり、親身になって指導してくださっています。

ゼミの人数、男女比、進路等

■ゼミの男女比

四年生 男…1人 女…7人
三年生 男…3人 女…7人 計 18人

■ゼミ全体の希望進路の傾向

教員を志望する人、免許は取得するが一般就職を目指す人、公務員を目指す人等様々です。

研究や活動内容について

実技と研究に分かれて活動しています。実技は、本人の演奏レベルに適したものを、研究は興味のあることをそれぞれ水戸先生とのやりとりを踏まえ活動しています。


〈実技の選択曲〉
・メンデルスゾーン「無言歌集」第2巻 作品30-6 「ヴェネツィアの舟歌 第2」
・リスト「コンソレーション」第3曲
・ドビュッシー「子供の領分」より第5曲「小さな羊飼い」
・ドビュッシー「2つのアラベスク」第1番
・ブラームス「2つのラプソディー」第2番
・ベートーヴェンピアノソナタ第17番「テンペスト」第3楽章
・シューマン「幻想小曲集」第4曲「気まぐれ」
・ショパンスケルツォ第一番ロ短調作品20
・ラフマニノフ前奏曲作品3-2「鐘」

〈研究テーマ〉
・現代音楽とその周辺音楽に関する研究
・気分変化を目的とした日常生活の音楽活動の研究
・ソナタの技法の研究
・楽器演奏の技術獲得と音楽経験について
・小学校におけるリコーダーの初期指導についての研究
・ダンスセラピーの研究

実技を選択している学生は、授業の空き時間等を利用して練習室を借りて練習し、また、研究を行っているゼミ生は各自論文や書籍を調べてまとめ、ゼミ内での研究発表に向けて資料作成に励んでいます。

卒業論文で扱われているテーマ

■卒業論文

必須ではありません。
 ・ラフマニノフ 前奏曲作品3-2「鐘」
 ・気分変化を目的とした日常生活の音楽活動の研究

■研究テーマ

音楽ゼミでは、研究テーマとして実技(ピアノ)も取り入れています。
今年、実技を選択した人たちが勉強している曲は以下のような曲です。

<ショパン>
・ワルツ64-2
・軍隊ポロネーズ
・雨だれの前奏曲
・即興曲1番
・ノクターン遺作嬰ハ短調

<ドビュッシー>
・月の光
・亜麻色の髪の乙女

<リスト>
・愛の夢

<ランゲ>
・花の歌

ジャンルとしては、ジャズを弾いている人もいます。

■ゼミ合宿について

 那須高原に行き、全体での合奏、グループ発表、音楽討論会を行う予定でしたが、台風で延期となりました。内容や行うことは年度によって大きく違います。

■おおよそ1年間にかかる費用

実技を選択する人は、数曲分程度の楽譜代、研究を選択する人は参考図書等の参考物代、に加え合宿代です。

自慢したいところ・エピソードなど

 音楽ゼミの自慢は自由なところです。
 研究も実技も個人作業で、音楽に関する内容なら何でも自分のしたいことを勉強することが出来ます。
ゼミの時間も全員が一斉に集って討議するだけでなく、時間をゼミ生の人数で等分し、それぞれが自分の時間に来て、先生と一対一で、研究内容の途中経過や実技の練習曲の進み具合を見てもらったり、指導を受けたりすることが出来ます。
自分の意思でテーマや目標を決め、自分のペースで活動を進められるので、ゆったりとしていますが、中間発表会などの成果を見せる少し緊張感のある場もあります。

ゼミ長から

■このゼミを選んだ理由

音楽を学問として学び、当たり前にそこに存在する音楽を見直す契機としたかったからです。

■実際に入ってみて

 最も興味のある音楽という学問を、水戸先生という音楽の専門家の助言や小話を聞きながら探求できるので非常に満足のいく活動ができています。
 私は研究を選択し、前期はノイズミュージック、環境音楽、ミニマルミュージック等に代表される現代音楽の概念を史実と照らし合わせ、「音楽とは何か」を考察していきました。後期は、アイデンティティと音楽の関連性について調査し、考察していこうと思っています。このように自由に、個性的なメンバーと活動しているため非常に満足度の高い、また楽しく充実した活動ができています。

ゼミ生から一言!

・音楽を心理学など他の学問分野と関連させて幅広く研究してみたい方。
・ピアノ、ピアノ以外の楽器をゼミで扱い、上達したい方。
・目標に向かって意欲的に取り組める方。
そんなあなたを待っています!