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2014ゼミ情報2014-seminar

小林先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:発達小児科学、障害児医学

医療と教育の連携を通じた、発達障害、知的障害の子どもに対する予防的な心の健康支援を研究と実践の大きなテーマにしています。特に、自閉症スペクトラム障害の子どもが所属感を持てるコミュニティ作り、情緒障害通級指導教室と療育センターの連携、知的障害特別支援学校における精神保健、発達障害医療と特別支援教育の連携などに関心を持っています。また、慢性疾患の子どもの療養環境と心の発達にも注目しています。ゼミでは、こうした分野を中心に活動テーマを設定し、研究と実践にチャレンジします。

条件となる履修科目の有無

○3、4年時に履修しなければならない科目
「障害児基礎実習A・B」、「病弱の心理・生理・病理」、「肢体不自由の生理と病理」を履修すること。「障害児実習A・B」、を履修することが望ましい。

先生から一言

人は誰しも、誰かとつながり、何かしらのコミュニティに所属して暮らしています。しかし、自閉症スペクトラム障害の子どもは、他者とつながることやどこかに所属することに失敗しがちで、心の健康問題を生じやすいことが知られています。彼らが活き活きと健康に暮らし、成長するためにはどのような支援が必要なのでしょうか?ゼミでの学習を通じて、知的障害、発達障害の子どもの心の健康をめぐり、医療と教育の接点で活躍する人材が育つことを願っています。

※2015年度は特別研究のため、ゼミ1、ゼミ2ともに非常勤講師により開講します。

ゼミ生へインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・ぱっと見は少し怖そうだけど、親身に相談に乗ってくれて優しい
・遊びも勉強も全力
・お酒を飲むといつもと違う先生に会える
・学科きっての常識人で無邪気な人(ゼミ合宿のレクリエーションにも積極的に参加してくださいます。)

ゼミの人数、男女比、進路等

○ゼミ人数

・4年 男2 女5
・3年 男1 女8

計 16人

卒業後の希望進路

小学校・特別支援学校・幼稚園教諭、療育センター職員、公務員、大学院進学等

進路実績(旧心理学科卒、大学院修了含む)

小学校教員、特別支援学校教員、大学院(臨床発達心理士)、専門学校(言語聴覚士、理学療法士、看護師など)、病院職員(事務系)、療育センター職員(児童指導員、ケースワーカー)、保育士、公務員(法務教官、福祉職など)、一般企業など

研究や活動内容(実習の有無等)

○3年
自閉症スペクトラム障害についての基本知識について発表したり、横浜市北部地域療育センターや小学校の通級指導教室の見学に行ったりしました。秋学期はこばたま(昨年度は書くことに意欲的でない児童のモチベーションを上げる活動を企画し、実践しました)の企画・運営を通じて子どもの支援について学んでいます。

○4年
卒論・ゼミ論に向けた研究、先生からの紹介で療育センターのボランティアや港区の小学校で就学児検診のアルバイト、こばたま報告書の作成などを行っています。

ゼミ生から一言

○このゼミを選んだ理由
特別支援学校教員を志望しているから・障害児医学に興味があり、医師である先生の下で専門的な学習をしたいと思ったから・たくさん勉強できそうだから・幼稚園教諭免許を取得する予定だが、どこにでもいる発達障害児の支援をすることのできる教員になるため。

○実際に入ってみての感想
机上の勉強だけでなく実際に子供とかかわる機会があるので充実している・実態把握や企画運営の大切さを実感するよい機会が得られる・自分の興味のある分野について自主的に調べることもできるし、正しい知識を先生から直接学ぶことができる。

○ゼミの自慢…などです。
教育発達学科ができる前からあるゼミなので、障害児実習やゼミ合宿などで院生やOBと関わることができるのがひとつの魅力です。先輩方はさまざまな職業に就かれているので、自分自身の将来について改めて考えることができました。今年度の3年生は女子が多く、とてもにぎやかなゼミになっています。障害児臨床実習で先輩方とかかわる機会が多いので、縦のつながりがとても強いのも特徴です。