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2016年度ゼミ情報2016-seminar
プロフィール
専門分野は「特別支援教育」および「行動療法」です。特別支援学校(養護学校)の教員(教頭、校長を含む)、次に大学の教員というキャリアを持っています。
自閉症児や知的障害児へのコミュニケーションスキル、社会的スキル、生活スキル、教科スキルなどの指導法に関する臨床研究を長い間行ってきました。明治学院大学でも、このような臨床指導を始めたいと考えています。
その他、個別の指導計画、教育課程、生活単元学習、交流学習や教科指導などの実践研究を行ってきました。
条件となる履修科目の有無
・1年次の「特別支援教育学総論A」を履修済みであること。
・3年次の「障害児基礎実習」(土1・2)を履修すること。
※障害系ゼミでは、土曜1・2限が必修ということもあり大変ですが、小グループ単位で様々な障害を持った子どもと関わることができるので、とても勉強になります。
先生から一言
座右の銘は、「見識ある技術、技術ある見識」です。
特別支援教育では、一人ひとりの子どもたちの個性・特徴、能力、短所長所が多様です。子どもたちの成長や発達を促すためには、じっくりと子どもの個性・特徴、能力、短所長所を観察記録し、オーダーメイドの指導計画を作成する必要があります。そのために、高い専門性が求められます。
教育への情熱や見識に、高い専門性が加われば、化学反応が生じ、すばらしい教育実践が生まれます。ゼミでは、この高い専門性の基礎を培う場になればと考えております。
ゼミの中心的なテーマとしては、行動療法を基盤とした自閉症児や知的障害児のアセスメント、個別の指導計画の作成法、指導法などにして、様々なテーマを掘り下げて行けたらと考えております。
◆学生から見た先生のイメージ
学生の立場を尊重してくださる先生です。学生自身が興味を持てる事柄は何か、それを探し出し学ぶための機会と時間を与えていただけます。学習面の他に日常面にも気を配ってくださり、学生の愚痴や雑談にも快く付き合ってくださるので安心感があります。
また、宮崎先生は以前まで特別支援学校にお勤めされていた方です(校長としてご活躍された経歴まで)。そのため現場についての疑問を尋ねると一般論だけでなく先生ご自身の体験談も聞かせていただけます。知識だけが増えがちで実体験の伴いにくい学生でもイメージを持ちやすくなる話をしていただけます。
◆ゼミの男女比
男子1名(3年) 女子1名(4年)
◆卒業後の希望進路
特別支援学校 or 小学校
◆進路実績
去年できたゼミなので、まだ卒業生がいません。
◆研究や活動内容(実習の有無等)
○3年も4年も活動内容はほぼ同じです。
まず学生自身が特別支援教育について関心のあるテーマを考えます。そして考えたテーマについて触れている学術論文を探し出して内容を読み込み、その論文を自分でレポートとして要約します。以上の作業が済んだら自分の選んだ論文がどのような内容のものであったかを先生と他学生にゼミの場で紹介し、紹介後その論文内容についてゼミ全体で協議します。
特別支援関連のゼミ全体に共通する、土曜日1・2限の障害児基礎実習は必修ですが、このゼミ独自で授業外に実習を設ける予定は現時点ではありません。
研究は特別支援教育に関わることを題材にすることになるかと思います。
◆ゼミ生から一言
○このゼミを選んだ理由
特別支援学校の教諭になることを目指しているため特別支援関連のゼミに入ることは自分の中で決めていました。特別支援関連のゼミはいくつかありましたが、自分は少人数で深く関わり合いながらじっくり学びたいと考えたのでこのゼミを選びました。
2年生で受講した宮崎先生の講義に真剣に取り組んだ結果その内容が自分にとって為になったと常々感じていたので、また宮崎先生のもとで学びたかったというのも理由の一つです。
○実際に入ってみての感想
非常に学びやすい環境だと感じています。自分の知りたいことを選ぶ時間と学び取る時間の両方が十分に与えられるので、後回しにせず計画性をもって進めさえすれば「調べてまとめて発表するだけでも精一杯。」というような時間に追われる感覚はありません。発表の準備を進める過程で、その内容がしっかり自分の中へと吸収されて身になるだけの時間があります。
○ゼミの自慢
少人数ならではの距離感の近さです。距離感の近さからつい口を滑らせてまずい発言をしてしまいそうな感覚すらありますが、それほど安心感に満ちているということです。
あとは宮崎先生オススメの居酒屋が非常に美味しいことです。感激して味を忘れられなくなるほどでした。