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2016年度ゼミ情報2016-seminar

小野先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)
 中学校において中間・期末テストで成績が学年1番になったことがありました。すると先生たちは、私に「A高校を受けなさい。」、「T大学を受けなさい。」とことあるごとにいわれるようになりました。そのときの私は、なりたい職業を決めていませんでしたので、「職業を決定していないものに何で特定の学校を勧めるのだろう」と疑問に思い、慌てて将来を考えました。私が、そこで出した結論は、「困った人の役に立つ人間になる」でした。中学校卒業以降は、偏差値ではなく、この結論に適う教育が受けられるかどうかで高校、大学等を選択しようとしました。
 ところが、当時の私は、真に他者の問題を解決できる研究者、臨床家を探し出すことができていなかったのです。探索の時期があり、そして、天は、本物との出会いを私に与えて下さいました。そして、それは修行の始まりでした。初めて担当した事例、ある悩みを持つ生徒から再登校支援依頼を受け、支援をしました。その結果、その生徒の再登校及び継続登校を実現することができ、依頼に応えることができました。この時の他者のために役に立てたという喜びが、中学生時の結論の実現の第1歩であり、後の私の教育・研究生活の基礎となりました。現在までに、多様なタイプの不登校、問題行動の支援、学校単位、市町単位の不登校ゼロや半減を達成してきましたが、その経験は、私に人間が夢を達成するためには何が必要かを教えてくれました。
 ゼミは、他者支援の実践、例えば、様々な問題行動の解決、学力・体力アップ、社会的スキルアップ、不安低減、生活習慣改善、保護者支援等の実践(個別、集団)に関するテーマで各自が興味を持ったことを調べ、発表、討論することが主な活動となります。
 また、他大学や現職の先生方との交流の機会も設定する予定です。筑波大学、慶応義塾大学、学習院大学、筑波大学附属大塚特別支援学校、東京都立桐ヶ丘高校、東京都内の区市町教育委員会と共同研究会、見学会、セッションへの参加を計画中です。さらに鎌倉市稲村ガ崎にある寸心荘(西田幾多郎記念館)において、生命倫理を考える夏合宿(バーベキューも含む)も検討中です。
先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)
〇2年時に履修しておきたい科目と3年時に履修しなければならない科目
教育発達学方法論(体験活動)
先生から一言
〇キリスト教に基づく人間愛を理解する構えのある学生さんを求めます。子どもたちに対する愛情があってこそ、他者を支援するための科学は発展すると考えるからです。
〇実際の支援方法は、仮説検証の科学する行為であることを理解しようとする学生さんを求めます。
〇多様な分野において、日本でトップクラスの方々との交流の機会を設定しますので、それらの方々から謙虚に学ぶ姿勢を求めます。内省し思索し行動力のある学生さんは大歓迎です。

ゼミ生へインタビュー

◆学生から見た先生のイメージ
博識で日本教育相談界のエキスパート。ゼミではしっかり指導してくれる先生。
グルメ(ミシェランの星付き店からB級グルメまで)、本、論文をたくさん書いている。
講演が多い。
◆ゼミの男女比
1:3(男:女)
◆卒業後の進路希望
教員、大学院進学、スクールカウンセラー、一般企業、シンガーソングライター等
◆進路合格実績
みずほ銀行、明治安田生命、JTB、HIS、ブライダル関連会社(株式会社ノバレーゼ)、新興出版社啓林館、公務員(東京都特別区、埼玉県)、埼玉県小学校教員、横浜市小学校教員 等 2016年度 就職率100% 
◆研究や活動内容(実習の有無等)
ゼミ論のテーマ:教育、学校適応、貧困、恋愛心理、再登校支援に関する研究 活動内容:適応指導教室・小中学校見学、筑波大学心理・発達教育相談室研修員、
学校ボランティア、指導教員の講演付き添い、白金研究会(応用行動分析研究会)、ゼミ合宿等
◆ゼミ生からひと言

今後自分のためになるゼミだと思います。本気で教育に関わりたい人は特にお待ちしております。

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