ホームゼミ情報 2017年度 ゼミ情報 2017’佐藤ゼミ

2017年度 ゼミ情報2017-seminar

佐藤先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

私の専門領域は学校教育学、教育課程論、教科教育学(社会)です。

上記の領域について、主に歴史研究的な手法を用い、教育方法の発達や教科の成立過程といった、教育実践の実態解明を進めてきました。特に、社会科同様戦後に成立した「世界史」という一教科目を事例として、教科および教育課程の成立基盤となる学習内容の選択及び排列原理を、戦前にさかのぼって明らかにすることに焦点を置いています。

また、学校教育の抱える現代的課題として、「グローバル化」や「情報化」が進む社会の変容に対応した学校教育のあり方について、技能面のみならず、態度面、道徳面の育成という観点にも着目して、学習内容を検討しています。

ゼミでは、学校教育に限らない、人が人を育てる営みとしての教育実践を考察対象とします。そのため、ゼミ生の関心に合わせて教育事象を取り上げ、ゼミ生相互の関心の違いを活かしながら、教育学と教育実践に関する考え方の広がりを捉えることを目指します。

条件となる履修科目の有無

特にありませんが、日頃から教育事象に関心を持ち、様々な講義を通じて教育とその実践を支える考え方の広がりにふれておいてほしいと思います。

先生から一言

学ぶべきこと、教えるべきことはたくさん存在します。その中で、「何を」「どのように」選ぶのか。限られた時間の中では、「全て」を選ぶことはなかなかできません。学生のみなさんには、自身の手で選び決めたことを、豊かに、確実にするための前向きな努力を期待します。

あとは、健康第一。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

佐藤先生は優しく、とても落ち着いています。授業のときと違って、相談事に対し親身になってくださいますし、とても近い存在に感じることができます。

ゼミの人数、男女比
○3年(全6名)…男子2名、女子4名
○4年(全3名)…男子0名、女子3名

卒業後の希望進路

・教員
・一般就職

進路実績

○2017年卒
 ・団体職員1名
○2016年卒
 ・他大学編入1名
 ・塾関係2名
 ・営業4名
 ・公務員1名

研究や活動内容(実績の有無等)

○3年…前期は同じ文献を読み意見交換をし、それぞれ興味のある分野について本を読み理解を深め文献リストと一緒に紹介します。後期は、更に自分の興味・関心を広げ、論文執筆に向けて深めていくテーマを決めていく予定です。

○4年…前期は卒業論文に向けた研究テーマや論文タイトルの設定、文献リスト作成と読解、および研究内容に関する検討をしました。後期は、設定した研究テーマと論文構成に沿って、必要な文献調査を行いつつ各章の執筆を行います。

○実習…2017年度は夏に「教える・学ぶの現場を見に行こう」をテーマに警視庁、法務省、文部科学省、NHKスタジオパークへ見学に行きました。合宿は春休みに予定しています。

ゼミ生からひとこと!

○このゼミを選んだ理由

最初は「これを学びたい!」というものがありませんでした。自分の進路を考えて教科ゼミに入ることも考えましたが、この教育方法学ゼミは範囲が広いこともあり本当に自分の学びたいことを見つけられると思い、このゼミを選びました。

○実際に入ってみての感想

授業の教育方法論、教育課程編成論は難しく複雑なためゼミも難しいのかなと思いきや、授業とは違って気楽、心地よい雰囲気があるという声があります。また、学ぶことのできるテーマの幅が広いこともあり自由度が高い印象です。

○ゼミの自慢など

佐藤先生が優しく、話をしっかり聞いてくださるところや、ゼミに程よい自由度がある一方、きちんとやるべき時は課題に真剣になることのできる雰囲気・メリハリがあるところ、自分の意見を言う機会、他人の意見を聞く機会が多く、より自分の考えを深めることができるところです。