ホームゼミ情報 2018年度 ゼミ情報 2018’宮崎ゼミ

2018年度 ゼミ情報2018-seminar

宮崎先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

 専門分野は「特別支援教育」および「行動療法」です。特別支援学校(養護学校)の教員(教頭、校長を含む)、次に大学の教員というキャリアを持っています。
 自閉症児や知的障害児へのコミュニケーションスキル、社会的スキル、生活ス
キル、教科スキルなどの指導法に関する臨床研究を行っています。
 その他、個別の指導計画、教育課程、生活単元学習、交流学習や教科指導などの実践研究を行ってきました。

条件となる履修科目の有無

・原則として3年次の「障害児基礎実習」(土1・2)を履修すること
※障害系ゼミでは、土曜1・2限が必修ということもあり大変ですが、小グループ単位で様々な障害を持った子どもと関わることができるので、とても勉強になります。

先生から一言

 座右の銘は、「見識ある技術、技術ある見識」です。
 特別支援教育では、一人ひとりの子どもたちの個性・特徴、能力、短所長所が多様です。子どもたちの成長や発達を促すためには、じっくりと子どもの個性・特徴、能力、短所長所を観察記録し、オーダーメイドの指導計画を作成する必要があります。そのために、高い専門性が求められます。
 教育への情熱や見識に、高い専門性が加われば、化学反応が生じ、すばらしい教育実践が生まれます。ゼミでは、この高い専門性の基礎を培う場になればと考えております。
 ゼミの中心的なテーマとしては、行動療法を基盤とした自閉症児や知的障害児のアセスメント、個別の指導計画の作成法、指導法などにして、様々なテーマを掘り下げて行けたらと考えております。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

 学生の立場を尊重してくださるとても優しい先生です。ゼミ生の要望に対して真摯に向き合い、最後まで親身になってサポートしてくださいます。また、学習面や生活面、進路の相談など、学生のどんな小さな悩みに対しても温かく対応してくださいます。
 宮崎先生は以前まで特別支援学校にお勤めされてきた方です(校長としてご活躍された経歴まで)。そのため現場についての疑問を尋ねると先生ご自身の体験談も交えて現場についてのことを詳しく教えてくださいます。さらに大学院進学についての相談もしてくださいます。ゼミ論文・卒業論文の指導も手厚いです。
 とても穏やかで親しみやすく、何でも気軽に話せる良い先生だと思います。

ゼミの人数
4年:3名
3年:1名

卒業後の希望進路

特別支援学校教諭・幼稚園教諭・大学院進学

進路実績

小学校教諭

研究や活動内容(実績の有無等)

○現在は3年生も4年生も活動内容はほぼ同じです。
 前期に学生自身が主に特別支援教育について関心のあるテーマを考えます。そして考えたテーマについて触れている学術論文探し出して内容を読み込み、その論文を自分でレポートとして要約します。それをゼミの場で先生や他学生に紹介し、紹介後その論文内容についてゼミ全体で話し合います。
 後期に4年生はゼミ論文又は卒業論文の作成、3年生は学術論文を読みながらそれに向けたテーマを自身で見つけ出します。
 施設見学や学校訪問、DVDの視聴、教材・教具を実際にゼミの場で活用するなどゼミ生の提案によって様々な活動を行うことが可能です。

ゼミ生からひとこと!

○このゼミを選んだ理由
 これまでに受けてきた講義や2年生で行った体験活動を通して、もっと特別支援教育について理解を深めたいと思い、特別支援関連のゼミを選択することにしました。いくつかある特別支援関連のゼミの中でも、特別支援学校の現場でご活躍されていた経験を持ち、尚且つ雰囲気が自分に合っていそうな宮崎先生のゼミに入ることに決めました。

○実際に入ってみての感想
 各々が自分の関心に合ったテーマをじっくりと見つけ出し、それについて深める時間が十分に与えられるので、非常に学びやすい環境であると思います。普段は穏やかな先生ですが、発表の際には非常に鋭い視点から指摘・助言をしていただけるので、いつも多くのことに気づかされます。わからないことや躓くことがあっても、先生が優しくフォローしてくださるのでとても安心して臨むことが出来ます。

○ゼミの自慢
 少人数なので先生との距離が近く、一人ひとりの学生が手厚い指導を受けられるのはとても嬉しいです。このゼミでは希望進路が様々なので、自分の学びたいことを積極的に学ぶことができ、それに合わせて先生が柔軟に対応してくださいます。ゼミの中はいつもアットホームな雰囲気で安心感があり、人数が少ないながらも楽しい時は存分に楽しむことの出来るとても居心地の良いゼミです。