ホームゼミ情報 2019年度 ゼミ情報 2019’金城ゼミ
2019年度 ゼミ情報2019-seminar
プロフィール
お茶の水女子大学卒業、ニューヨーク大学大学院博士課程修了( Ph.D.心理学) 。
松下電器産業(現在のPanasonic) 音響研究所、東京都老人総合研究所(現在の東京都健康長寿医療センター)、
大妻女子大学 社会情報学部 准教授などを経て2012年4月より現職。
認知心理学を中心に、実験や調査で人の「心理の真理」の解明を目指します。
条件となる履修科目の有無
◇2年次までの必修科目はすべて履修していること。
◇知覚・認知心理学、心理学英語購読Aを履修していること。
◇3年次以降、調査法実習、認知心理学実習、応用統計学などを履修することが望ましい。
先生から一言
これまでのゼミでは3年次にテーマを決めて全員で実験を行っています。多くの研究は視線計測器を用いた実験です。
◇2012年度は「人は好きだから見るのか、見るから好きなのか(視線のカスケード現象)」
◇2013年度は「地方自治体のHPの使いやすさ(Web Usability)」
◇2014年度は「CMの映像と音楽の明暗が購買意欲に与える影響」
◇2015年度は「歩きながらスマホの危険性についての実証実験」
◇2016年度は「認知心理学に基づく大学生を対象としたスマートフォン利用の調査・実験結果」
2013年度のゼミでの研究は2013年6月日本認知心理学会と白金心理学会で、2014,2015年のゼミの研究は白金心理学会で発表しています。2016年のゼミの研究は2017年5月に東京国際フォーラムで行われた官公庁、独立行政法人、自治体等公共機関の職員の方を対象にしたセミナーで発表しました。
卒論研究をベースに学会発表を行った学生さんもいます。2014年6月の日本認知心理学会でポスター発表、2015年認知科学(査読付き)論文発表、2016年度の日本体育学会でポスター発表を行っています。
今年度の3年次春学期は輪読・発表・ディスカッションの形で、「知覚と感性」について研究しました。秋学期からは、2020年のオリンピックに向けてエレベータボタンのユーザビリティについてユニバーサルデザインの観点から実験を行い、最終的には論文を作成する予定です。英語の文献も必要に応じて読んでいます。
学生のみなさんと相談しながら、みなさんが最も興味を持ち、現実社会との関連を意識できるテーマを扱っていきたいと思います。以下の条件に一つでも該当される方大歓迎です。ぜひ一緒に楽しいゼミにしましょう。
◇ゼミでの活動に積極的に取り組み、楽しいゼミにしていこうという意欲がある
◇4年次に卒論を書きたいという熱意がある
◇認知心理学や実験に興味のある
◇英語で論文を読みたい
◇実験のプログラミングをしたい
◇4年生や大学院生の実験や調査のお手伝いができる、参加者として積極的に協力できる
◇春休み、夏休みの課題にしっかり取り組める
◇ゼミの4年生や院生と交流を深めたい
2013年度卒業論文・ゼミ論文タイトル
* 性格特性と色彩印象の関連について2014年度卒業論文・ゼミ論文タイトル
*日本語フォントの違いによる印象の変化:オノマトペとキャッチコピーから2015年度卒業論文タイトル
*3Dゲームによる探索課題と方向定位課題を用いた方向感覚の性差の検討2016年度卒業論文・ゼミ論文タイトル
*映像鑑賞時におけるBGM調和による感情誘導作用の検討
*音響刺激の違いが時間評価に及ぼす影響について
*自己顕示欲と結婚観の関係について-大学生の結婚観と性差の関連から-
*リアリティモニタリング課題を用いた確認傾向者の特性についての検討
*大学生のこころの知覚と死生観について-Gray, Gray, Wegner(2007)をベースにして-
*手書き文字とワープロ文字の印象の違い-手紙の場合
*教科に抱くイメージカラーについての検討
*お守りの持つ付加価値の検討-お守りの効果に注目して-
*キャラクターの顔パーツ比率の違いによる「癒し」の印象評価の検討
*20代女性のストレスと自律神経の変化による心の不調と対処法
*チョコレート菓子のパッケージカラーが商品選択に与える影響
学生から見た先生のイメージ
・やさしいママ
・とにかくかわいい
・熱心な指導
3年生 11名(1:10)
卒業後の希望進路
・就職進路実績
・公務員
・広告
・金融
・営業
・システムエンジニア
・大学院
研究や活動内容(実績の有無等)
○3年生
【春学期】視線に関する認知心理学の本や論文を章ごとに担当者を決めてプレゼンテーションを行ったり、英文の英単語帳を用いて単語の語源や意味を理解し発表したりするなど、知識を深めてきました。また、視線計測器の使い方を教えていただき、実際に体験しました。ゼミ生からひとこと!
○このゼミを選んだ理由
・入った先輩方からおすすめされたり良い評判を聞いたりしていたのと、実際に先生のお人柄や研究分野に惹かれたから。
・先輩から金城ゼミは他のゼミよりも実験が多いと聞き、面白そうだと思ったから。
・大学で心理学を学んできた中で1番興味を持ったものが認知心理学で、それをより詳しく学ぶためには金城先生のゼミが良いと思ったから。
○実際に入ってみての感想
・ゼミ生みんなで研究の計画を立てるので、全員で1つの目標に向かって頑張ることができます。先生がとにかく優しくてカワイイです。そしてゼミのみんなも!○ゼミの自慢など
・研究内容によっては視線計測器を使った実験を行えるため、他ではなかなかできないような経験ができます。○ゼミ長からひとこと!
自分のやりたいことを仲間と一緒に共有しながら行うことができます。メリハリをしっかりつけて学習するので、楽しんで活動できます!