ホームゼミ情報 2021年度 ゼミ情報 2021’中村ゼミ

2021年度 ゼミ情報2021-seminar

中村先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野は国語科教育学です。国語科の学習指導に関すること全てをテーマにしています。現在の国語にとって《常識》となっている概念(たとえば『読書』や『読解』)が形作られていった時期にあたる昭和30年代の国語科について主に研究していますが、一方で未来にも興味があります。とりわけ、次のステージに相当するコンテンツとして、メディア・リテラシー(メディアの『読み書き』)に注目しています。

条件となる履修科目の有無

○2年次に履修しておきたい科目と3年次に履修しなければいけない科目
2年次の講義は持っていないので、1年次の「国語」の講義に意欲的に参加することが求められます。

先生から一言

ことばは、人を死に至らしめる「凶器」にも、人を絶望の底から助ける「救いの糸」にもなります。日々、なんとなく使っていたのでは気付きません。ことばの真価を見据えて、子ども達をよりよく育てる優れた教師を、一人でも多く世の中に送り出したいと心がけています。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・笑顔がとても素敵でほんわかしてて癒される(LINEのアイコンがかわいい!)
・穏やかで優しくて包容力がある
・常に笑顔
・言葉を大切にしている
・映画や小説、歌舞伎など自分の知らなかったものを話してくださるので、話を聞いていて新鮮でおもしろい

ゼミの人数

3年生 9名
4年生 7名

卒業後の希望進路

小学校教諭志望が半数ほどで、特別支援学校や幼稚園教諭、一般企業就職を目指す者など、皆様々な道を目指しています。

進路実績

小学校教諭/特別支援学校教諭/幼稚園教諭/一般企業就職

研究や活動内容(実績の有無等)

○3年生
春学期は『思考と行動における言語』という本を章ごとに分担し、発表とディスカッションを通して購読していきます。本の内容について、歴史や日常生活、自分自身の経験など様々な視点から、具体例を用いて考えたり、ディスカッションすることで、普段何気なく使っている言語について深めていきます。また、秋学期では『日本語のレトリック』という本を用いて同じように学習を進めていき、卒業論文についても考えを深めていきます。

○4年生
卒業論文の執筆を中心に活動していきます。今までの学びをもとに、研究テーマを設定し、取り組んでいきます。各々の論文の作成状況を発表し合ったり、意見交換を行ったりしてよりよい論文の作成を目指します。先輩方は、文学教材に着目したものや授業づくりに着目したものなど様々な視点からテーマを設定し、研究しています。

以下が今年度の4年生の先輩達の研究テーマです。研究内容は「言葉に関するもの」なので自由度が高く、自分の興味のある分野について深められるのがこのゼミの良いところです!

「作家 加藤シゲアキの今-『オルタネート』の分析を通して-」
「絵本『さっちゃんのまほうのて』を用いてよりよい共生社会を目指す」
「あいさつの意義と小学校における指導」
「日本語の持つノスタルジックな世界観~御徒町凧の詩から迫る~」
「教室音読・朗読実施について-『伝統的な言語文化に関する事項』との関わりから―」
「ジブリ作品『風の谷のナウシカ』論-なぜナウシカは魅力的なのかー」
「落合博満の指導論~中日ドラゴンズ黄金時代から考える~」

ゼミ生からひとこと!

○このゼミを選んだ理由
・1年次の「国語」の授業がとても印象に残り、言葉に興味をもったから
・中村先生の授業が面白くて好きだったから
・興味のある分野が国語に関連していたから
・国語や本が好きだから

◯実際に入ってみての感想
・広告など身近に溢れる言葉について自分の経験から「例えば具体的にどういうことなのかな?」と捉え直し、仲間の意見も聞くことで新たな発見ができるから楽しい
・日本語や言葉には不明確な点が多いけれど、その分あらゆる視点で人の考え方や日本語の美しさ、言葉で伝えるという行為に対してアプローチできるようになった
・プレゼンテーションをする力や聞く力、考える力を身に付けることができる
・先生が一人一人をとても大切にしてくれていて、力になる言葉をくれる
・意見交換の場がしっかり設けられていて学びが深まり、刺激をもらえる

→「言葉」について考えることはどんな道を目指している人でも必ず役立つので、有意義な学びができます!

◯ゼミの自慢など
・先生が優しく見守っていてくれるので何か失敗しても平気な雰囲気が最高!
・みんな温かく優しい人ばかりなので和やかな雰囲気
・とにかく先生がかわいい!