ホームゼミ情報 2021年度 ゼミ情報 2021’緒方ゼミ
2021年度 ゼミ情報2021-seminar
プロフィール
障害児者心理学領域を担当しています。
大学3年生の時の実習の授業での高機能自閉症やアスペルガー症候群のお子さんたちとそのご家族との出会いによって、今の私があります・・・本当に感謝です!
最近は小学校・中学校に行って、発達障害の子どもたちが通常の授業に困らないで参加するためにはどうしたらよいか、ということを担任の先生やコーディネーターの先生方と考えています。
特別支援ではなく、「授業研究」の枠組みで考えてくださる学校が増えているので、少しずつインクルーシヴな学校に向かっていることを実感し、うれしく思っているところです。
条件となる履修科目の有無
「障害児基礎実習」は必ず履修してください。
障害児者心理学の学びは、様々なニーズのある子どもたちと知り合うことから始まります。
先生から一言
この領域の課題はまだまだ山積みです。
家族の問題を背景にもっている子どもたちもたくさんいます。
子ども本人の力だけでは解決できない問題のために大きな不利益を被っている子どもを一人でも救うために、一緒に学びましょう。
学生から見た先生のイメージ
・学生一人一人の意見を尊重して聞いて下さり、学生の考えを深めて下さる
・優しく親身になってくれて、的確なアドバイスを下さる
・その場が和やかな雰囲気になる温かさを持っている
・「そうか」と大切なことに気付かせてくれる特別支援のスペシャリスト!
ゼミの人数
3年生 9名
4年生 8名
卒業後の希望進路
大学院、特別支援学校教諭、小学校教諭、幼稚園教諭、一般企業
進路実績
東京都小学校、横浜市小学校、埼玉県特別支援学校、千葉県特別支援学校、栃木県特別支援学校、教育系企業
研究や活動内容
○3,4年生共通
3年生と4年生は共通して、土曜日1限と2限に続けて開講される「特別支援臨床基礎実習」の授業が必須科目となっています。この授業では、他学年の学生や大学院生の方と班になり、障害を持つ子どもの支援方法について考え、支援を実践する活動がメインに展開されています。
先生のアドバイスを受けながら、周りの学生や大学院生との話し合いを通して支援について考える中で、新しい気づきを得ることができます。実際に子どもと触れ合うことでたくさんの発見ができる授業です。
○3年生
学生自身が気になった論文を選び、学生や先生に向けて発表する場が設けられています。春学期では「幼児期における特別なニーズのある子どもの支援」や「知的障害特別支援学校における防災教育」などの様々なテーマが挙げられました。それらの論文を通して、感じたことや抱いた思い、課題点などを全員で話し合い、それぞれの考えを育むことのできる活動になっています。自分にはなかった視点や発想に巡り会うことのできる貴重な場です。
○4年生
今年度の4年生は以下のテーマで卒業論文に取り組んでいます。
「障がい者の就労支援と農福連携の可能性」(予定)
「特別な支援を必要とする児童に対する他の児童の障害観が、学級内援助に及ぼす影響」(仮)
「授業におけるユニバーサルデザインの有効性とその課題」(予定)
「オリパラ教育の実践と子どもたちの変化」(予定)
「障害理解教育の現状と課題について」(予定)
「「親なき後」のきょうだい支援について」
「通常の学級における「個別の指導計画」の活用実態について」
「聴覚障害者の青年期におけるアイデンティティ形成について」(仮)
ゼミ生からひとこと!
○このゼミを選んだ理由
・普通学級などにいる支援が必要な子どものケアの仕方をもっと知りたい、個々の違いや特徴をお互いに受け入れ合える環境を作り出したいと思ったから
・特別支援教育について分野を絞らず幅広く学びたいと思ったから
・ゼミ紹介を見て、先生や学生の雰囲気が良さそうだったから
・自分が学びたいことを追究できると思ったから。
・特別支援の知識や学びを深めたかったから
○実際に入ってみての感想
・先生が優しく、学生の雰囲気も穏やか
・自分の興味を軸に学びを深めることができる
・教員希望の人と一般就職希望の人がいるため、進路が定まっていない人でも大歓迎!
・論文を読む機会が設けられているため、毎回新鮮な気持ちを味わうことができる!
・自分が考えていなかった観点から話し合いが進み、自分の興味がある分野についてさらに学びを深めることができる。
・自分の興味があることを深めることができるのはもちろん、他の学生の興味があることも学ぶことができて、考えを広げることができる
・友達が興味を持った論文や本を知ることができ、興味の幅を広げることができる
進路が異なるゼミのメンバーと関わる中で、毎授業新鮮な考えや思いに触れることができ、居心地のよい雰囲気で楽しいです。それまでに知らなかった世界を緒方先生と同学年のゼミメンバーとの話し合いを通して、新しい気づきを増やせて充実感を味わえる時間になっています。
○ゼミの自慢
ゼミ全体が穏やかな雰囲気で一人ひとりの意見をみんなが大切にしてくれるため、取り組みやすい楽しみな授業です!穏やかな先生としっかり意見を持っている頼もしいメンバーと共に、自分の考えを捉え直すことができる素敵なゼミです。障害児者心理学ゼミ一同、みなさんをお待ちしています。