ホームゼミ情報 2022年度 ゼミ情報 2022’金城ゼミ
2022年度 ゼミ情報2022-seminar
プロフィール
お茶の水女子大学卒業、ニューヨーク大学大学院博士課程修了( Ph.D.心理学) 。
松下電器産業(現在のPanasonic) 音響研究所、東京都老人総合研究所(現在の東京都健康長寿医療センター)、大妻女子大学 社会情報学部 准教授などを経て2012年4月より現職。2018年University of British Columbia客員教授。認知心理学を中心に、実験や調査で人の「心理の真理」の解明を目指します。
条件となる履修科目の有無
〇2年時に履修しておきたい科目と3年時に履修しなければならない科目
◇2年次までの必修科目はすべて履修していること。
◇知覚・認知心理学、心理学英語購読Aを履修していること。
◇3年次以降、調査法実習、認知心理学実習A・B(両方とも履修すること)、応用統計学、思考心理学を履修すること。余裕があれば、犯罪心理学実習も履修できるとよい。
先生から一言
〔3年次のゼミ研究テーマ〕
これまでのゼミでは3年次にテーマを決めて全員で実験を行っています。多くの研究は視線計測器を用いた実験です。2012年度 | 人は好きだから見るのか、見るから好きなのか(視線のカスケード現象) |
2013年度 | 地方自治体のHPの使いやすさ(Web Usability) |
2014年度 | CMの映像と音楽の明暗が購買意欲に与える影響 |
2015年度 | 歩きながらスマホの危険性についての実証実験 |
2016年度 | 大学生を対象としたスマートフォン利用の調査・実験結果 |
2017年度 | エレベーター開閉サインに関する新デザインの提案とユーザビリティ評価 ―われわれの三角矢印への挑戦― |
2018年度 | ゼミ募集なし |
2019年度 | 瞬目の印象への影響-瞬目の多寡と模倣の観点からー |
2020年度 | 分かりやすいグラフ表現に関連する要素の検討 |
2021年度 | オンデマンド授業動画の視聴における 実態調査と早送り速度が学習効果に与える影響についての実験 |
2013年度のゼミでの研究は2013年6月日本認知心理学会と白金心理学会で、2014,2015年度のゼミの研究は白金心理学会で発表しています。2016年のゼミの研究は2017年5月に東京国際フォーラムで行われた官公庁、独立行政法人、自治体等公共機関の職員の方を対象にしたセミナーで「認知心理学に基づく大学生を対象としたスマートフォン利用の最新調査・実験結果」として発表しました。2017年度の研究では、留学生を対象にしたエレベータボタンのデザインの実験を行っています。2019年度は白金心理学会の奨励金を受け、コミュニケーションにおいてし聞き手の瞬きのタイミングが話し手と同期するという面白い現象を確認しました。2020年度も奨励金を受け、認知心理学と情報デザインの観点から心理学部生向けに美しい冊子「グラフ作成マニュアル」を仕上げました。2021年度も奨励金を受け「オンデマンド授業動画の視聴における実態調査と早送り速度が学習効果に与える影響についての実験」を行い、日本認知心理学会の学生部門、および、白金心理学会で発表しました。
卒論研究をベースに学会発表を行った学生さんもいます。2014年6月の日本認知心理学会でポスター発表、2015年認知科学(査読付き)論文発表、2016年度の日本体育学会でポスター発表を行っています。〔研究意欲のある方大募集!〕
学生のみなさんと相談しながら、みなさんが最も興味を持ち、現実社会との関連を意識できるテーマを扱っていきたいと思います。以下の条件に一つでも該当される方大歓迎です。ぜひ一緒に楽しく実りあるゼミにしていきましょう。
〔過去の卒業論文・ゼミ論文のタイトル一覧〕
2013年度
・性格特性と色彩印象の関連について
・顔の印象が記憶に与える影響
・連続した時間切迫下での経過時間の表示の有無が課題成績及び時間的切迫感に与える影響
・記憶の保持時間が視線のカスケード現象に与える影響
・選択条件の違いが視線のカスケード現象に与える影響
・大学生の貯蓄意識について:貯蓄意識とライフイベントの関連
・指差喚呼を用いた安全確認の有効性と今後の課題
・善悪のイメージと空間認識:天使と悪魔はどこからくるか?
・診療所の待合室の視覚的特性が学生一人での利用時に与える心理的影響について
・スクールカウンセラーと養護教諭の連携
学生から見た先生のイメージ
お母さんみたいな先生です!(笑)天然で可愛らしい一面もあります♡
とても話しやすく、毎回楽しくお話して下さいます!
3年生:4名
4年生:9名(男女比:1:2)
卒業後の希望進路
就職
進路実績
・公務員
・システムエンジニア
・教育産業
・広告
・金融
・営業
・大学院進学
研究や活動内容(実績の有無等)
○3年:自分達で選んだ知覚や感性に関する書籍を輪読し、発表を行いました!また、秋学期の研究に向け、研究計画を立てました。秋学期には実際に調査や分析を行う予定です。
○4年:2021年度は白金心理学会から研究奨励費をいただき、ゼミ生全員で「オンデマンド授業動画視聴における実態調査と早送り速度が学習効果に与える影響についての実験」について、日本認知心理学会学生発表部門での学会発表、および、白金心理学会での成果発表を行いました。現在は、各々の卒論研究に取り組んでいます。
ゼミ生からひとこと!
○このゼミを選んだ理由
・認知心理学の実験をしたいと思った!
・顔の錯覚に興味があり、化粧の錯視効果について学びたかったから!
・音楽と心理の関係について興味があったから!
・1,2年生の授業を受け、基礎系の心理科目に興味を持ち、特に顔の認知について研究して見たかったから!
○実際に入ってみての感想
・少人数ならではのアットホームな雰囲気で行う授業が楽しく、やりがいがあります!○ゼミの自慢など
・金城先生は私たちの意見を尊重し、やりたいことをサポートしてくれます!