ホームゼミ情報 2023年度ゼミ情報 2023’萩野谷ゼミ

2023年度ゼミ情報2023-seminar

萩野谷先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

・専門分野:司法・犯罪心理学,捜査心理学

・経歴:警察の科学捜査研究所で心理担当職員として約10年,ポリグラフ検査や犯罪者プロファイリングの実務・研究に取り組んできました。その後海外の大学で研究員をしながら,捜査面接などの研究にも幅を広げています。

・ゼミについて:3年生は,犯罪心理学の基礎知識を身につける作業やグループ研究に取り組んでいます。4年生は,自分の興味や問題意識に基づくテーマについて1年をかけて研究を行い,卒業論文・ゼミ論文の作成を目指しています。

・扱うテーマ:捜査面接(被害者聴取,被疑者調べ)のトレーニング,犯罪者プロファイリング(犯罪リンケージ,犯人像推定,地理的プロファイリングなど),ポリグラフ検査(隠匿情報検査),虚偽検出など

条件となる履修科目の有無

・単独・グループ活動ともに自分から動いて作業を進められること。
・ 3年次で、司法・犯罪心理学を履修すること。

先生から一言

日常ではあまり出会うことのない犯罪を対象とした心理学について,専門家が行うような研究にチャレンジしましょう。研究を進める中で,様々なソフトウェアや機材を使いこなしたり,自分でスケジュールを立てて作業を進めたり,グループで相談しながら作業を進めたりする経験は,どのような職業でも活かせる経験になります。
将来,科学捜査研究所,刑務所や少年院,少年鑑別所,保護観察所,家庭裁判所調査官,児童相談所など,犯罪と関わる現場の専門職を目指す方も歓迎します。
2021年度から始まった比較的新しいゼミですが,これまでの4年生は,ポリグラフ検査,プロファイリング,目撃証言,嘘,子どもから聴取のトレーニング,犯罪不安,サイバーストーキングなど,さまざまなテーマで研究に取り組んでいます。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・優しい、的確なアドバイスをしてくださる
・親しみやすいけどすごく頭がいい
・奥さんが大好きな方
・生徒の考えに寄り添ってくれる優しい先生
・穏やかな人

ゼミの人数

3年生 16人
4年生 12人

卒業後の希望進路

一般就職、公務員(心理職)

進路実績

IT・通信系,メーカー,小売,独立行政法人

研究や活動内容(実績の有無等)

・3年
春学期は、前半にグループで犯罪心理学の中で興味のある分野を調べ、発表を行いました。後半は、春学期で扱ったテーマを踏まえ、グループで実験計画を立てました。
テーマ:煽り運転の犯人像推定、VR装置を使った目撃証言の研究

・4年
卒業論文やゼミ論文に向け、文献の調査や研究の計画を行っています。
テーマ:SNSにおける主観的及び客観的リテラシー、テキストマイニングによる漫画「名探偵コナン」における犯罪動機の類型化、嘱託殺人の類型化、ひき逃げと他の交通事故の比較

ゼミ生から一言

◯このゼミを選んだ理由
・犯罪発生の動機や犯人の特徴に興味があったから。
・将来、司法領域で心理職として働きたいので、犯罪心理学を専攻したかったから。
・元々犯罪心理学に興味があったから。
・犯罪行動の生物学的要因に関心を持ったから。
・犯罪心理学の知識を将来仕事に生かしたいから

○実際に入ってみての感想
・これまで学んだ事のない分野なので、新しい発見や経験が得られて楽しい
・できることは幅広いが、犯罪心理学の中でもかなり捜査心理学寄り
・一見すると心理学らしくはないかも?
・想像よりも犯罪心理学の学問領域が広く、驚いたと同時に面白いと感じている。
・VRや実際に取調べで使うような機械を使うことができて楽しい

◯ゼミの自慢
・学生も先生も優しい!
・楽しく和やかな雰囲気
・緩さもありつつ真面目に頑張ること
・ポリグラフ検査の機材をはじめとして、犯罪心理学を志さないと一生触れることがないであろう機材に触れることができること
・みんな優しくてノリがいい