ホームゼミ情報 2024年度ゼミ情報 2024’萩野谷ゼミ
2024年度ゼミ情報2024-seminar
プロフィール
・専門分野:司法・犯罪心理学,捜査心理学
・経歴:警察の科学捜査研究所で心理担当職員として約10年,ポリグラフ検査や犯罪者プロファイリングの実務・研究に取り組んできました。その後海外の大学で研究員をしながら,捜査面接などの研究にも幅を広げています。
・ゼミについて:3年生は,犯罪心理学の基礎知識を身につける作業やグループ研究に取り組んでいます。4年生は,自分の興味や問題意識に基づくテーマについて1年をかけて研究を行い,卒業論文・ゼミ論文の作成を目指しています。
扱うテーマ:捜査面接(被害者聴取,被疑者調べ)のトレーニング,犯罪者プロファイリング(犯罪リンケージ,犯人像推定,地理的プロファイリングなど),ポリグラフ検査(隠匿情報検査),虚偽検出など
条件となる履修科目の有無
・3年次に司法・犯罪心理学を履修すること。
先生から一言
日常ではあまり出会うことのない犯罪を対象とした心理学について,専門家が行うような研究にチャレンジしましょう。研究を進める中で,様々なソフトウェアや機材を使いこなしたり,自分でスケジュールを立てて作業を進めたり,グループで相談しながら作業を進めたりする経験は,どのような職業でも活かせる経験になります。
将来,科学捜査研究所,刑務所や少年院,少年鑑別所,保護観察所,家庭裁判所調査官,児童相談所など,犯罪と関わる現場の専門職を目指す方も歓迎します。
これまでの4年生は,ポリグラフ検査,プロファイリング,目撃証言,嘘,子どもや目撃者の聴取・取調べのトレーニング,恐怖や嫉妬などのネガティブ感情,サイバーストーキング,犯罪者の意思決定,犯罪不安などさまざまなテーマで研究に取り組んでいます。
学生から見た先生のイメージ
・気さくに話しかけてくれる
・優しく生徒に寄り添ってくれる
・生徒からも話しかけやすい先生
・困ったときはアドバイスをくれる
・警察や捜査についての知識が豊富
ゼミの人数
3年生 15人
4年生 14人
卒業後の希望進路
一般就職、公務員(心理職)
進路実績
IT・通信系、メーカー、小売、独立行政法人
研究や活動内容(実績の有無等)
○3年
春学期は、グループに分かれ興味のあるテーマを選択し、それについて調べたことを発表しました。秋学期は、春学期で学んだことを元に、グループごとにそれぞれテーマを決め実験計画を立てました。
テーマ:におい手がかりが事件現場の記憶の想起に及ぼす影響、記憶再生時におけるVRの効果、服装の色彩が目撃者の記憶に及ぼす影響
○4年
卒業論文やゼミ論文に向け、文献の調査や研究の計画を行っています。
テーマ:証拠の戦略的使用による被疑者の欺瞞検出、質問類型ごとの目撃者の返答パターン、模擬犯罪場面における隠匿・探索行動、環境に対する恐怖に視界が及ぼす影響、嫉妬の主体と客体の関係性が嫉妬感情に及ぼす影響、大学生における模擬犯罪場面の意思決定、ポジティブ感情及びネガティブ感情の鳥肌感との関係
ゼミ生から一言
◯このゼミを選んだ理由
・卒業後、司法領域で働きたいと考えているから。
・犯罪心理学に興味があり、純粋に面白そうだと思ったから。
・ポリグラフ検査など専門的な機会を使って学べることに魅力を感じたから。
・犯罪心理という特殊な学問を大学生で学べるのは貴重な経験だと思ったから。
○実際に入ってみての感想
・これまでの授業で学んだことがない知識ばかりで面白い。
・一概に犯罪心理学といっても様々な領域があることを知った。
・この先学ぶ機会があまりない分野なので、ゼミで学べてよかった。
・VRやポリグラフ検査などの機械を使う授業が楽しかった。
◯ゼミの自慢
・先生も学生も優しく穏やかな雰囲気
・グループワークやお昼休みなどゼミ内でも色々な人と話せる
・真面目にやらないといけない時はみんなきちんとやる
・犯罪心理学も先生も生徒も全部楽しい!