ホームゼミ情報 2024年度ゼミ情報 2024’海津ゼミ
2024年度ゼミ情報2024-seminar
プロフィール
専門分野:障害科学
研究テーマ:
○通常の学級に在籍する子どもの学習のつまずきの早期把握・早期支援
○学習障害(LD)等のある子どものアセスメントと科学的根拠に基づいた指導・支援
条件となる履修科目の有無
3年時には「障害児教育相談とアセスメント」,さらには,土曜の「特別支援臨床基礎実習A.B」についての履修は必須とします。
なお,ゼミに入るまでに,英語の文献を読めるようにしておくこと,統計についての基礎知識を身につけておくことが望ましいです。
先生から一言
人は誰しも得意なこと,苦手なことがあります。一人一人,多様であるからこそ,誰一人同じ人は存在せず,それが個としての魅力とも言えます。ただし,中には苦手なことが日々の学習や生活に大きく影響し,度重なる失敗経験によって,心が傷つき,本来有している得意なことの煌めきまでをも影を潜めてしまうことがあります。通常の学級に在籍するLD(学習障害)の子どもたちは,外からでは彼(彼女)たちの困っていることが見えにくく,支援が遅れがちです。つまずきが重くなって初めて気づかれることもしばしばです。そこで,通常の学級において,LDのある子どもたちを含む全ての子どものつまずきや実態を早期に正確に把握し,その結果を基に科学的根拠に基づいた支援を行う,いわば「つまずかせないための支援」を追究することをめざします。
学生から見た先生のイメージ
・おちゃめで明るく、皆に優しい先生です
・ゼミ生一人一人に対して寄り添い、真摯に向き合ってくれます
ゼミの人数
3年 8名
4年 8名
卒業後の希望進路
小学校教諭、幼稚園職員、一般企業、大学院進学等
進路実績
小学校教諭、幼稚園職員、一般企業、大学院進学等
研究や活動内容
◯3年
・ゼミが始まっての数回は先生から論文についての読み方や探し方の説明や、先生の研究分野である多層指導モデルMIMの説明、MIMの論文の紹介を受けながら、感想や意見共有を行い、論文やMIMについてを詳しく学ぶことができます。
・春学期に1人1回学生自身が興味ある論文を選びゼミ内にて発表、意見共有を行う場が設けられており、多種多様なテーマについて深め合うことができます。
・秋学期は、4年生での卒論完成に向けて現4年生の活動を参考にしながら、卒論の構想を練っていきます。
◯4年
・卒業論文の作成(途中経過の報告会)
大まかな論文テーマ
「教員における職場環境の一現状とそれを取り巻くストレス要因-教員へのインタビュー調査を通して-」
「多様な児童の在籍する通常の学級における児童の実態把握についての一考察-多層指導モデルMIMの結果から-」
「インクルーシブ教育の現状と課題-教員へのアンケート調査を通して-」
「小学校の通常の学級に在籍するADHD児の後方視的研究-ナラティブ・アプローチを通して-」
「不登校経験のある生徒の母親支援について」
ゼミ生から一言
・このゼミを選んだ理由
特別支援教育や発達障害に興味を持っており、「誰1人取り残さない、個々の児童に合わせた教育」という先生の考え方に惹かれたからです。
・実際に入ってみての感想
皆優しく、とても暖かい雰囲気の中で自身の関心あるテーマの他、特別支援教育に関する多方面の学びを深めることができ、とても良い場であると感じています。
◯ゼミの自慢
・東京都の小学校や国立特別支援教育総合研究所を訪問したりと実際の様子を学んだり、現場での声を聞くことができる大変貴重な経験ができます。
・秋学期以降では4年生や院生の方とのゼミの活動も行うため、縦のつながりを持つことができます。
○実際に入ってみての感想
個人の関心に合わせて、真剣かつ温かい雰囲気で学習を深めることができ、とてもよい学び合いができていると感じています。
○ゼミ生集合写真