ホームゼミ情報 2024年度ゼミ情報 2024’小林(潤)ゼミ

2024年度ゼミ情報2024-seminar

小林潤一郎先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野:発達小児科学、障害児医学

教育と医療の連携・協働を通じた、発達障害、知的障害の子どもに対する予防的な心の健康支援を研究と実践の大きなテーマにしています。特に、自閉スペクトラム症の子どもが所属感を持てるコミュニティ作り、情緒障害通級指導教室と療育センターの連携、知的障害特別支援学校における精神保健、発達障害医療と特別支援教育の連携などに関心を持っています。ゼミでは、こうした分野を中心に活動テーマを設定し、学修と実践、研究にチャレンジします。

条件となる履修科目の有無

○3、4年時に履修しなければならない科目
「特別支援臨床基礎実習」、「肢体不自由の心理・生理・病理」、「病弱の心理・生理・病理」、「特別支援臨床実習」を必ず履修すること

先生から一言

人は誰しも、誰かとつながり、何かしらのコミュニティに所属して暮らしています。しかし、自閉スペクトラム症の子どもは、他者とつながることやどこかに所属することに失敗しがちで、心の健康問題を生じやすいことが知られています。彼らが活き活きと健康に暮らし、成長するためにはどのような支援が必要なのでしょうか?ゼミでの学習を通じて、知的障害、発達障害の子どもの心の健康をめぐり、教育と医療の接点で活躍する人材が育つことを願っています。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・最初はまじめな先生、というイメージだったけど、今は穏やかでかわいくてちょっとおちゃめなイメージがあります!
・なんでも知っていて、とてもわかりやすく丁寧に教えてくれる先生です。
・よく笑うかわいらしい先生です。また相談を快く聞いてくださり頼りになります!

ゼミの人数

3年生:9人
4年生:4人

卒業後の希望進路

・療育センターの児童指導員
・療育センターのソーシャルワーカー
・特別支援学校教諭
・小学校教諭
・民間企業

進路実績

・小学校教諭
・特別支援学校教諭
・公務員(福祉)
・教育系一般企業
・大学院

研究や活動内容(実績の有無等)

○3年
春学期では、基本的な活動として、興味のあるテーマについて調査→発表→ディスカッションを行っていました。
(取り組んだテーマの一例)
・ICTの活用や格差について
・学校と医療について
・障害を持つ人の家族支援について

また、横浜市内の療育センターの見学も行いました。実際の現場を見ることで療育現場の知見を深めることができました。


○4年
<卒論テーマ例>
・小学校教諭養成課程の学生と中学校教諭養成課程の学生の、発達障害の傾向がある児童生徒への合理的配慮に対するイメージについて
・「人とのつながり」に着目した、重症心身障害のあるこどもと家族の、学校卒業後の生活に関する調査
・児童生徒の心理的居場所感について

<活動例>
・学生や高校生に向けて特別支援学級についてのワークショップ

ゼミ生から一言

○このゼミを選んだ理由
・特別支援教育だけでなく、障害児と医療のつながりについて学びたいと思ったから。
・2年次に受講した知的障害の病理の授業から、医療と教育の連携の重要性を知り、もっと学びたいと思ったから。
・先生の顔がとても広く、療育センターなどの見学に行けることが魅力的だと思ったから。

○実際に入ってみての感想
・学生主体で興味のあることを調べたり、深められたりするので楽しい時間です!先生から、実際の臨床現場等のお話を聞けるのも、このゼミならではで貴重だなと思っています。
・自分たちのやりたいことを深めることができるゼミだと思います。このゼミではなかったら、教育や特別支援についてここまで深く考えることはなかったのではないかと思います!
・興味のある事柄について調べ、ディスカッションや先生からの助言をいただくことで教育や特別支援教育について深く考えることが多くなりました。療育センターの見学に行くこともあったので、特別支援教育や療育について学びたいと思っている人にはおすすめです。

○ゼミの自慢
・良い意味でとにかく自由!
・先輩後輩関係なく仲が良く、縦の繋がりがあるのが自慢です。
・学年を超えてつながりのあるゼミです!
・療育センターに見学に行かせていただくことができます。
・見学や話し合いなど、活動の内容が濃く充実感があります。

小林ゼミ写真。秩父サインモニュメントの後ろに小林先生と6人のゼミ生が並びLサイン。 外で小林先生の方を向き、話を聞くゼミ生たちの様子。