ホームゼミ情報 2024年度ゼミ情報 2024’鞍馬ゼミ

2024年度ゼミ情報2024-seminar

鞍馬先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門は教育経営学です。教育経営学は、教育という営みを成り立たせている条件整備のあり方を考える学問領域です。具体的には、教育目標の達成や教育課題の克服のために、人や物、お金、情報などをいかに管理し使っていくかといった、マネジメントのあり方を追究する領域にあたります。
私自身は、主に比較教育学の手法を使って、日米両国の教員養成や教員研修のあり方、学校組織のあり方について研究を進めております。
ゼミで扱うテーマは、基本的に学生の興味・関心に基づいて決定します。これまで扱った共通テーマには、①「子どもの貧困」問題と学校・行政・地域の役割、②学級崩壊と学級・学校経営、③教育委員会制度改革、④いじめ事件から見る組織としての学校と教育委員会の課題、⑤「学力」の向上と学級・学校経営、⑥教員制度改革、⑦特別支援教育制度、⑧東日本大震災と被災地域の教育経営、⑨学校の危機管理、⑩教職員の職務環境、およそ以上が含まれます。また、共通のテーマ(共同研究)とは別に、各自が研究のテーマを決めて4年生の最後にその成果を発表するという形を採用しております(個人研究)。

個人研究のテーマは多種多様であり、学生のみならず、私自身も毎回多くの刺激を受けているところです。

条件となる履修科目の有無

履修条件は特になく、教育経営学や比較教育学に関心のある方ならどなたでも構いません。それぞれの立場で、アクティブに教育や社会の問題に切り込んでいってください。

先生から一言

教育学的な考え方や研究の仕方、さまざまな教育的事象を分析するための力を修得して欲しいと思っております。ゼミを通じた知的な交流は一生の宝物になるはずです。皆さんとの生涯にわたる交流を楽しみにしております。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・些細な悩みでも、親身に相談にのってくださいます。
・学生の大学生活の様子を、常に気にかけてくれる優しい先生です。
・天然でお茶目な一面もあります。

ゼミの人数と希望進路

3年生 3名 (教職1名 民間企業&公務員等2名)
4年生 10名 (教職2名 民間企業&公務員等8名)

研究や活動内容(実績の有無等)

ゼミでは、自身の関心のあることについて調べて学びを深め、発表していく活動が中心です。
3年生は実際に興味のある論文を探し、4年生になるとそれを基にそれぞれのゼミ論・卒論に取り組みます。そのための論文の探し方や参考文献の提示の仕方など、基礎的なことも改めて学ぶことが出来ます。
今年度の3年生が関心をもっているテーマは、「地域創生と教育・子育て支援策」「教育における経営と一般企業における経営の比較について」「学校事務職員の職務について」などです。
4年生は「ひとり親家庭における子どもの貧困状況と対策について」「保護者教育の現状と課題」「教員志願者の変動と教員採用試験制度改革」「中途退職教員とその後のキャリア」「子どもの環境による教育格差」などをテーマとして、論文を進めています。

このゼミを選んだ理由

・制度や経営の側面から、今後の教育現場の在り方について考えを深めたいと思ったからです。
・学校という組織と教師という職業が、他の職業や職種、組織と比べてどのように異なるのか、比較研究をしたかったからです。
・教師を目指すに当たって、学校の課題等を知ることが重要だと考えたからです。
・学校が抱える問題、対策、経営のあり方について興味がありました。

実際に入ってみての感想

・意見交換をする時間が設けられていて、他者の考えに触れる機会が多くあります。
・やる時はやる、遊ぶ時は思いっきり遊ぶ、メリハリのついたゼミです!
・ゼミの始めの時間には毎回、1週間の出来事を発表します。その時間でお互いのことを知ることができ、仲が深まるきっかけになっています
・課題は負担にならない量・内容で、学びたいことについてゆっくり時間を充てられます!

ゼミの自慢

・教職に限らず、様々な分野について理解を深めることができます。
・発言の機会と受け入れる環境が整っているため、自分の意見を緊張せず言うことができます。
・教育経営を学びたい人も、それ以外を学びたい人も、学びたいことが定まっていない人も自由に学びを深めることができるゼミです。

(↓3-4年生合同ゼミでの一コマです)

鞍馬ゼミ集合写真。教室で13人のゼミ生がピースやグッドサイン、ハートを作り笑顔。

ゼミ中の様子。机を合わせて5人のゼミ生がパソコンや資料を見ている。
(↓明治学院発祥の地の石碑がある築地明石町散策を企画し、皆で楽しみました)

石碑を囲む8人のゼミ生たち。両手でローマ字「M」やハートを作っている。