ホームゼミ情報 2024年度ゼミ情報 2024’中村ゼミ

2024年度ゼミ情報2024-seminar

中村先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

専門分野は国語科教育学です。国語科の学習指導に関することがらすべてに興味があります。研究対象は、現在の国語科にとって《常識》となっている概念(たとえば,「読解」「能力」)が形作られていった時期にあたる昭和戦前期から現在にいたるまでの歴史的変遷です。さらに未来にも研究の領域を広げています。次のステージに相当するパラダイムとしての、「メディア・リテラシー(雑誌・テレビ・スマートフォン・電車内の各種広告といったさまざまなメディアの『読み書き』)」や「国際バカロレア(国際的な教育実践共通プログラム)」の可能性についても注目しています。

条件となる履修科目の有無

○2年次に履修しておきたい科目と3年次に履修しなければいけない科目
 2年次の授業は担当していないので、1年次の「国語」の授業に積極的に参加することを求めています。

先生から一言

ことばは、人を死に至らしめる「凶器」にも、人を絶望の底から引き上げる「救いの糸」にもなります。日々、なんとなく使っていたのでは気づきません。ゼミの仲間との楽しくも真摯な語り合いをとおして、ことばの働きに対する敏感な感性と強靱な心性を自ら育んでいきましょう。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

・言葉遣いが綺麗で惹かれる
・新しいことに興味津々
・優しくて、とても穏やか
・口調が柔らかい
・スタイルが良くておしゃれで歩くのが速い
・学生一人一人に親身になってくれる
・相談にのってくれて、意見を肯定してくれる
・お茶目なところもあって親しみやすい
・笑顔がかわいくて癒される
・ほしい言葉をくれる

ゼミの人数

3年生 9名
4年生 10名

卒業後の希望進路

小学校教諭/幼稚園教諭/一般企業就職

進路実績

小学校教諭/特別支援教諭/幼稚園教諭/一般企業就職

研究や活動内容(実績の有無等)

<3年>
春学期は、『思考と行動における言語』という本を章ごとに分担し、自分なりにまとめた内容と考察の発表とディスカッションを通して購読していきます。本の内容について、歴史や日常生活、自分自身の経験、趣味など様々な視点から、具体例を用いて考えたり、意見共有を行ったりすることで、普段何気なく使っている言語や思考について深めていきます。また、秋学期では『日本語のレトリック』という本を活用して、春学期と同様に学習を展開し、卒業論文についても考えを深めていきます。

<4年>
ゼミ論文(卒業論文)の執筆を中心に活動していきます。今までの学びをもとに、研究テーマを設定し、取り組んでいきます。各々の論文の作成状況を発表し合ったり、意見交換を行ったりしてよりよい論文の作成を目指します。先輩方は、言葉に関連させて、それぞれの興味や関心に基づきながらテーマを設定し、研究しています。以下が今年度の4年生の先輩達の研究テーマです。研究内容は、「言葉に関するもの」なので自由度が高く、自分の興味のある分野について深められるのがこのゼミの良い所です!

「クレヨンしんちゃんにみる日韓の言語比較」
「学校生活におけるHSC(Highly Sensitive Child)の課題と教員の在り方」
「映画『ハウルの動く城』と原作『魔法使いハウルと火の悪魔』の比較に見る映画の人気要因」
「学校図書館の授業における活用~全ての子どもを対象とした学校図書館の在り方と実現に向けて~」
「資生堂の商品広告に見る現代の男性化粧文化の拡大に関する考察」
「時代背景から考えるアンパンマンと幼児教育」
「仮面ライダーから学ぶ、“正義とは何か”」
「漫画『HUNTER×HUNTER』の言語的特徴から分析する独自性」
「なぜマツコ・デラックスは人を魅了するのかー言語表現の観点からー」
「あいみょんの歌詞の表現特性」

ゼミ生からひとこと

●このゼミを選んだ理由
・国語科や言葉に興味があったから。
・先輩方のゼミ論が面白そうな内容で興味を持ったから。
・人に大きな影響を与える言葉を適切に使える人になりたいと思ったから。
・言葉に関する本を読んで興味を持ったから。
・ゼミ論を自由なテーマで書けるから。
・言葉はどんなときでも大事だから。
・中村先生の授業に惹かれたから。
・日本語の美しさに魅了されたから。
・本が好きだから。

●実際に入ってみての感想
・身近なことに置き換えて、ゼミの仲間と話し合うことができて言葉のおもしろさを実感した。先生の知識が豊富で凄い…‼
・意見交換をしながら「言葉」の魅力を学ぶことができる。
・普段何気なく使っている言葉について捉え直すきっかけになる。
・正解がなく、穏やかな雰囲気のため、思ったことをありのままで発言できる。
・好きなものを取り入れながら、楽しく活動できる。
・学んだことが日常生活で実感できる。
・流行のものに先生も興味を持ってくれるため、楽しい。
・穏やかな空気であるため、のびのびと学習できる。
・大変だけど、とても勉強になりためになる。

●ゼミの自慢
・どんなことを言っても、先生を含めてみんな受け止めてくれること。
・ゼミ論のテーマが幅広く、言葉に関連していれば、自分の興味関心に基づいたテーマを取り扱える。
・優しい人ばかりなので、穏やかな雰囲気で学ぶことができ、居心地がいい。
・失敗を恐れずに挑戦できる。
・先生の言葉によって悩み事が緩和される。
・中村先生の良さをたくさん知れて出会えたことに感謝。
・自分からは読まないような難しい本を読み、たくさんの思考を働かせたことへの達成感を得ることができる。
・遊び時は遊んで、やる時はやるけじめのあるゼミ。

<最後に一言>
入って絶対後悔しません!考え方や視野が広がり、言葉の面白さを実感できます。
中村先生とともにお待ちしております!!


 飲食店で机を囲んだ集合写真。中村先生と16人のゼミ生が笑顔でピースなどしている。