ホームゼミ情報 2025年度ゼミ情報 2025’萩野谷ゼミ

2025年度ゼミ情報2025-seminar

萩野谷先生とゼミのプロフィール(専門分野・扱うテーマ)

プロフィール

  • ・専門分野:司法・犯罪心理学,捜査心理学
  • ・経歴:警察の科学捜査研究所で心理担当職員として約10年,ポリグラフ検査や犯罪者プロファイリングの実務・研究に取り組んできました。その後海外の大学で研究員をしながら,捜査面接などの研究にも幅を広げています。
  • ・ゼミについて:3年生は,犯罪心理学の基礎知識を身につける作業やグループ研究に取り組んでいます。4年生は,自分の興味や問題意識に基づくテーマについて1年をかけて研究を行い,卒業論文・ゼミ論文の作成を目指しています。
  • 扱うテーマ:捜査面接(被害者聴取,被疑者調べ)のトレーニング,犯罪者プロファイリング(犯罪リンケージ,犯人像推定,地理的プロファイリングなど),ポリグラフ検査(隠匿情報検査),虚偽検出など

条件となる履修科目の有無

・3年次に司法・犯罪心理学を履修すること。

先生から一言

日常ではあまり出会うことのない犯罪を対象とした心理学について,専門家が行うような研究にチャレンジしましょう。研究を進める中で,様々なソフトウェアや機材を使いこなしたり,自分でスケジュールを立てて作業を進めたり,グループで相談しながら作業を進めたりする経験は,どのような職業でも活かせる経験になります。
将来,科学捜査研究所,刑務所や少年院,少年鑑別所,保護観察所,家庭裁判所調査官,児童相談所など,犯罪と関わる現場の専門職を目指す方も歓迎します。
これまでの4年生は,ポリグラフ検査,プロファイリング,目撃証言,嘘,子どもや目撃者の聴取・取調べのトレーニング,恐怖や嫉妬などのネガティブ感情,サイバーストーキング,犯罪者の意思決定,犯罪不安などさまざまなテーマで研究に取り組んでいます。

ゼミ生にインタビュー

学生から見た先生のイメージ

優しい、面白い、質問したことをなんでも答えてくれる

ゼミの人数

  • 3年生 16人
  • 4年生 8人

卒業後の希望進路

  • ・一般企業
  • ・公務員(心理職)

進路実績

  • ・一般企業
  • ・大学院進学
  • ・公務員心理職(家庭裁判所調査官,警察官,警察行政職など)

研究や活動内容(実績の有無等)

○3年
春学期は、グループに分かれ興味のあるテーマを選択し、それについて調べたことを発表しました。秋学期は、春学期で学んだことを元に、グループごとにそれぞれテーマを決め実験計画を立てました。
テーマ:におい手がかりが事件現場の記憶の想起に及ぼす影響、記憶再生時におけるVRの効果、服装の色彩が目撃者の記憶に及ぼす影響

○4年
卒業論文やゼミ論文に向けて、文献の調査や研究計画の立案を進めています。
研究テーマの例

  • ・におい手がかりが事件現場の記憶の想起に及ぼす影響
  • ・服装の色彩が目撃者の記憶に及ぼす影響
  • ・証拠の戦略的使用による被疑者の欺瞞検出
  • ・質問類型ごとの目撃者の返答パターン
  • ・模擬犯罪場面における隠匿・探索行動
  • ・環境に対する恐怖に視界が及ぼす影響
  • ・嫉妬の主体と客体の関係性が嫉妬感情に及ぼす影響
  • ・模擬犯罪場面における大学生の意思決定
  • ・ポジティブ感情及びネガティブ感情の鳥肌感との関係

ゼミ生から一言

◯このゼミを選んだ理由

  • ・卒業後、科捜研で働きたいと考えているため
  • ・犯罪心理学に興味があったから
  • ・いろいろな経験をしている萩野谷先生のお話を聞きたかったから

○実際に入ってみての感想

  • ・新しい知識を身に付けることが出来て面白い。
  • ・他所では学べない内容を取り扱っていると思う。
  • ・機械などを使うためわかりやすく学べる。

◯ゼミの自慢

  • ・実際に現場で使用されている道具を使って実習をすることができる
  • ・萩野谷先生が学外から人を招き、講演をしてくれる
  • ・全員が意欲的に学んでいて楽しい
萩野谷ゼミの屋外での集合写真。煉瓦造りの建物と植え込みを背景に、萩野谷先生と13人のゼミ生たちが集まっている。ほとんどの学生がピースサインをしており、明るく楽しそうな雰囲気。


7名のゼミ生が、教室の黒板の前に一列に並んで立っている写真。手前には机と椅子が並んでいる。全員がカメラに向かって立っており、真面目だが少し微笑んでいる。

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