よくある質問

心理学部の特色に関する質問

Q. 教育発達学科と心理学科の違いは何ですか?

教育発達学科では、主に小学校教員、幼稚園教員、特別支援学校の教員を目指せるのに対し、心理学科では教育現場や医療・福祉関係だけでなく、サービス・人材などさまざまな業種の企業への就職など、より幅広い分野での活躍が期待できます。

Q. 演習(ゼミ)ではどういうことを学ぶのですか?

教員と少人数の学生が専門的なテーマについてディスカッションを行います。講義とは異なり、演習では学生一人ひとりが自ら研究テーマを見つけて調べて発表し、討論することが中心です。合宿、スポーツなどゼミならではの交流もあり、卒業後も続くような交友関係がはぐくまれる場所でもあります。

Q. 授業時間以外の勉強方法はどのようにするとよいですか。

シラバスという各講義の授業計画に学修の進め方が書いてありますので読んでください。
図書館で関連する文献を調べたり、教員に直接質問したりしてもよいです。

心理学科の特色に関する質問

Q. 心理学ではどのようなことを学ぶのですか?

心理学の対象は人間を含む動物の行動です。人間の場合は主に「心」と「心の動き」を学びます。心理学は科学的な学問です。事象を科学的・客観的に分析し、論理的な結論を導き出します。そのために次のような一連の流れをとります。

・これまでの研究を調べる。
・問題を明確にする。
・目的を設定する。
・方法を決める。
・データを収集する。
・分析考察する。

また心理学の理論は多様です。認知・思考・勘定・発達・生理・社会・集団・臨床などがあります。

また、心理学を学ぶ上で、データの分析などが欠かせません。統計ソフトを用いて収集データを分析し、結果をプレゼンテーションする能力と、自分・他者・集団の状況を科学的に把握し、結果を分析・理解するアセスメント能力を育てます。

Q. 心理学科の教員はどのような領域が専門ですか?

各教員の専門は基礎領域(生理,認知,教育,心理統計,生涯発達,社会,産業組織)から臨床領域(臨床,健康,家族,学校,精神医学,認知行動療法,心理アセスメント,グループアプローチ)と、多様な心理学の領域を幅広くカバーしています。

Q. 数学やパソコン操作が得意でなくても心理学を学べますか?

統計学も統計ソフトの使い方も、少人数で一から少しずつ段階的に学んでいきますので問題ありません。

教育発達学科の特色に関する質問

Q. 他大学にはない、明治学院大学心理学部教育発達学科の一番の特長は何ですか?

心理学部の中にあって、「教育発達学」という、他大学にはない新しい学問体系を学ぶ学科であることです。この学問を通して、現代の初等教育の現場で求められる、子どもの心を理解し、支援することのできる教員を養成します。

取得できる資格として、①小学校教諭一種免許状、②幼稚園教諭一種免許状、③小学校教諭一種免許状+幼稚園教諭一種免許状、④小学校教諭一種免許状+特別支援学校教諭一種免許状があることも、大きな特長です。また、他学科聴講による副免許として⑤小学校教諭一種免許状+中学校教諭二種免許状(英語)も取得可能です(人数制限、選抜あり)。

首都圏にある共学の私立大学で小学校教諭一種免許状と特別支援学校教諭一種免許状を併せて取得できる学科はごくわずかです。

教員を目指す人にとっては、とくに魅力的な学科です。

Q. 教育発達学科の教員はどのような人たちですか?

心理学、教育学(初等教育)、障害科学を専門とし、今日の学校現場にも精通している教授陣が教育発達学科の教育にあたります。

Q. 今、「教育発達学」という新しい学問を構築することの意義は何ですか?

「教育発達学」は心理学を基盤に、教育学(初等教育)、障害科学を融合した、まったく新しい学問です。

 現代社会では、不登校やいじめ、発達障害といった、学齢の子どもたちを取り巻く心理的な課題が山積しています。これらの課題の解決には、従来の心理学の枠組みだけでは限界があり、乳幼児から児童期、思春期に至る子どもの発達を深く理解しながら、生活全般を視野に入れた包括的なアプローチが必要です。
「教育発達学」は、こうした学校教育の現状に対するアプローチを実現する学問です。

Q. 教育発達学科が求める学生像を教えてください。

子どもの心の理解と支援に強い関心を持ち、小学校教員、幼稚園教員、特別支援学校教員となることを強く希望している人を求めます。またボランティア経験や国際交流経験があり、多様な人々とのコミュニケーションに興味・関心を持っている人を求めます。

Q. 教育発達学科では教室での講義だけでなく、実習科目や演習科目など、実践的な授業が多いと聞きましたが……。

キャンパス内での実習科目だけでなく、学外での体験活動などを通して学ぶ授業を開設している点は、本学科の大きな特色です。単に知識や技能を覚え込むのではなく、さまざまな現場での体験から、豊かな人間性やみずから課題を探究することのできる力を養うことが、本学科の目標です。

Q. 小学校教諭の免許を取るには、ピアノの実習を受けなければいけないと聞きました。ピアノは全く弾けないのですが、大丈夫ですか?

まったく問題ありません。「音楽実技」ではピアノの技術も一からていねいに指導していきます。
また、自宅にピアノがない人のためのピアノ練習室も学内に整っています。

学修環境や施設に関する質問

Q. 授業を受けるのは「白金キャンパス」、「横浜キャンパス」のどちらになりますか?

1・2年次は「横浜キャンパス」、3・4年次は「白金キャンパス」で学びます。どちらのキャンパスにも心理学部共同研究室が設置され、職員が常駐します。心理学科では2年次秋学期より一部の授業が白金キャンパスでも取得可能です。それぞれのキャンパスの詳細についてはこちらをご覧ください。

Q. 教育発達学科には、どのような施設があるのでしょうか。

小学校及び幼稚園教員の免許状取得のために修得しなければならない実習科目を行う施設として、横浜キャンパスには、「音楽実習室1・2」「ピアノ練習室(9室)」「家庭科実習室」「図画工作実習室」、白金キャンパスには、「音楽表現室」「ピアノ練習室」「造形実習室」が整備されています。

Q. 教育発達学科では、障害のある子どもやその保護者の方たちと実際に接する授業があると聞きましたが、そうした実習はどこで行うのですか?

白金キャンパス(高輪校舎)にある「心理学部付属心理臨床センター」で行います。この施設は大学の教育・研究機関であるとともに、教員や大学院生が中心となって地域の方々への相談サービスの提供も行っています。「心理臨床センター」について、詳しくはこちらをご覧ください。

入試に関する質問

Q. 心理学科を受験するには、どのような入試方式が選択できますか?

心理学科は、自己推薦AO入試、一般入学試験のA日程、全学部日程、大学入学共通テスト利用入試を受験できます。
詳しくはこちらをご覧ください。

Q. 教育発達学科を受験するには、どのような入試方式が選択できますか?

教育発達学科は、推薦・AO入試、一般入学試験のA日程、B日程、全学部日程、大学入試センター利用入試を受験できます。詳しくはこちらをご覧ください。

Q. 試験会場は、白金キャンパス、横浜キャンパスのどちらになりますか?

一般入学試験(全学部日程)と一般入学試験(A日程)では、受験生が志願票に記入した住所をもとに試験校地が決定されます。住所が神奈川県の方は「横浜キャンパス」、神奈川県以外の方は「白金キャンパス」となります。ただし、白金キャンパスが定員に達した場合は横浜キャンパスでの受験となります。試験校地の指定方法は「入試要項」で、確定した校地は「受験票」で確認してください。

Q. 一般入学試験の試験科目を教えてください。

詳しくはこちらをご覧ください。

資格・進路に関する質問

Q. 心理学科で取得できる資格について教えてください。

心理学科では必要単位を修得することで中学校教諭一種免許状(社会)と、高等学校教諭一種免許状(公民)の取得が可能です。さらに、児童福祉司任用資格、児童指導員任用資格や、社会福祉主事任用資格の取得も可能です。心理学科のカリキュラムは、国家資格「公認心理師」の取得に対応しています。

臨床心理士資格は、大学院修了後、臨床心理士資格認定試験の合格により取得できます。

Q. 教育発達学科で取得できる資格について教えてください。

教育発達学科では必要単位を修得することで①小学校教諭一種免許状、②幼稚園教諭一種免許状、③小学校教諭一種免許状+幼稚園教諭一種免許状、④小学校教諭一種免許状+特別支援学校教諭一種免許状、⑤小学校教諭一種免許状+中学校教諭二種免許状(英語)(人数制限、選抜あり)の取得が可能です。さらに、学校図書館司書教諭の資格や、社会福祉主事任用資格の取得も可能です。

Q. 心理学科の卒業後の進路はどのようなものが考えられますか?

一般民間企業や公務員、大学院進学などさまざまな進路が考えられます。人数割合では就職する学生が最も多く、次に大学院進学、留学や各種受験準備と続きます。就職する学生の約80%が一般民間企業に進みます。

 臨床心理士になるためには、大学を卒業後、日本臨床心理士資格認定協会の指定を受けた大学院(博士前期課程)を修了することが要件のひとつです。本学の大学院心理学研究科(臨床心理学コース)は第1種指定大学院に認定されています。

Q. 教育発達学科で、教員以外にも目指せる進路はありますか?

児童館や子育て支援施設、幼児教育施設、療育施設の職員、あるいは知育・教育関連のさまざまな企業への就職も可能です。特別支援学校教諭の免許取得者には、小学校の教員として、特別支援教育コーディネーターの役割を担うなど、新たに活躍の場も広がっています。

また卒業後、大学院に進学して専修免許状や臨床発達心理士など心理学専門資格を目指すこともできます。

Q. 教育発達学科では、教員免許状を取得しなければ卒業できませんか?

いいえ。教員免許状を取得しなくても卒業は可能です。

Q. 「教員免許を取るための勉強は大変」と聞いたのですが、実際はどうなのでしょう?

教育発達学科のカリキュラムには、教員免許状取得のための科目が多く含まれているため、他学科に比べ必修科目を数多く履修しなければならないのは確かです。教育発達学科では、専任教員によるクラス・アドバイザー制度を設け、履修指導や学修指導をきめ細かく行うことで、すべての学生が目指す教員免許状を取得できるようサポートしていきます。

Q. 教育発達学科では、小学校教諭一種免許状にプラスして、幼稚園と特別支援学校の教員免許の両方を取得することは可能ですか?

教育発達学科では、3つの免許を取得することはできません。小学校教員免許を得るには、必修科目数が非常に多いため、3つの免許を取ろうとすると年間取得単位数の制限を超えてしまいます。
免許状は、小学校教員の免許のみの取得、幼稚園教員の免許のみの取得、そして、小学校教員免許にプラスして幼稚園、特別支援学校、または中学校英語(人数制限、選抜あり)の免許いずれかと組み合わせて取得することができます。

Q. 中学校・高等学校の教員免許を取得することは可能ですか?

心理学科では中学校・高等学校の教員免許を取得することは可能。
教育発達学科では、小学校教員免許を取得する場合、副免許として中学校教諭二種免許状(英語)を取得する必要があります(人数制限、選抜あり)。

Q. 保育士や養護教諭(保健室の先生)の免許状の取得は可能ですか?

いいえ。保育士や養護教諭免許状の取得はできません。ただし、保育士については、保育士試験を受験して資格を取得する道があり、教育発達学科では、保育士試験を受験する学生へのサポートも行っております。

Q. 教育発達学科では、教員採用試験対策はどのように行われますか?

教育発達学科では教員免許状を取得することができますが、実際に教員になるためには教育委員会や私立学校が行う教員採用試験に合格する必要があります。教育発達学科では、個々の学生のキャリア形成指導を段階的に行い、卒業後の進路を徐々に明確にするとともに、教員採用試験に対して現場経験者による指導の機会を設ける等の十分なサポート体制を大学全体でとっていきます。

Q. 「少子化社会になり教員の採用人数はかなり少なくなっている」と聞きました。教員を目指すことに不安があるのですが。

確かに教員採用試験は、簡単な試験ではありません。しかし東京都や首都圏を中心に子ども人口も増加している状況に加え、多様な子どもの育ちへの対応が求められる中、一人ひとりの子どものこころを理解し成長を支えることのできる幼稚園、小学校の教員へのニーズも高まっていくことが考えられます。教員志望の人は教育発達学科の学びを通して、実際に教壇に立つことをぜひ目指してほしいと思います。

学生生活に関する質問

Q. 学納金(入学金・授業料)等の内容について教えてください。

詳しくはこちらをご覧ください。

Q. 入学したら、親元を離れて生活しようと思っています。寮やアパートは紹介してもらえますか?

学生部で、アパートや寮の紹介を行っています。詳しくはこちらをご覧ください。

Q. 奨学金について教えてください。

明治学院大学で設けている「学内奨学金」と「学外奨学金」等が利用できます。詳しくはこちらをご覧ください。