在学生メッセージ


Message from students


さまざまな思いを胸に日々取り組んでいます

明治学院大学心理学科の在学生が、どうして心理学科に進学しようと思ったのか、どのようなキャンパスライフを送っているのか、将来どのような道に進みたいと考えているのかなどを聞いてみました。

Message from students

さまざまな思いを胸に日々取り組んでいます

明治学院大学心理学科の在学生が、どうして心理学科に進学しようと思ったのか、どのようなキャンパスライフを送っているのか、将来どのような道に進みたいと考えているのかなどを聞いてみました。

「アバタートレーニングで虐待の真相解明を」 相庭菜美 心理学科2020年度生

・なぜ心理学部で学ぼうと思ったのですか?
名探偵コナンや推理小説が好きで、司法系の職業に就きたいと考えていました。中でも興味を持ったのが、犯罪加害者の更生を支える矯正心理専門職。「彼らはなぜ罪を犯すのだろう」と疑問を抱き、「社会復帰を手伝いたい」と思ったのが学びのきっかけです。

・ゼミでは、どんな研究をしていますか?
科捜研出身の萩野谷先生のもと犯罪心理学を学んでいます。釘付けになったのは、国際プロジェクトの「アバタートレーニング」。これは虐待された児童から話を聞く際に役立つ面接訓練システムで、児童のAIは質問次第で泣き出すことも。情報を歪めず聴き取るのは大変ですが、警察等の訓練に役立てばと思い、研究に挑む日々です。

・大学院に進学するそうですが、学びの内容は?
被疑者の供述の真実性判断スキルを身につける「被疑者版」アバタートレーニングを研究します。先生は外国人研究者との会議や論文執筆の機会もくださるので、英語もさらに学ぶ予定。未知の体験や人との出会いも多いアカデミックな環境の中、どんな自分になれるかワクワクしています。

「コロナ禍でのソーシャルサポートを研究」 飯田一成 心理学科2020年度生

・明治学院大学心理学部の魅力を教えてください。
日常生活で実践的に役立つ学びが多いのが心理学科の特徴だと思います。また、基礎心理学から臨床心理学領域まで幅広く学んだ後、実習や基礎演習を通して自分の関心・興味のあるテーマを深掘りできる点や先生やクラスメイトがあたたかいことも魅力だと思います。

・印象に残っている授業を教えてください。
3年次に受講した「家族心理学」です。過去に起こったDVや児童虐待などを取り扱い、加害者が育った背景などにも着目。心理面や社会情勢なども踏まえ、幅広い視点から考察していきます。誰にでも身近な家族をテーマにしていたので考えさせられました。

・今後の目標は何ですか?
地域の人と密接な距離で仕事ができる地方公務員を目指しています。特に男女共同参画の推進に携わりたいと思っているので、大学で学んだ他者理解や福祉心理学の知識を活かし、人のため、社会のために自分は何ができるのかを考え、行動に移せる人になりたいです。

「公認心理師をめざす」 川崎瑞夏 心理学科2019年度生

・明治学院大学心理学部の魅力は?
なんといっても心理学を専門的に学べるところです。公認心理師を目指している人には、養成カリキュラムに完全対応していることも大きなメリット。またカウンセリングルームには専門カウンセラーの方がいるので、さまざまな療法を実体験できることも本学ならではの魅力だと思います。

・どんなことを研究していますか?
カウンセリングの基本である「聴くこと」をしっかり身に付けるために、ロールプレイを通して理解を深めたり、実際のセラピストの事例論文から学んだことなどを、ゼミ内で積極的に意見交換しています。将来の専門分野を決めるためにも、今は、幅広い知識が必要だと考え、心理学に関するさまざまな分野を学んでいます。

・今後の目標を教えてください。
心理療法にはさまざまな種類や特徴があります。自分が納得できる療法の専門家になるだけでなく、他の療法も理解することで、最適な療法を提供したい。私自身も苦しんだ受験疲れや、就活疲れ、社会への適応など、思春期から青年期の心に寄り添えるスペシャリストになりたいと思っています。

「アニマルセラピストをめざす」 松浦渚 心理学科2014年度生

・なぜ心理学部で学ぼうと思ったのですか?
自分の内面をもっと磨きたいと思い心理学部を志望しました。入学しての感想は、心理学は思っていたより奥が深いということ。心理テストとは異なり、科学的かつ統計的にデータを分析して論理が成り立っていることを知り、自身の考え方も変わりました。

・明治学院大学心理学部の魅力は?
学科全体の授業であっても、小グループに分かれて行動することが多く、すぐに友だちが増えました。時には互いの実験台になることもあり、心の中まで読み取られてしまいますので自然に本音でつきあえるようになります。

・今後の目標は何ですか?
犬や猫、イルカなど、動物との触れあいを通じて、人の心を癒やすアニマルセラピストになりたいです。そのためにも大学院に進み、臨床心理士もしくは公認心理師の資格を取得し、知識を活かしながら経験を積んでいきたいと考えています。

「大学院へ進み、臨床心理士の資格取得をめざす」 水沼香奈 心理学科2013年度生

・明治学院大学心理学部の魅力は?
教育学部や文学部下の心理学科ではなく、独立した心理学部として専門的に学べるところです。広い範囲でさまざまな心理学について知ることができ、より深く勉強することもできます。専門領域を持つ先生たちからのアドバイスが心強く、学びを促してくれます。

・勉強以外で力をいれていることはありますか?
2年次に心理学部のスチューデント・カウンセラー(SC)として活動しました。SC活動は、新入生に大学生活を楽しんでもらうために、イベントの企画実行を行うもので、学生が主体となって活動します。後輩はもちろん先輩や先生、企業の方とも関わることで、社会に必要なマナーなども身につけることができました。

・今後の目標は何ですか?
大学院へ進み、臨床心理士の資格取得を目指しています。将来は、自分に課せられた業務を遂行しながらも、サポートを必要としている相手と信頼関係を築き、心の奥底にある悩みの解消に向けて努力できる人材になりたいと考えています。

「経験がそのまま進路となる」 服部玲奈 心理学科2019年度生

・なぜ心理学を学ぼうと思ったのですか?
心理学は「ひと」の関わるすべての分野に通ずる学問であると思ったからです。高校の進路選択時に、興味のあることが多岐にわたり、明確な職業のビジョンが絞れなかった私にとって、消費行動から宇宙飛行士のメンタルケアまで、どのようなところにも必要とされる心理学にロマンと魅力を感じました。

・勉強以外で力をいれていることはありますか?
50年の歴史ある「舞台技術研究会」というサークルに所属しています。プロのバンドを招いてのライブや学園祭、ミスコンなどの企画・運営・照明・音響・舞台装飾に至るまで行う団体で、私は音響を担当。コロナ禍の苦労もありましたが、リアルとオンライン開催の両方に携われたことは貴重な経験になりました。

・今後の目標を教えてください。
心理学の学びやサークル活動の経験を活かし、玩具メーカーや、エンターテインメント業界に進みたいと考えています。心理学による客観的な裏付けは、商品開発や販売促進、満足度の向上などさまざまなことに活用できます。それらを通して人々の生活をより豊かなものにする一助を担いたいと思っています。

「マーケティングリサーチ会社へ」 鈴木玲子 心理学科2013年度生

・なぜ心理学を学ぼうと思ったのですか?
自身が何度も転校したことをきっかけに、環境や生活でそこに住む人の特長も変わることに興味を持ち、心理学を勉強したいと思うようになりました。文学部でなく心理学部下にある大学の方が、より深く学べるのではと思ったことも志望理由の一つです。

・どんなことを研究していますか?
データ解析のゼミに所属し、統計分析フリーソフト「R」を使用して統計手法を勉強しています。心理学では多種多様な検査を行い、数値化し分析することが求められます。正確な分析を行うためだけでなく、問題解決の糸口を見つけるためにも有効だと感じています。

・今後の目標を教えて下さい
マーケティングリサーチ会社に就職が決まっています。大学で学んだデータ解析の手法などが役立つ職場なので、どのような手法で結果を導きだすかなどに着目し、プロとしてお客さまが求めるニーズに応えられる人材になりたいです。

「うつ病の治療を研究したい」 吉田みなみ 心理学科2017年度生

・どんなことを研究していますか?
今は認知心理学の「視線」について研究しています。視線がよく動く人はうつ病になりにくいことがわかり、うつ病の傾向がある人に視線移動のカウンセリングを行うことができれば発症を減らすことができるのではないかと考えています。その考えを実証するため、大学内で調査を行っています。

・なぜ心理学を学ぼうと思ったのですか?
犯罪心理学に興味があり、表情や視線などからその人の気持ちを読み取ることができれば将来役立つと思ったからです。なかでも、まばたきひとつで人のさまざまな感情を読み取ることができるいうことを知り、ゼミでは視線に関することを研究しようと決めました。

・今後の目標は何ですか?
今後は大学院で臨床の観点から視線とうつ病の治療について研究していく予定です。卒業後は、公認心理士の資格取得を目指しながら現場で学び、将来は司法や犯罪の場で働く人たちの心のケアやサポートができるカウンセラーとして活躍することが目標です。

「精神疾患とその支援を学ぶ」 及川由真 心理学科2016年度生

・明治学院大学心理学部の魅力は?
体験的に学びを吸収できることです。集団療法の授業では、近親者にも話さないようなことをいつのまにか話している自分に気づき、実際にその効果を体感しました。またゼミでは傾聴のボランティアや医療機関での研修などを通じて、さまざまな気づきを得ています。

・学び以外に力を入れていることを教えてください
1年次から発達障害の方々を支援する企業にインターンをしています。そこでは小・中学生を対象とした学習支援やお仕事体験を実施。子どもたちの将来を見据えた活動に携わることで、現在は精神疾患とその治療法に関する学びを深めています。

・今後の目標は何ですか?
発達障害や精神疾患の方々に対する支援環境はやはり都市部の方が整い、地方は整備が遅れているといえます。そのため、本学科での経験やスキル、また児童指導員の資格などを、地元の東北地方で活かし、人と社会に貢献したいと考えています。

「国際社会で活躍したい」 渡邉徳香 心理学科2018年度生

・明治学院大学の心理学部の魅力は?
実生活と結びつく授業が多いことが魅力です。消費者心理学の学びは実際にアルバイト先で起こる出来事と関係していることも多く、現場で知識が生かされていることを実感しました。心理学の学びは私たちの生活と密接していることがよくわかり、どの授業も興味深いです。

・学び以外に力を入れていることを教えてください
将来は日韓関係の仕事に就きたいので、1年生の頃から韓国語を勉強しています。2年次も週に2回、韓国語の授業を履修しているので、話すだけでなく、読む力、聞く力など総合的に語学力がのびているのを感じます。韓国語の学びを通して、韓国がもっと好きになりました。

・今後の目標は何ですか?
3年次には韓国の大学に一年間留学し、実際に韓国人の学生とともに心理学を学びます。現地の文化に触れ、考え方を知るチャンスです。この経験を生かし、相手の気持ちを理解しながら韓国と日本の橋渡しができるような仕事に就き、国際社会で活躍したいです。