
コースの特色
臨床心理学コースは、臨床心理士養成大学院第1種指定校であり、修了生は「臨床心理士資格試験」の受験資格を得られます。また、2018年度より国家資格である公認心理師の養成カリキュラムにも対応しています。修了生の合格率は非常に高い実績があります。
さらに、修了生の就職状況も非常に良好で、半数以上が修了と同時に常勤職で採用されています。就職先の一例として、医療センター(心理療法士)、精神科病院(心理士)、クリニック(心理士)、児童養護施設(心理療法士)、児童相談所(心理判定員)、スクールカウンセラー、大学学生相談室カウンセラー、就労支援事業所(心理士)等が挙げられます。
コースの特色
臨床心理学コースは、臨床心理士養成大学院第1種指定校であり、修了生は「臨床心理士資格試験」の受験資格を得られます。また、2018年度より国家資格である公認心理師の養成カリキュラムにも対応しています。修了生の合格率は非常に高い実績があります。
さらに、修了生の就職状況も非常に良好で、半数以上が修了と同時に常勤職で採用されています。就職先の一例として、医療センター(心理療法士)、精神科病院(心理士)、クリニック(心理士)、児童養護施設(心理療法士)、児童相談所(心理判定員)、スクールカウンセラー、大学学生相談室カウンセラー、就労支援事業所(心理士)等が挙げられます。


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お知らせ心理学科博士前期課程/臨床心理学コース 心理学部 杉山恵理子教授 最終講義のお知らせ
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お知らせ心理学科博士前期課程/臨床心理学コース 第66回日本児童青年精神医学会総会(福井大会)において、総会優秀発表賞を受賞しました
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博士前期課程/臨床心理学コース 【博士前期課程/臨床心理学コース】 臨床心理学コースM1生(森本ゼミ)が日本心理学会第86回大会(日本大学)にて研究発表しました。
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博士前期課程/臨床心理学コース 臨床心理学コース修了生(森本ゼミ)が日本認知・行動療法学会第47回大会(千葉大学・Web開催)にて研究発表しました
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博士前期課程/臨床心理学コース 臨床心理学コースM1生(森本ゼミ)が日本心理学会第85回大会(明星大学・WEB開催)にて研究発表しました
実習について
実習について
本学の実習は、公認心理師カリキュラムと臨床心理士カリキュラムの両方に対応しています。実習は大きく学内実習と学外実習に分けることができます。学内実習とは学内の心理臨床センターで行われる実習であり、5名のスーパーバイザーによりきめ細かな指導が行われています。博士前期課程1年次の春学期から心理臨床センター内での実習がスタートし、スーパーバイザーによる小グループでの指導を受けながら、実際の臨床ケースに対する理解を深めていきます。春学期の成績が基準を満たした大学院生は、博士前期課程1年の末から、心理臨床センターでのカウンセリングや心理検査を担当しながら、実践経験を土台にした臨床力を身につける指導を受けます。一方学外実習については、医療・保健分野、教育分野、福祉分野、産業分野、司法・矯正分野といった様々な分野の実習先に伺い臨床心理士や公認心理師が活躍する現場を実際に学ぶことができます。学外実習の流れとしては博士前期課程1年次の春学期に見学実習と短期集中実習秋学期に半期継続実習博士前期課程2年次の春学期に半期継続実習に伺います。特に半期継続実習では半期に渡って合計120時間以上の実習に臨みます。

担当教員名、専門領域、主な研究指導内容
担当教員名、専門領域、主な研究指導内容
伊藤 拓*
伊藤 拓*
専門領域 |
学校臨床心理学 |
研究指導内容 |
本研究室では、(1)学校臨床心理学に関する諸テーマ(不登校、いじめ、学級適応、援助要請行動、過剰適応、スクールカウンセリングなど)、(2)精神的不適応の予防、精神的健康の増進に関する諸テーマ(特に認知的要因やポジティブ心理学的要素を取り上げた研究。例えば、抑うつや精神的不適応の認知的要因、主観的幸福感の要因、レジリエンス、コーピング、強みなど)の研究指導を主に行っています。研究に取り組む際には、「どうして問題が生じるか」だけでなく「どうやったらより良くなれるか、心の健康を向上できるか」「問題が予防できるか」という視点を大事にしたいと考えています。 |
専門領域 |
臨床精神医学、社会精神医学 |
研究指導内容 |
私の専門は精神医学ですが、臨床精神医学の分野では、摂食障害、地域における産後メンタルヘルスの援助、病院や地域での多職種連携などを専門としています。摂食障害の分野では、認知行動療法など心理的な治療法が用いられており、また、スクールカウンセラーと医療機関の連携も欠かせません。産後のうつ病などでは、子育て援助のためには、医学的治療に加えて、保護者の心理を理解することで子育て援助が可能となります。このような精神医学と臨床心理学の重なる研究領域を指導します。また、精神疾患が早く発見され、治療されるためには、社会の中で精神疾患がどのように理解されているか、どのようにイメージを持たれているかが非常に重要です。このような、精神医学と社会との接点に関する社会精神医学の領域についても指導します。 |
専門領域 |
家族心理学 |
研究指導内容 |
近年、夫婦(カップル)、親子、家族に関する様々な臨床的問題が急増しています。心理職としてこうした問題を理解し支援する上で、家族心理学、家族療法、カップルセラピーの理論と方法はますます重要になっています。また、これらの理論と方法は、個人を理解し支援する上でも多角的な視点と多様な方法をもたらします。本研究室では、夫婦(カップル)関係と子どもへの影響、子育て支援、夫・父親の理解と支援、家族レジリエンス、離婚・再婚・ステップファミリー、アサーション等、家族心理学、家族療法、カップルセラピー、アサーションに関する研究指導を行います。 |
専門領域 |
臨床心理学、認知行動療法(認知行動的アプローチ) |
研究指導内容 |
認知行動療法(認知行動的アプローチ)は、被支援者が抱える問題を環境と個人の相互作用として円環的に理解し、被支援者とチームを組んで問題の解決を試みる支持的・指示的な心理療法です。学習心理学や認知心理学を初めとした基礎系心理学の知見を積極的に活用するとともに、実証性を重視することも特徴です。 |
専門領域 |
人間性心理学、福祉心理学、体験的心理療法 |
研究指導内容 |
人が自分のこころとコンタクトし、自分らしく生きていくプロセスに関心があり、人間性心理学に基づく体験的な心理療法について研究しています。適応的な社会生活を送っていても、心の奥にわだかまりや心残りなどがある人もいると思います。心理臨床は悩める人への支援だけでなく、人がより豊かに生きていく知恵が詰まっています。言葉では語り尽くせない人のこころのありようについて、体験的心理療法や表現アートセラピーなどの実践を通して研究しています。また性別に違和感のある方々や多様なジェンダー表現の子どもたちなどのウェルビーイングについてもテーマにしています。 |
専門領域 |
発達臨床心理学、子どものメンタルヘルス、神経発達症の早期発見と支援 |
研究指導内容 |
私はこれまでに自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)の早期発見を促すためのスクリーニング尺度の標準化や小中学校の児童生徒を対象とした子どものメンタルヘルスに関する縦断的な調査(前方視的コホート研究)を行ってきました。 |
専門領域 |
心理査定、心理療法 |
研究指導内容 |
描画法をはじめとする投映法や各種心理検査を用いて、精神的な問題やそれへの支援に関する研究を行います。心理検査は、実施や解釈に時間と根気を要しますが、ひとつひとつの言動を丁寧に捉え接するという臨床心理学の本質を体現するものです。クライエント理解と今後の支援に少しでも役立つよう、心理検査でえられた反応を丁寧に読み解く姿勢を育みます。また、抑うつや不安など心理的症状の発生メカニズムや抑制へのアプローチを明らかにする研究、精神障害に関する認知機能障害に関する研究も行っていきます。 |
専門領域 |
健康心理学、医療心理学、コンサルテーション・リエゾン |
研究指導内容 |
身体疾患を抱える人への心理支援や、身体疾患および医療チームに関わる心理職の養成に関する研究を行っています。身体疾患を抱える人の心理社会的な問題が、身体的・精神的な予後に関連することが明らかにされており、現在ではさまざまな身体疾患を抱える人々への心理支援が実践されています。私は特に、臓器不全(心臓、肝臓、腎臓)を抱える患者さんへの心理支援や、慢性腎臓病を抱える患者さんにおける腎代替療法(透析や腎移植など)の意思決定支援に関心を持ち研究を行っています。 |
専門領域 |
スクールカウンセリング,認知行動療法,心理アセスメント |
研究指導内容 |
スクールカウンセラーとして勤務する上で必要となるアセスメント法や心理療法を研究しています。特に,問題行動の目的を詳細に分析し,有効な手立てを見出すために行う機能的アセスメントに関心があります。機能的アセスメントの応用場面は,多岐に渡っており,例えば,暴言・暴力行為,授業中の立ち歩き,朝の登校しぶり,登下校中のトラブル,不安の訴え,などに応用することができます。私自身は,こうした機能的アセスメントを誰でも容易に実施できるよう,アンケートの開発やインタビュー方法の体系化を行っています。 |
*博士後期課程兼任教員
修士論文について
修士論文について
大学院における修士論文のタイトルの一例です。どの教員の指導の下で、どのような研究が行えるかが分かります。ほかにも幅広い研究テーマに対応していますが、近年の代表的な論文に限定して掲載しています。
阿部 裕
阿部 裕
青年期における女性スポーツ競技者の摂食障害傾向の心理的特性および食統制の困難さに至るプロセス
季節による気分の変化と身体的変化 -心理社会的要因からの検討-
青年期におけるインターネット使用が「キレる」に及ぼす影響について -解離傾向との関連から-
青年期における恋人との関係認知が抑うつ傾向に及ぼす影響について -怒りの表出および抑制という点から-
自律性と情動コンピテンス及び境界例心性との関連について -反映的自律性と反応的自律性の差異に注目して-
伊藤 拓
伊藤 拓
学校環境要因がネットいじめにおける傍観者の介入行動に与える影響―いじめに否定的な学級規範と教師信頼感に着目して―
被受容感・被拒絶感が強みの認識や強みの活用感に与える影響
思春期の子どもに対するイメージが犯罪少年への態度に与える影響―理解不能イメージと可塑性イメージに着目して―
高校教師からの生徒への関わりと高校教師との関係の形成・維持に対する生徒の動機づけ―小・中学校教師による関わりを統制した回顧法による検討―
大学生の傷つけ合い回避と本来感及び随伴性自尊感情との関連―被受容感・被拒絶感を踏まえたモデルの検討―
西園マーハ 文
西園マーハ 文
家族を介護し看取った遺族の精神的健康度に影響する要因―継続する絆と後悔に着目して―
同胞の障害の有無が青年期の自己開示や被援助志向性に与える影響 ―セルフコンパッションと傷つき回避に注目して—
援助要請スタイル群と居場所感,抑うつの関連―回避型援助要請スタイル群の再分類による解析―
対人関係のあり方と大学生の将来の子育てへの不安の関連―被援助志向性に着目してー
摂食症傾向と月経随伴症状の関連―コントロール感に着目して―
野末 武義
野末 武義
喪失体験からの回復過程における家族レジリエンスの要因の検討
親の被養育経験と夫婦関係が子どもに対する養育態度に与える影響
妊娠期の夫婦間コミュニケーションと産後の養育態度一育児に対する自己効力感に着目して一
父親グループでの体験が夫婦の協同育児や夫婦関係に与える影響について
子育て中に配偶者を亡くした親がその後子どもと生きていくプロセス
森本 浩志
森本 浩志
がん患者の子どもへの病気の開示における阻害要因と医療従事者からのサポート,心理的適応の関連
学業における先延ばしタイプの感情制御方略の特徴
心理的柔軟性が援助要請へのセルフ・スティグマに与える影響
認知症の人の介護者の家族介護意識と罪悪感との関連における体験の回避および価値の緩衝効果
インターネット依存傾向者を対象とした行動変容への動機づけと援助要請態度のサブタイプ別検討
足立 匡基
足立 匡基
自閉スペクトラム症特性とメンタルヘルスおよびソーシャル・サポートとの関連における性差の検討
成人のADHD特性とメンタルヘルスの関連:主観的・客観的時間感覚とエフォートフル・コントロールの役割
親の受容的・要求的養育態度と児童期・思春期・青年期のメンタルヘルスとの関連における心理的自立の調整効果
父母の成人愛着スタイルと育児への否定的感情の関係における被援助志向性およびセルフコンパッションの役割
学校における逆境的体験と自己決定感に対する居場所の調整効果の検討
滑川 瑞穂
滑川 瑞穂
ひきこもり親和群の自己開示を促進する被開示者の態度と行動
大学生における星と波描画テストの描画特徴と自我の葛藤との関連
調整的音楽療法(RMT)の短縮版ホームワーク10回法に関する検討
大学院進学を考えているみなさんへ~修了生からのメッセージ~
大学院進学を考えているみなさんへ~修了生からのメッセージ~
遠藤綾乃
遠藤綾乃
2019年3月心理学専攻博士前期課程(臨床心理学コース)修了
現在、心理職として病院に勤務
臨床心理士と公認心理師の資格を取得し、心理士として東京警察病院で働いています。明治学院大学大学院では、「自己複雑性と反芻・省察」をテーマに、青年期においてどのような自己注目が心の健康に有効であるか、自らの仮説を立証すべく研究を行ってきました。大学院での実践的な研究・学びを通じ、現在の心理臨床家としての姿勢を体得できたと思います。
将来は、身体疾患の知識も身につけ、リエゾンチームの中で他職種と連携しながら入院患者さんを心の面からサポートできる心理士を目指したいと思っています。