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さまざまな思いを胸に日々取り組んでいます
明治学院大学教育発達学科の在学生が、どうして教育発達学科に進学しようと思ったのか、どのようなキャンパスライフを送っているのか、将来どのような道に進みたいと考えているのかなどを聞いてみました。
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さまざまな思いを胸に日々取り組んでいます
明治学院大学教育発達学科の在学生が、どうして教育発達学科に進学しようと思ったのか、どのようなキャンパスライフを送っているのか、将来どのような道に進みたいと考えているのかなどを聞いてみました。
「教育界に働き方改革を提言したい」 越智静頤 教育発達学科 児童発達コース2021年度生
「教育界に働き方改革を提言したい」 越智静頤 教育発達学科 児童発達コース2021年度生
・どんなことを研究していますか?
私は、教育現場における働き方改革について研究を行っています。深刻化する教員不足や業務負担の増大といったニュースに触れ、それが教育の質に影響していると考えました。現在は情報収集の段階ですが、教育界への提言となる論文執筆を目指しています。
・なぜ教育発達学科で学ぼうと思ったのですか?
子どもの心の発達を科学的に理解すれば、より適切な教育的支援が行えると期待したからです。特に私が選択した児童発達コースは幼小接続についての講義が充実しており、幼稚園から小学校へ、つながりをもって子どもの発達を支援する方法について学べるので、その点も魅力に感じました。
・今後の目標は何ですか?
小学校の教員になることです。2年次の体験活動や個別級の支援員としての活動など、さまざまな実践を通して、子どものどんな小さな声にも丁寧に耳を傾ける大切さを学びました。この経験と知見を活かして、子どもたち一人ひとりに寄り添える教員になりたいと思います。
「信頼される先生になる」 表野遥花 教育発達学科 児童発達コース2019年度生
「信頼される先生になる」 表野遥花 教育発達学科 児童発達コース2019年度生
・教育発達学科の魅力とは?
本学科は先生方のサポートが非常に手厚いと感じています。小学校、中学校、高校と進むにつれ、先生との距離は開くものだと思っていたので、まさか大学でこんなにも一人ひとりに向き合っていただけるとは嬉しい驚きでした。学びについてだけでなく、人生観や時には恋愛相談もしてしまうほど、温かい雰囲気にあふれています。
・勉強以外で力をいれていることはありますか?
2年次の授業でアシスタント・ティーチャーとしてお世話になった小学校で、3年次もボランティア活動を続けています。6年生の修学旅行にも同行させていただき、とても良い経験になりました。アルバイトでは塾講師とピアノの講師も続けています。こうした活動を継続しながら、教員採用試験対策を本格的に始めていこうと思っています。
・今後の目標を教えてください。
教員になることを夢見て本学部に入りました。不安が募ったり、あきらめそうになることもありましたが、やはり小学校教師になりたいと思っています。採用試験のための勉強も大切ですが、どのような教師になりたいのかをしっかり考え、児童一人ひとりに「先生は自分を見てくれている」と感じてもらえるような、信頼される教員になりたいです。
「子どもの成長を多面的に支援したい」 堀江美里 教育発達学科 児童発達コース2018年度生
「子どもの成長を多面的に支援したい」 堀江美里 教育発達学科 児童発達コース2018年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
幼稚園の先生になるために資格が取れる大学を探していましたが、高校生向けのイベントで本学教授の「発達心理学」の講義を受け、子ども特有の言い間違いなどから考察する心理学に感銘を受けました。そこから本学について調べたところ、教育・保育はもちろん、児童心理を学べて、資格も取れるなど、「やりたいことが全部できる!」と考えて志望しました。
・どんなことを研究していますか?
私は子どもを取り巻く社会問題に関心を持っているので、子どもの貧困、学力格差などの現状を知るために、公的機関のデータや文献を調べてまとめ、ゼミで発表しました。将来、幼稚園で子どもや保護者と関わる際にも、こうして調べ得た知識を生かせると思っています。
・今後の目標を教えてください。
本学科での学びを通して、現代の日本は、子育てにおける課題が多いことを知りました。そのような社会背景があることを知った上で、子どもの成長を心理面からもサポートし、保護者の方の悩みも聞いてあげられるような、理解ある幼稚園教諭を目指していきたいです。
「人として豊かな小学校教師をめざす」 佐々木心 教育発達学科 児童発達コース2017年度生
「人として豊かな小学校教師をめざす」 佐々木心 教育発達学科 児童発達コース2017年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
祖父が小学校教師、母と姉が幼稚園教諭のため、双方の資格を取得したいと考え、本学科を志望しました。キリスト教の教育理念があり、心理学を基盤とした学びに大きな可能性を感じ、活気にあふれる先輩たちの姿を見た時に、「ここに入りたい」と決めました。
・どんなことを研究していますか?
文字の形を正確に再現する「習字」と、書き手の自由な表現が許容される「書道」を融合させた題材の開発をしています。型にはまらない表現を追求できる書道を図画工作科として検討することは「字を書く=描く」イメージを変えることにつながると考えます。
・今後の目標を教えて下さい。
小学校教師です。小学校での体験活動を通じて、教育発達学の方法論を実践することができ、真の理解につながったと感じています。勉学はもちろん、多くの人と語らい、たくさんの芸術に触れ、チャレンジを続けながら、人間的に成長したいと考えています。
「子どもの心に寄り添う教師をめざす」 西岡陸 教育発達学科 児童発達コース2016年度生
「子どもの心に寄り添う教師をめざす」 西岡陸 教育発達学科 児童発達コース2016年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
教育学と心理学の両方を学べる点に魅力を感じたからです。「障害児・者心理学」の授業では、子どもの問題行動はなぜ起こるのかということを心理面から学びました。将来、子どもの教育に携わるうえで、接し方や対応の仕方を理解していることはプラスになると感じています。
・明治学院大学心理学部の魅力は?
体験活動やグループワークが多く、1年次から実際の教育現場を見ることができる点です。グループディスカッションの機会も多く、友人との絆も深まり、互いに刺激しあいながら勉強できます。座学で知識を吸収し、フィールドワークで実践できる環境が整っています。
・今後の目標を教えて下さい。
“子どもの心に寄り添い、支えられる教師”になることです。体験活動を通じ、この目標はかなり難しいことだと実感しましたが、同時に理想に近づくために自分が学ぶべきことが明確になりました。大きな目標は変えず、まずは人として信頼される存在になりたいです。
「あらゆる領域から教育を考える学びが魅力」 森敬将 教育発達学科 特別支援コース2021年度生
「あらゆる領域から教育を考える学びが魅力」 森敬将 教育発達学科 特別支援コース2021年度生
・教育発達学科の魅力を教えてください
「他の子や全体との比較ではなく、その子の発達を見て考えよう」。ゼミの先生からいただいた言葉が、教員を目指す私の大きな指針となっています。教育分野だけでなく、発達心理学や医療、福祉などあらゆる領域から子どもを見る目を養えることが、この学科の魅力だと思います。
・印象に残っている授業を教えてください
「特別支援臨床基礎実習」という授業です。日常生活や学校生活で困難さを抱えている子どもに対し、学生がチームになって子どもの実態を把握したり支援方法を考えたりしました。特別支援学校の教員志望者として、貴重な経験を得られたと感じています。
・どんなことを研究していますか?
障害を抱える子どもと健常児が共に学ぶインクルーシブ教育を推進するため、教員の意識づけや教育方法についての研究を行っています。将来は、特別支援学校の教員経験を経て、支援が必要な子どもを見守るデイサービス施設の経営に携わりたいと考えています。
「達成感を得られる音楽教育を研究」 植草瑞輝 教育発達学科 特別支援コース2019年度生
「達成感を得られる音楽教育を研究」 植草瑞輝 教育発達学科 特別支援コース2019年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
自分が受けてきた聴覚特別支援教育が、普通の教育とどう違うのかを客観的に学びたいと思い本学科を選びました。特別支援教育について学ぶ中で、知的障害や肢体不自由など、さまざまな障害についても学ぶことができると考えたのも理由のひとつです。
・明治学院大学心理学部の魅力は?
聴覚障害のある私にとってコミュニケーション支援の有無は大学選びの最優先事項。本学部にはFM補聴システムの貸し出しやノートテイクなどの情報保障があります。優しく声を掛けてくださる先生や、聴こえないことを自然に受け入れてくれる人も多く、ここで学ぶことができて本当によかったと実感しています。
・今後の目標を教えてください。
本学科で「児童一人ひとりに合わせた支援」の重要性を学び、聴覚障害児に向けた音楽教育を追求したいと考えるようになりました。今後はゼミでの研究を深め、聴覚障害者が音楽を楽しむことに貢献できるよう、聴こえ方の異なる児童一人ひとりが、音楽を好きになれるような教育の在り方を模索していきたいです。
「特別支援教育への理解を深める」 日野結帆 教育発達学科 特別支援コース2018年度生
「特別支援教育への理解を深める」 日野結帆 教育発達学科 特別支援コース2018年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
たまたま手に取ったパンフレットと本学職員による説明がきっかけで、心理学に興味を持ちました。これまで私自身が学校の先生に精神面からも支えていただいたので、心理学の観点から生徒に寄り添える教師になりたく、教育学と心理学が学べる本学科を選びました。
・特別支援コースではどのような学びをしていますか?
3年次の「特別支援臨床基礎実習」では、特別な支援が必要な児童に合わせてプログラムを考案し、実践します。実際に子どもと接しながら学ぶ機会が多く、体験活動や仲間とのディスカッションを繰り返すことで、課題を共有し、多様な視点を得られるのも魅力です。
・今後の目標を教えてください。
まずはゼミを通じて特別支援教育への理解を深め、実践的な力をつけたいです。卒業後の進路は、入学当初は教師を目指していましたが、本学科で学ぶうちに、支援を必要とする子どもたちの情報を発信し、多くの人に知ってもらう仕事をしたいと思うようになりました。
「一人ひとりに合わせる支援を学ぶ」 村上直也 教育発達学科 特別支援コース2017年度生
「一人ひとりに合わせる支援を学ぶ」 村上直也 教育発達学科 特別支援コース2017年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
小学校教師を目指し、本学科を選びました。“子どもの気持ちを考えることが大切”とよく言われますが、本学科には言葉だけではない論理的な学びがあります。教育心理学や発達心理学からのアプローチによって、子どもの気持ちに寄り添えると感じています。
・特別支援コースではどのような学びをしていますか?
教育心理学や発達心理学などを学び、2年次の体験活動を通じて、学びを実践できることです。実際に、特別な支援を要する児童に対しては、出来ることから徐々にスモールステップで教えるなど、一人ひとりに合わせた支援ができたと実感しました。
・学び以外に力を入れていることを教えてください。
知的障害の子どもたちと社会見学を行うサークルに所属しています。その際、保護者の方々と直接お話しすることもあり、障害児医学のゼミでは、保護者支援の研究に取り組んでいます。特別支援教育に興味が湧き、現在は特別支援学校の教師を目指しています。
「子どもたちにいろいろな道を示したい」 永野桃子 教育発達学科 特別支援コース2016年度生
「子どもたちにいろいろな道を示したい」 永野桃子 教育発達学科 特別支援コース2016年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
特別支援学級で働きたいという希望があり、他大学と比べると特別支援教育の科目が充実していたからです。先生はさまざまな現場を経験されている方が多く、体験談を聞きながらの授業はとても面白いです。またサポートも手厚く、さまざまな道を示してくれるのも魅力です。
・どんなことを研究していますか?
私は目に見えない貧困や外国人児童による学習の遅れ、グレーゾーンと呼ばれる発達障害児の支援方法について研究しています。普通学級の中で学習支援やその他のサポートを必要としている子どもにも目を向け、どのような支援がその子に必要なのかを調べています。
・今後の目標を教えて下さい。
小学校教諭として特別支援コースで学んだことを生かしていきたいです。具体的には、健常な子と目に見えない障害を抱えている子が共に学べる環境づくりや、子どもたちにいろいろな道や可能性を示せる教師になりたいです。そのために自分の視野も広げたいと思います。
「グローバル化に対応した小学校教員を目指して」 牛尾一翔 教育発達学科 国際教育コース2021年度生
「グローバル化に対応した小学校教員を目指して」 牛尾一翔 教育発達学科 国際教育コース2021年度生
・どんなことを研究していますか?
日本の小学校で学ぶ外国籍児童への教育支援法を研究しています。日本語の習熟度や家庭環境などさまざまな要因で学習についていけず、不登校や仲間外れの懸念がある子どもたちが増えています。こうした問題を解決し多文化共生の環境を教育現場に生み出すことが目的です。
・教育発達学科の魅力を教えてください。
2年次の体験活動を通し、学校における多文化共生への関心が高まりました。個別級で困難に直面している外国籍児童の様子を目の当たりにしたことがきっかけです。このように早期から教育の現場に触れることができ、実践と学術的探究を並行して進められるのが教育発達学科の魅力だと思います。
・今後の目標は何ですか?
多様性やグローバル化に対応できる小学校教員になることです。そのために横浜市教育委員会が主催する「アイ・カレッジ」という教員育成塾に入塾しました。子どもたちの成長を社会全体で包括的に見守るため、「多文化教育実習」も履修し、社会教育士の資格取得も目指しています。
「ITの力で問題解決に貢献したい」 中山大樹 教育発達学科 国際教育コース2019年度生
「ITの力で問題解決に貢献したい」 中山大樹 教育発達学科 国際教育コース2019年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
もともと人が好きで、「人と関わることを学びたい」と、進路を考えていたとき、明治学院大学には心理学部に教育発達学科があると知りました。教育学部ではなく心理学部で教育について学べるという点に強く惹かれ、本学科を志望。広い視点で「教育」について学ぼうと思い国際教育コースを選択しました。
・明治学院大学心理学部の魅力は?
本学部の魅力は、なんといっても早い段階から実践的な学びを経験できることです。1年次には、小学校・幼稚園・特別支援学校などの現場を見学することができ、2年次には小学校のアシスタント・ティーチャーとして、子どもたちとふれあう機会もあります。大学の教室だけでは知ることのできない、教育現場の実情を身近に感じ、深く学ぶことができます。
・今後の目標を教えてください。
ゼミで学んでいる教育制度や学校経営の問題は、いじめや貧困の連鎖、教育格差など、教育現場のさまざまな課題に関連しているのではないかと考えるようになりました。私は教員としてではなくIT業界から現場を支え、教師が一人ひとりの児童と向き合う余裕を持てるよう、教員の働き方改革や教育環境の整備に取り組んでいきたいと思っています。
「グローバル化に対応した教育をめざす」 青木一冴 教育発達学科 国際教育コース2018年度生
「グローバル化に対応した教育をめざす」 青木一冴 教育発達学科 国際教育コース2018年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
教師を目指し志望しました。外国人児童の教育にも興味があり、2年次から選択できる「国際教育コース」では、その領域を学べる授業があることも魅力でした。多様なニーズを持つ子どもたちを支える、知識とスキルが身に付く環境が整っていると思います。
・どのような研究をしていますか?
ゼミでは「社会科教育」に関して、暗記するだけではなく子どもたち自身が考えていく学びにするための学習法を研究しています。このテーマにICTの活用や、ジェンダーや人種差別などの人権問題を結びつけて自由に考えることができ、視野も大きく広がりました。
・今後の目標を教えてください。
小学校教師を目指しています。2年次の体験活動など、実際に教育現場での支援を通じて得た学びは、将来に活かせると思っています。外国人児童も増えてく中、分け隔てのない教育の実践は大きな課題です。グローバル化に対応できる教育を追究していきたいです。
「体験から理論を掘り下げる学びが魅力」 小泉悠斗 教育発達学科 国際教育コース2017年度生
「体験から理論を掘り下げる学びが魅力」 小泉悠斗 教育発達学科 国際教育コース2017年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
教育を多様な観点から学べるためです。現在の小学校では支援を要する児童が多くなっているため、障害科学の知識はとても重要です。小学校での体験活動では学んだ方法論を実践できるだけでなく、体験から理論を掘り下げられ、効果的な学びのサイクルがあります。
・どんなことを研究していますか?
日本におけるSDGs(持続可能な開発目標)の実態を調査しています。国際協力機構(JICA)や企業・店舗に取材し、今後は異文化理解やジェンダー理解を踏まえた教育や、根本的な日本の英語教育のあり方など、テーマを絞って研究に取り組んでいきます。
・今後の目標を教えてください
小学校教諭一種免許状と中学校教諭二種免許状(英語)を取得して、将来は小学校教師を目指しています。現在は実践的な英語のコミュニケーション能力を高めていますが、小学校でも英語は必修科目となり、英語教育のニーズは今後も高まると考えています。
「良い面を伸ばせる教員になりたい」 鬼柳汐音 教育発達学科 国際教育コース2016年度生
「良い面を伸ばせる教員になりたい」 鬼柳汐音 教育発達学科 国際教育コース2016年度生
・なぜ教育発達学科に進もうと思ったのですか?
小学校の頃、言葉で感情等を表現できない外国人児童の子と同じクラスになったことがきっかけで、障害や困難を抱えるさまざまな子どもたちが楽しく学べるクラスをつくりたいと思いました。本学科では、教育、発達、障害科学などさまざま知識を取り入れながら学べる点が魅力です。
・学び以外で力を入れていることを教えて下さい
毎週土曜日に外国人児童を対象にした学習支援施設で、ボランティア活動をしています。勉強のサポート以外にも、世界の文化を学べるイベントを企画し実行しています。最初はあまり心の内を話してくれなかった子どもたちが、徐々に打ち解けてくれるのが嬉しいです。
・今後の目標を教えて下さい
将来は、一人ひとりをよく見て、外国人や障害児など関係なくその子がもっている良い面を伸ばせる教員になりたいと思っています。公立小学校にはいろいろな環境で育った子どもたちがいます。担任として生徒の悩みを少しでも軽くできるような、そんな存在を目指します。