Class
introduction
理解を深めるための講義科目を多数開講
心理学科では、実践的な学びと実社会で役立つスキルの修得を重視し、さまざまな授業を行っています。
その中から授業をいくつかご紹介いたします。
Class introduction
理解を深めるための講義科目を多数開講
心理学科では、実践的な学びと実社会で役立つスキルの修得を重視し、さまざまな授業を行っています。
その中から授業をいくつかご紹介いたします。
心理統計法(1年次)
心理統計法(1年次)
■ 川端一光 教授
心理学は心理現象に関する「一般的な法則」を探求する学問です。一般的な法則とは、多数の人からデータ収集し、その結果多数の人に当てはまっているような傾向のことを言います。
心理学を学ぶ皆さんも、「一般的な法則」の探求を行うことになります。「多数の人」からデータを収集し、それを分析することで、あなたの仮説が心理学上の「一般的な法則」であるかが試されるわけですが、その際に、統計学の知識が必要になります。
授業はテキストに沿って、パワーポイントや板書を利用して解説します。毎回の講義内容をきちんと消化していないと、段々、内容について行くのが大変になるため、復習と予習は欠かせません。
この授業で身に付けた知識は、心理学科の学生としての常識として、また心理の専門職を目指して大学院に進学する場合にも、あるいは企業に就職する場合にも、統計学の知識は必須です。必修だから仕方なく履修するのではなく、情報化社会を優位に生きぬく“武器”を身につけるつもりで臨んで下さい。
質的研究法(3年次)
質的研究法(3年次)
■ 野村信威 教授
本講義では、KJ法やグラウンデッド・セオリーなど代表的な質的研究法を取り上げ、その理論を学ぶとともに初歩的なデータの分析方法を体験的に学びます。
質的研究法の授業は6-8名程度のグループに分かれて実習形式で行います。
この日はKJ法に取り組みました。KJ法とは、データをカードに記述し、カードをグループ頃にまとめて図解、論文などにまとめていく方法です。今回は「自分らしさを感じられるのはどんな時か」「恋人にしたい芸能人」などのテーマが選ばれました。
グループごとに相談しながら付箋紙で用意したカードを模造紙に並べて行きます。
こうした作業を経て、カードの配置が出来上がった後には「この結果からどんなことが読み取れるか?」を考えます。