これまでに掲載した卒業生・在学生メッセージ

これまでに掲載した卒業生と在学生のメッセージです。所属はいずれも掲載時点のものです。

卒業生メッセージ

株式会社資生堂 勤務 米沢 瞬  心理学科2011年度卒業

美しさを通じて幸せをつくりお客さまを笑顔にしたい
化粧は外見だけでなく、気分を明るくし、生活の質を高める効果があると化粧心理学について調べる中で知りました。このことがきっかけで、現在は化粧品専門店を中心に、売場づくりやプロモーションの提案などをしています。営業は競合メーカーの状況や市場の動向を意識しながら企画を立てる力が必要です。授業で学んだ“固定概念にとらわれることなく、客観的な視点で物事を判断する”ことを現場で日々実践し、学びを活かしています。

みずほ銀行 勤務 柴崎あき 心理学科2014年度卒業 

一人ひとりが必要とするものを理解し適切な対応を意識
銀行の窓口業務を担当し、さまざまなお客さまと接しています。各々のニーズに見合った対応をするには、短い時間でお客さまとの信頼関係を築くことが重要。大学時代のグループディスカッションを通して相手の声に耳を傾け、自ら心を開くことで、双方の理解が深まると学んだことが現在の業務に活きています。さらに書類作成や手続きを進めていく上で、職場の人とコミュニケーションを図る際にも役立っています。

警視庁生活安全部 勤務 中山優 心理学科2014年度卒業

幅広く学んだ専門知識を活用し多角的な視点でアドバイス
警視庁の心理技術担当として、少年育成課で非行少年のカウンセリングをしています。業務で心がけているのは、客観的な視点で問題の原因を考えること。心理学科で幅広く心理学の知識を身につけたことで、一つのケースに対してさまざまな角度から考察できています。保護者とも話をしますが、子どもの行動に悩む方が大半。ペアレントトレーニングの理論は、子どもとどう接したら良いかを保護者へアドバイスするのに役立っています。

明治学院大学大学院心理学研究科心理学専攻臨床心理学コース 進学 平大樹 心理学科2016年度卒業

悩んでいる人を支援できる存在に
高校生の時に心理学に興味を持ち、「悩みを抱える人を助けたい」との思いから臨床心理士を目指しています。いまは専門性を高めるために、大学院で学んでいます。週1回は病院での実習に参加し、講義の学びを実践の場で深めています。患者さんと関わる中で気づいたのは、本人だけでなくご家族へのケアも大事だということ。将来は、総合病院で働く臨床心理士として、関係者を含めた患者さんのメンタルサポートをしていきたいと思います。

明治学院大学大学院心理学研究科 進学 岩崎優里 心理学科2015年度卒業 

・どうして明治学院大学の心理学科を選ぼうと思ったのですか?
高校時代に心の病について知る機会があり、人を支える仕事がしたいと思ったため、心理学に興味を持ちました。他大への進学も検討したのですが、専門領域を持つ先生から幅広い分野の心理学が学べること、また臨床心理士資格の「第一種指定校」である大学院があることを知り、本学を志望しました。

・心理学の学びがどのように役に立っていますか? 
バディとして留学生をサポートしていたのですが、ホームシックになった学生に授業で学んだ方法を実践し、彼の気持ちを支えることができました。難民支援団体のボランティアでも、心理学の視点に基づいたアイデアをスタッフと共有しています。

・学んだことを今後どのように活かしていきますか?
残り少ない大学院での生活に悔いが残らないよう、能動的に知識や経験を積み、社会に貢献できるよう努めることが目標です。卒業後は、大学生活で培った英語力を活用し臨床心理士として、異なる文化を持つ人たちを心理的にサポートしたいと考えています。

リゾートトラスト株式会社 勤務 菅原綾香 心理学科2015年度卒業

・明治学院大学の心理学科を選んだ理由は?
人の心と自分の内面に興味をもち、日常でも広く活用できる心理学を学びたいと考えたからです。カウンセラーの経験をもつ先生方からは、さまざまな事例を通じて実際的な“心の在り方”を学ぶなど心理学科での経験は、現在の仕事にも生かすことができています。

心理学の学びがどのように役に立っていますか?
リゾートホテルの会員権を販売するなかで、私はお客様にリゾート地でくつろぐご自身の姿を想像してもらえるよう意識しています。その際、傾聴体験や幸福感を考察した経験が自然に生かされ、人の心を多様な方法論で追究した経験そのものが、私の自信になっています。

・今後の目標を教えてください
お客様は富裕層の方、社会的ステータスの高い方が多いです。そのようなお客様との会話により、私自身も成長していると実感しています。その会話が、お客様にとっても有意義なものになるよう努め、そして「あなたから買いたい、購入して良かった」と仰っていただけるよう、日々、頑張っていきます。

日本郵便株式会社 勤務 秋庭くるみ 心理学科2015年度卒業

・学生時代、何を専攻していましたか?
ゼミで社会心理学を専攻し、自分のことを話すことで相手の心を開く「自己開示理論」に興味を持ちました。理論を実行することで、相手と深い付き合いができるようになることも多く、卒業した現在でも役に立っています。

どうして本学の心理学科で学ぼうと思ったのですか?
心理学については、漠然とおもしろそうだなと思っていました。本学を選んだ理由は、白金キャンパスの素敵な建物に感動し、ここで学生生活を送りたいと思ったことも理由の一つです。

・学んだことを今後どのように活かしていきますか?
社内外問わず、相手の立場にたって考えられる人でありたいと思います。また、郵便サービスについて満足して利用していただくためにも、心理学の学びを活かし的確なサポートができるよう努めていきます。

在学生メッセージ

「アニマルセラピストをめざす」 松浦渚 心理学科2014年度生

・なぜ心理学部で学ぼうと思ったのですか?
自分の内面をもっと磨きたいと思い心理学部を志望しました。入学しての感想は、心理学は思っていたより奥が深いということ。心理テストとは異なり、科学的かつ統計的にデータを分析して論理が成り立っていることを知り、自身の考え方も変わりました。

・明治学院大学心理学部の魅力は?
学科全体の授業であっても、小グループに分かれて行動することが多く、すぐに友だちが増えました。時には互いの実験台になることもあり、心の中まで読み取られてしまいますので自然に本音でつきあえるようになります。

・今後の目標は何ですか?
犬や猫、イルカなど、動物との触れあいを通じて、人の心を癒やすアニマルセラピストになりたいです。そのためにも大学院に進み、臨床心理士もしくは公認心理師の資格を取得し、知識を活かしながら経験を積んでいきたいと考えています。

「大学院へ進み、臨床心理士の資格取得をめざす」 水沼香奈 心理学科2013年度生

・明治学院大学心理学部の魅力は?
教育学部や文学部下の心理学科ではなく、独立した心理学部として専門的に学べるところです。広い範囲でさまざまな心理学について知ることができ、より深く勉強することもできます。専門領域を持つ先生たちからのアドバイスが心強く、学びを促してくれます。

・勉強以外で力をいれていることはありますか?
2年次に心理学部のスチューデント・カウンセラー(SC)として活動しました。SC活動は、新入生に大学生活を楽しんでもらうために、イベントの企画実行を行うもので、学生が主体となって活動します。後輩はもちろん先輩や先生、企業の方とも関わることで、社会に必要なマナーなども身につけることができました。

・今後の目標は何ですか?
大学院へ進み、臨床心理士の資格取得を目指しています。将来は、自分に課せられた業務を遂行しながらも、サポートを必要としている相手と信頼関係を築き、心の奥底にある悩みの解消に向けて努力できる人材になりたいと考えています。

「マーケティングリサーチ会社へ」 鈴木玲子 心理学科2013年度生

・なぜ心理学を学ぼうと思ったのですか?
自身が何度も転校したことをきっかけに、環境や生活でそこに住む人の特長も変わることに興味を持ち、心理学を勉強したいと思うようになりました。文学部でなく心理学部下にある大学の方が、より深く学べるのではと思ったことも志望理由の一つです。

・どんなことを研究していますか?
データ解析のゼミに所属し、統計分析フリーソフト「R」を使用して統計手法を勉強しています。心理学では多種多様な検査を行い、数値化し分析することが求められます。正確な分析を行うためだけでなく、問題解決の糸口を見つけるためにも有効だと感じています。

・今後の目標を教えて下さい
マーケティングリサーチ会社に就職が決まっています。大学で学んだデータ解析の手法などが役立つ職場なので、どのような手法で結果を導きだすかなどに着目し、プロとしてお客さまが求めるニーズに応えられる人材になりたいです。

「うつ病の治療を研究したい」 吉田みなみ 心理学科2017年度生

・どんなことを研究していますか?
今は認知心理学の「視線」について研究しています。視線がよく動く人はうつ病になりにくいことがわかり、うつ病の傾向がある人に視線移動のカウンセリングを行うことができれば発症を減らすことができるのではないかと考えています。その考えを実証するため、大学内で調査を行っています。

・なぜ心理学を学ぼうと思ったのですか?
犯罪心理学に興味があり、表情や視線などからその人の気持ちを読み取ることができれば将来役立つと思ったからです。なかでも、まばたきひとつで人のさまざまな感情を読み取ることができるいうことを知り、ゼミでは視線に関することを研究しようと決めました。

・今後の目標は何ですか?
今後は大学院で臨床の観点から視線とうつ病の治療について研究していく予定です。卒業後は、公認心理士の資格取得を目指しながら現場で学び、将来は司法や犯罪の場で働く人たちの心のケアやサポートができるカウンセラーとして活躍することが目標です。

「精神疾患とその支援を学ぶ」 及川由真 心理学科2016年度生

・明治学院大学心理学部の魅力は?
体験的に学びを吸収できることです。集団療法の授業では、近親者にも話さないようなことをいつのまにか話している自分に気づき、実際にその効果を体感しました。またゼミでは傾聴のボランティアや医療機関での研修などを通じて、さまざまな気づきを得ています。

・学び以外に力を入れていることを教えてください
1年次から発達障害の方々を支援する企業にインターンをしています。そこでは小・中学生を対象とした学習支援やお仕事体験を実施。子どもたちの将来を見据えた活動に携わることで、現在は精神疾患とその治療法に関する学びを深めています。

・今後の目標は何ですか?
発達障害や精神疾患の方々に対する支援環境はやはり都市部の方が整い、地方は整備が遅れているといえます。そのため、本学科での経験やスキル、また児童指導員の資格などを、地元の東北地方で活かし、人と社会に貢献したいと考えています。