教員プロフィール

教授
野村 信威(のむら のぶたけ)

所属

・心理学科
・心理学専攻博士前期課程 心理学コース
・博士後期課程

専門領域

・生涯発達心理学(老年期)
・老年臨床心理学
・質的心理学

研究テーマ

これまでに取り組んできた回想法(Reminiscence Therapy) とよばれる高齢者向けの心理的援助手段の研究に加えて、近年は認知症とともに生きる人の診断後支援(post-diagnostic support)の実践と研究に取り組んでいます。

担当授業

【 学部 】

  • 心理学概論

  • 発達心理学

  • 生涯発達心理学 (成人・老年)

  • 調査的面接法実習

  • 質的研究法

  • 心理学演習1A/1B

  • 心理学演習2A/2B

【 大学院 】

  • 老年心理学特論

  • 老年心理学特殊研究

  • 心理学特殊研究1 ほか

ゼミ内容

3年次には生涯発達心理学に関するテーマの中から学生の興味がある論文の講読と発表やグループ研究に取り組みます。4年次には各自で研究テーマを設定し、1年間かけて卒業論文(またはゼミ論文)の作成に取り組みます。

メッセージ

大学での4年間の学びは卒業のために受け身的に学んでもあまり役には立ちません。ぜひ4年間の間にあなたにとって学ぶ意味のあることを見つけて下さい。

経歴

同志社大学文学部文化学科(心理学専攻)卒業
同志社大学大学院文学研究科心理学専攻 博士学位 (Ph.D.) 取得
大阪人間科学大学人間科学部健康心理学科 助手および助教を経て
2010年4月より明治学院大学心理学部に着任
2022年4月より現職

取得資格・所属学会

  • 臨床心理士(財団法人日本臨床心理士資格認定協会認定)

  • 日本心理学会

  • 日本発達心理学会

  • 日本質的心理学会

  • 日本心理臨床学会

  • 日本老年臨床学会

  • 日本認知症ケア学会

代表的な論文・著書名

  • よくわかる高齢者心理学(共著)

  • 髙橋 尚也・宇井美代子・宮本聡介(編)(2023)  心理調査と心理測定尺度 : 計画から実施・解析まで (第13章 質的研究と心理調査)サイエンス社(共著)

  • サトウタツヤ・春日秀朗・神崎真実(編)(2019)  ワードマップ 質的研究法 特徴をつかみ、活用するために (1章 1-6 回想法/ライフレビュー) (共著)

  • 佐藤眞一・権藤恭之(編著)(2016)よくわかる高齢者心理学 ミネルヴァ書房(共著)

  • 大川一郎ほか(編著)(2014)高齢者のこころとからだ事典 中央法規(共著)

  • 野村信威(2021)高齢者における回想法のエビデンスとその限界 心理学評論 64 (1), 136-154.

  • 野村信威(2021)認知症高齢者への回想法の実戦のために(特集 認知症の予防やケアに活かす回想法・ライフレビュー) 臨床老年看護 28 (5), 53-59. 

  • 野村信威(2018)在宅高齢者におけるグループ回想法の認知症予防効果 高齢者のケアと行動科学 23, 11-21.

  • 野村信威(2009)地域在住高齢者に対する個人回想法の自尊感情への効果の検討 心理学研究, 80, 42-47.

  • 野村信威・橋本 宰(2006)地域在住高齢者に対するグループ回想法の試み 心理学研究, 77, 32-39.

趣味・特技

サイクリングとジャズ鑑賞