教員プロフィール

准教授
佐藤 公(さとう こう)

所属

・教育発達学科
・修士課程 教育発達学専攻

専門領域

・社会科教育学

研究テーマ

対外認識を担う歴史教育に関する内容構成論
特に、社会科同様戦後に成立した「世界史」という一教科目を事例として、教科および教育課程の成立基盤となる学習内容の選択及び排列原理を、戦前にさかのぼって明らかにすることに焦点を置いています。

担当授業

【 学部 】

  • 社会

  • 社会科指導法

  • 小学校教育授業研究

  • 教育発達学演習A・B

  • 教育発達学演習2

  • 教育実習1

【 大学院】

  • 教育発達学特論IIA(教育環境)

  • 初等科教育研究特論(社会)

  • 研究指導1・2

ゼミ内容

ゼミでは、社会科教育とその実践に必要とされる考え方を出発点に、学生自身が関わるこれからの「社会」とその教育のあり方について理解を深めることを目指します。社会のあり方同様、学生の関心もまた多様ですが、学生相互の関心の違いを活かしながら、社会科教育学及び社会科教育実践に関する考え方の広がりを捉えます。

メッセージ

教育を考えることの第一歩は、自分自身の成長過程の振り返りです。家族や友人、恩師といった、自身の成長に関わる人々の影響を思い出し、自身の現状と可能性を深く捉えようとすることから始まります。

また、「社会科教育」の理解とその実践に向けた第一歩は、自らの関わる「社会」そのものを捉えることから始まります。「社会」との関わりとは、何も難しいことばかりではなく、まれなことでもありません。みなさんの日常生活の中で経験し、発見した社会的事象こそ「社会科教育」で取り上げ、子供が学ぶべき学習内容となります。自らの関わる現実社会との接点へのまなざしこそ、社会科教育とその実践にとって、いちばん大切な視点であり、出発点です。

みなさん一人ひとりが主体的に関わる「社会」そのものを知ろうとする好奇心や関心を生かして、これからの「社会」のあり方を考え、その実現に向け他者や自身を取り巻く環境と関わり行動できる資質・能力を育む教育=「社会科教育」への理解を深めていきましょう。

経歴

筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学(修士(教育学))。
以後、筑波大学教育学系助手、上武大学ビジネス情報学部専任講師、同校准教授、武蔵野大学教育学部准教授を経て、現職。

取得資格・所属学会

  • 中学校教諭専修免許状(社会)

  • 高等学校教諭専修免許状(地理歴史)

  • 日本社会科教育学会

  • 日本教育学会

  • 教育史学会

  • 日本方法教育学会等

趣味・特技

  • 街歩き(はじめて訪れた街は、可能な限り歩いてまわるようにしています)

  • スポーツ観戦(ラグビ−、野球、サッカー、アメフト…いろいろ見ています)

専門領域に興味を持ったきっかけ

(今思えばですが)社会科を学習していても、教科書には自分の生活圏がほとんど登場していなかったことから、どのようにして人間の生活の「事実」が選ばれ、残されていくのかと考えていました。その答えを考えるための一つの手法が歴史学であり、一つの場面が学校教育でした。