教員プロフィール

教授
新井 哲夫(あらい てつお)

所属

・教育発達学科
・修士課程 教育発達学専攻

専門領域

・美術教育学

研究テーマ

  • 子どもの発達と造形表現

  • 美術教育史─創造美育運動を中心とする戦後の民間美術教育運動史、教育課程・学習指導要領を中心とする戦後美術教育制度史

  • 図画工作・美術科教育における鑑賞教育の考え方と方法

  • 美術科教育における授業研究

  • 教職の専門性と教員養成のあり方

担当授業

【 学部 】

  • 図画工作

  • 図画工作科指導法

  • 教育実習1

  • 教育発達学演習1

  • 教育発達学演習2

主な担当授業科目は「図画工作」と「図画工作科指導法」です。
「図画工作」では、将来小学校や特別支援学校の教員として子どもたちに図画工作を指導する際に必要な知識や技能を、実習を通して学びます。
小・中学生の頃、図画工作や美術が苦手だった人もいる と思いますが、心配はいりません。苦手意識を克服し、すべての受講生が、造形的な活動のもつ本来の楽しさを再発見できるようになることを目指します。
「図画工作科指導法」では、教科の歴史や思想、子どもの造形活動の発達、教科の内容や指導の方法、教育評価などについて学び、教科指導のバックボーンとなるコンセプトスキルを身に付けます。その上で、「図画工作」で学んだ知識や技能を、子どもたちの発達特性や資質・能力、教科に対する興味・関心などを考慮しながら、授業として具体化するための実践的な方法について学びます。
図画工作や美術(特に表現・制作活動)に対して、「上手・下手」を気にする人が少なくありません。その背景には「優れた作品とは、目で見たものをできるだけ忠実に再現したものである」という誤解や偏見があります。もしそうだとしたら、20世紀以降のほとんどの美術作品は下手で、価値がないことになってしまいます。
  2つの授業を通して、造形や美術に対する視野を広げ、そうした誤解や偏見を取り除き、造形や美術が私たちの生活と切っても切れない関係にあること、子どもの成長や発達に重要な役割を果たしていることを、受講生が実体験を通して理解できるようになることを願っています。

ゼミ内容

ゼミは、「図画工作」と「図画工作科指導法」で学び、身に付けた知識や技能をさらに発展、深化させる場として位置づけています。図画工作や美術、美術科教育に対する知識や技能を高め、ゼミ生の得意分野づくりをお手伝いします。

メッセージ

幼い子どもにとって、言葉で自分を表現することはとてもむずかしいことです。知的障害を持つ子どもの中にも、言葉で自分を表現することが苦手な人がたく さんいます。もちろん、自己表現の手段は言葉以外にも、身体や音声、身近な材料によるものなどさまざまなものがあります。しかし中でも、身近な材料を用い た造形活動は、幼い子どもの自発的な遊びに見られるように、特別な訓練を要しない最も原初的な自己表現です。
造形活動を通して、子どものこころに寄り添い、そのこころを理解し、支えることができる力を一緒に高めませんか。

経歴

多摩美術大学美術学部絵画科(油画)卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。教育学修士。
群馬大学教育学部教授、同附属小学校長(兼務)を経て現職。美術科教育学会・大学美術教育学会・日本教育方法学会・教育史学会各会員。群馬大学名誉教授。

代表的な論文・著書名

  • 小学校 図画工作科の指導(共著)

  • 新井哲夫、山口喜雄、天形健 2010 小学校 図画工作科の指導 建帛社(共著)